7月26日~27日の一泊二日で(真夏の)秘境の別天地「尾瀬」に行って来た事は既に記事にしております。
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その時に宿泊した尾瀬沼山荘の支配人さんに紅葉の時期の情報を伺い、それを信じてその場で即、再びの宿泊予約をしておいたことで実現した今回の秋の尾瀬歩き。
行って来ました~(^^♪
昨日は午前3時半すぎにカミさんがトイレに行く足音で目が覚めてしまったのでそのまま起床。
外を見てみたけどまだ真っ暗なので良く解らない・・・
でも、前日の天気予報通り、生憎の曇天の模様。。。
しかーし!!
今更、「雨が降るから・・・」などと云う理由で宿泊予約をキャンセルして尾瀬行きを諦めるほど「腑抜け」てはおりませぬ。
山歩きをしていれば「雨の中の山行」だって当然あり得ますわね。
そのために山歩き用の雨合羽だって用意してあるわけですし。
前夜、前もって用意しておいた着替えやら何やら諸々の荷物を確認してリュックに詰め込んだりしていたら、普段は2階で寝ているカミさんも、1階で自分がゴソゴソやっているので、その物音を聞いた様で下に降りてきました。
「天気どうなん?」
「まだ降ってないみたいだけど、今日はまぁ・・・降るだろネ」
「そっかー」
そんなやり取りをしながら二人でいそいそと山行の準備。
N-VANにリュック、トレッキングシューズ、ストックなどを積み込んで準備完了。
自宅を出たのは前回とほぼ同じで午前5時少し前。
高速に乗る前にコンビニへ寄ってとりあえず朝食を調達。
上信越道・藤岡I.Cから高速に乗り、藤岡JCTから関越自動車道へ入って沼田I.Cで降りて国道120号線へ。
途中のコンビニでトイレを済ませて、お昼用の食料などを調達。
当然ながら辿るルートは前回と全く同じで片品村鎌田から国道401号線へ。
自家用車で行ける最奥の地・大清水駐車場に到着したのは午前6時半。
途中までは殆ど降っていなかったのに、流石に山深い大清水まで来ると小雨というか、霧雨というか。
折角の連休も、この雨模様では流石に山に入ろうという方は少ない様で、夏の時には満車だった第一駐車場ですら、まだ半分くらい空いてました。
第一駐車場に車を停めて、リュックから雨合羽を出して着用。
雨合羽ってゴワゴワしてて歩き辛いし、蒸れて汗だくになりそうだけど仕方なしw
トレッキングシューズに履き替えて山行支度は完了。
シャトルバスは午前7時発なのであまり余裕はありません。
急いで2日間分の駐車料金(1日1台1,000円)と車両のナンバーを書いたメモ用紙をクリップで留めて備え付けの料金箱に入れて支払いを済ませました。
今回も大清水から一ノ瀬までは「低公害シャトルバス」を利用。
(写真はシャトルバスの終点、一ノ瀬休憩所にて)
夏の時にはシャトルバス(ハイエースコミューター14人乗り)が2台同時に満員(運転手が居るから、乗客は実質13人しか乗れない)で出発しましたが、今回は自分達の他に10名のグループ様とお一人様が居ただけなので、1台で事足りてしまいました。
シャトルバスに揺られる事約10分、終点の一ノ瀬バス停に到着。
ここでで再びトイレを済ませ、午前7時20分に登山開始。
立派なコンクリート製の三平橋を渡って山道に入りました。
小雨の降る中、色づき始めた木々を眺めながら、えっちらおっちら山道を登って行きました(笑)
途中の木々はご覧の通り、結構色づき始めていました。
歩き始めて1時間ちょいで三平峠に到着。時間は午前8時半。
少し前からなのですが、携帯に登山支援アプリ「YAMAP(ヤマップ)」というのをダウンロードして稼働させる様にしているので、GPSで電波を受信できている限り、現在時刻や現在居る位置・標高などを正確に表示してくれます。
このアプリのおかげで登山道から外れていないかなども確認できるので、携帯の電波が全く届かないような山の中に居ても現在位置が確認できるのは心強いです。
三平峠からは尾瀬沼に向けて、20分程僅かに下るだけ。
雨で濡れて滑りやすくなっている木道を慎重に下って行くと、途中で尾瀬沼が見えてきました。
このあたりの紅葉もご覧の通り。
雨が少し恨めしいけれど、それはそれでまた、晴れの日とは違う感じで良いものです。
尾瀬沼が見えてくると、まもなく尾瀬沼山荘のある三平下に到着。
時間は午前8時50分。
一ノ瀬休憩所から1時間半程で尾瀬沼に到着することができちゃいました。
夏の時は登り坂が結構キツかった気がしてましたが、今回、然程キツく感じなかったのは「天気と気温」のせいでしょうかね?!
