今日も「避暑登山」ネタです。
今日は近場も近場、群馬・長野県境の国道18号碓氷峠(旧道)から登ることが出来る矢ヶ崎山(標高1,184m)という処に行って来ました。
国道18号線旧道碓氷峠は現在、途中のがけ崩れで、めがね橋から長野県境までの区間が全面通行止め中。
峠の軽井沢側にあるゲートが閉鎖されていて、車での通行はできません。
なので、国道18号線の碓井バイパスから碓氷峠旧道側へ回り込む形になりました。
今回登った「矢ヶ崎山」は登山口が通行止めゲートの先(群馬側)にあるので、軽井沢駅方向から一番近くにある駐車スペースに車を停め、歩いて登山口へ。
登山口は峠のサミットにある案内看板の脇、道路標識柱との間にひっそりとあります。

こちらが登山口。
良く見ないと判らない位小さな看板が樹木の枝に括りつけてありました。

こちらがその看板。
さて、登山口から山頂まではほぼ群馬・長野県境のアップダウンの尾根歩き。
さしたる急登りも殆ど無く、かといって激藪歩きもありませんが、あまり登山に来る方が無いと見えて、所々踏み跡程度となっている箇所もありますが、木の幹や枝にあるマーキング(赤ペンキ)やピンク色のリボンを確認しながら踏み跡をトレースすれば問題無し。
峠の登山口から休み休み歩く事約1時間。
軽井沢プリンスホテルスキー場のリフトが右手に見えてくると山頂はもうすぐ。
スキー場のリフト上端あたりから最後に急登りが少しありますが、一応、足場の悪い処はロープも設置されています。
最後の急登りを登ると再び県境尾根に出て、軽井沢プリンスホテルから登って来る道と合流すると左手すぐに山頂がありました。
山頂からの眺めはほぼ360°。
ただし、群馬県側はほぼ垂直に切り立った崖になっていますので、足元には要注意。
東から南側方向は群馬県側で、国道18号線の碓井バイパスや上信越道、目の前には妙義山をはじめとする西上州の山々が展望できます。

国道18号線碓井バイパスと稲村山

国道碓井バイパスから見ると目の前に聳える岩峰群
天気があまり良くなかったので暑さからは解放されて良かった一方で、遠くの景色が雲に隠されてしまってイマイチと云った感じで少々残念したが、軽井沢の街の喧騒とは打って変わって静かな山歩きが楽しめます。
また紅葉シーズンにでも来てみたい山です。
一方、北側を見てみると、麓に軽井沢の街が拡がり、その先には浅間山が聳えております。
ここで暫し休憩を取ってお昼ご飯。
途中で買ってきたコンビニおにぎりを頬張って暫し寛いだりしました。
心地よい風にあたりながら休憩し、景色を堪能してましたが、午後から天候が怪しくなるとの天気予報もあったので下山開始。
登る時は途中で休み休みきたので約1時間半近くかかってましたが、下りは一気に下ったので約45分で登山口まで降りられました。
で。
やはりここにも居ました「ヤマビル」。
まぁ、昨夜の雨の後で湿気が多かったのもあるとは思います。
時々足元を確認しながら歩いてたんですが、これが結構しつこい!
気が付くといつの間にか靴から這い上がってきていてズボンの裾等に張り付いてます。
行き・返りで都合20匹以上退治したでしょうかね。
見つけ次第ストックで払いのけて踏みつぶしたりしてたんですが埒が明かない。
自分は前回の三国峠歩きで懲りたのでスパッツ装備で臨んだのですが、それでも車に戻って着替えの際に見てみたら、隙間から入ったのでしょうね、左足の脹脛部分を靴下の上から一箇所やられてました。
カミさんもズボンの裾を紐で縛っていたのですが、やはり右足を一箇所やられているという状態。
この時期は仕方ないですが、侮れない「ヤマビル」。
皆さんもこの時期の山歩きの際はご注意を。
さてさて。
置いていた車に戻って汗でびっしょりになった服を着替え、トレッキングシューズも脱いで軽装に。
あとは帰るだけ、という処なんですが、ここは軽井沢。
来るときはそうでもなかったのですが、軽井沢の街は連休の行楽客で大混雑。
軽井沢駅前まではなんとか進めたものの、そこから先が渋滞してて全然動かない。
そりゃそうですよね、3連休の中日ですもの。
前も後ろも対向車も見るナンバープレートは県外のものばかり。
軽井沢駅の南にはアウトレットモールがあるし、旧軽井沢は駅前から北に行った処、それらを目当てに来た観光客で溢れてる訳ですから混雑も当然ですわね。
いい加減シビレが切れてブチ切れそうになるくらい渋滞に嵌って軽井沢駅前を脱出、国道18号線碓井バイパス付近まで逃げてきたら混雑は解消しました。
帰路は国道18号線碓井パイバスを快調に駆け下って横川の先、五料地区から裏道へ抜けて午後2時ちょい過ぎに帰宅しました。