時間がまだ早かったので、尾瀬沼山荘の休憩所(レストランと売店も兼ねている)はオープン準備中でしたが、休憩所の中に入らせてもらってリュックを降ろして一休み。
売店の処を見てみたら、夏の時には白と紺の2色で1種類のデザインしか無かったTシャツに、新色(黄土色とグレーの2色)・新デザイン(背中の絵が少し違う)が増えてました(^^♪
30分程休憩した後、チェックインまではまだかな~り時間が有るので(苦笑)、相変わらず小雨の降る中を、尾瀬沼湖畔の木道を歩いて散策する事に。
前回は混雑していたのでスルーした「尾瀬沼ビジターセンター」(尾瀬沼山荘から歩いて20分程の長蔵小屋のすぐ裏手にあり、尾瀬沼ヒュッテもすぐ脇にある)まで行ってみました。
この天気では尾瀬沼越しに見えるはずの燧ケ岳も雨にけぶって見えず。。。
スマホアプリの位置情報(地図)を見てみると、長蔵小屋手前で木道が分岐するところあたり(写真の場所)が群馬県と福島県の県境の様です。
尾瀬沼ビジターセンターに到着。
こんな天気の中でも結構な登山客で賑わう建物内に入ってみました。
見学は勿論無料。
尾瀬に纏わる様々な展示物があって、隅から隅までじっくり見ていくと結構時間を要します。
ある意味、今回に限っては「雨宿り」には最適だったかも(笑)
今回は撮影していない展示物の他にミニシアターもありますので、尾瀬沼へ行かれる際には、是非、立ち寄って見学して頂けたらと思います。
尾瀬とはどのような処なのか、その成り立ち、また、現在に至るまでの歴史なども知ることが出来ます。
ビジターセンター内を一通り見学して外へ出てみると、雨足若干強くなってきてました。
これ以上、雨の中、散策?!を続けるのは直感的にマズイと感じたので、再び雨の中を本日のお宿・尾瀬沼山荘に戻りました。
尾瀬沼山荘の休憩所に着いたのは午前11時少し前。
昼飯の時間にはちょっと早いけれど、朝食を摂った時間が早かったのでお腹も空いてきたし、雨の中を登って来て、湖畔を歩き回ったので少し疲れました。
尾瀬沼湖畔の気温は12℃程。
休憩所はストーブが焚かれて「暖房入ってます」の掲示が出されていました。
そんな中、取り敢えず?缶ビールを1本づつ買って一休みw
買ってきたおにぎり(リュックの中で潰れてひしゃげてました)を頬張ったり、売店兼レストランで売ってる食べ物を幾つか食べたりしながら、チェックインの時間まで約3時間、時間を潰しました(苦笑)
午後2時、無事、尾瀬沼山荘にチェックイン。
部屋へ案内して貰って荷を降ろし、汗で濡れた肌着なども着替えました。
お風呂は午後3時半からなので、それまで部屋でノ~ンビリ。
時間になったのでお風呂へ向かうと、こんな天気で寒かった事もあって他の宿泊客の方が先に入浴中で満員御礼('◇')ゞ
仕方なく少し時間をズラしたりして何とか入浴。
夏の時は結構熱くて長い時間入っていられなかった浴槽なんですが、今回は先客が思いっきりぬるくなるまでお水を足しちゃったらしく、入ってて風邪を引いちゃいそうなくらいぬるい!!
仕方なく速攻でお風呂を切り上げて部屋へ戻り、備え付けのファンヒーターで暖を取りました。
再び、夕食の時間まで携帯でユーチューブを見たり、食堂へ行って無料のコーヒーを飲んだりして時間潰し。
因みに、尾瀬沼の各山小屋では携帯の無線基地局があるらしく携帯使えるし、無料Wi-Fiも設置されてて、登録すれば利用できるのです(^^♪
午後5時になるのを待って休憩所兼売店・レストランへ。
今回は二人共にカレーをチョイス。
それだけじゃちょっと物足りない?のでソーセージの盛り合わせを追加。
勿論、缶ビールで乾杯(笑)
ゆっくり食事をしてもまだ午後6時ちょっと過ぎでした。
・・・かといって、他にすることが有る訳でも無く、すぐに部屋へ戻ってあとは寝るだけ。
雨さえ降って無ければ外を散歩したりできるんですけどね。。。
山小屋での雨の日のゆったり時間は「ヒマとの格闘?!」が当たり前。
でも、これがまたイイのかも。
ま、如何せん「山の中」なんですから(笑)
そうして夜が更けて行きました。
午後9時、消灯時間。
流石に疲れが出て来たので電気を消し、明日は天気が良くなるとの予報に期待して就寝しました。
(つづく)