今日は国民の祝日「勤労感謝の日」ですねー。
自分、長年、車(実際にはトラックなんですが)に関する仕事に従事してますから、「鉄道旅」とは無縁の生活。
そうは云っても、趣味の一つは「鉄道趣味」なのでありまして。。。
「鉄道趣味」と一括りに云っても、かなり広範にわたる分野(というかジャンル?)が存在しているのをご存知でしょうか?
「鉄道ヲタク」の代名詞とも云える「撮り鉄」
●マナー悪い自己中な馬鹿共ばかりで、世間を賑わすニュースになっている
同じく「鉄道ヲタク」の代表格「鉄道模型趣味」
●これも結構質が悪い自己中な馬鹿共が多く、疎まれる傾向がある
「乗り鉄」
●これはあまり他人に迷惑はかけないが、マナーの悪い連中も一部に居る
「録音鉄」
●列車や電車の走行音などを車内外で録音して一人で楽しむ
「飲み鉄」
●芸能人で云えば「六角精児氏」があまりにも有名。詳細は推して知るべし(笑)
「食べ鉄」
●(あまり知られてはいないが)鉄道で全国各地に出かけ、全国の美味いものを食すことを目的としている
「切符収集鉄」
●硬券入場券等を収集するもので、決して他人に迷惑はかけない
などなど、他にもいろいろあります。
自分の場合はそのうち・・・
「鉄道写真愛好」
●所謂「撮り鉄」の馬鹿共とは一線を画し、「マナー完全順守」で他人に迷惑を絶対にかけない事を主義としてやっている
「鉄道模型趣味」
●仲間と共に鉄道模型のディオラマ(モジュールという分割式のもの)を製作して、ディオラマを持ち寄って地域イベント等に協賛・協力し、公開展示運転会等を行うなど、地域貢献をしている
「乗り鉄」
●鉄道に乗って移動する際は完全に趣味性をメインに考えて乗り、目的地へ単に行き来するだけでなく、行き返りの道中や現地での街歩き、食べ歩きなども楽しむ
という3つのジャンルを複合的に楽しんでいます。
また、そういう趣味団体(昭和61年に創設、現在も継続中で、会員は首都圏を中心に東海・中部・関西にも会員がおり、現在、20数名が在籍して活動中)の会長やってます。
そんな自分ですが、普段はそんな「鉄分」は一切表に出していません。
何故ならば、所謂「鉄ヲタ」に代表される「マナーの悪い馬鹿奴等と同一視されるのが嫌であるから」に外なりません。
知らない人から見たら「どうせやってる事は同じなんでしょ?」
と、思われるかもしれませんが、完全自己中の「鉄ヲタ」の馬鹿共がやっている事とは一線を画し、規律を重んじて活動をしております。
さて、そんな事はさておき。。。
今日は「乗り鉄」してきた、というお話です。
今日は久しぶりの鉄道旅で、「国鉄12系客車で行く足尾銅山観光の旅」という企画ツアーに参加してきました。
ツアーとは云っても添乗員の同行は無く、各種切符や足尾銅山観光施設の入場券、お弁当がセットになってるだけの「自由気ままに旅を楽しんで来て下さいね」という感じのユル~い企画もの。
まずはカミさんに最寄り駅である上信電鉄西山名駅まで車で送って貰い、上信電車で高崎駅へ。
折しもやってきた高崎駅行きの電車は元西武鉄道101型の2両編成。
西武電車といえば「黄色い電車」のイメージですが、元色とは微妙に異なる少しクリーム色がかった黄色なのはご愛敬って事で。
高崎駅までの運賃は360円ナリ。
高崎駅でJR両毛線に乗り換えて桐生駅まで移動。
両毛線の電車は旧国鉄時代に製造されたオールステンレスの211系の4両編成。
あまり好みではない車両なので敢えて写真は撮らず。。。
桐生駅でわたらせ渓谷鐵道に乗り換えて大間々駅まで移動。
わたらせ渓谷鐵道の車両は「わ300型」の単行ディーゼルカー。
写真は大間々駅にて。
本日乗るトロッコ列車「トロッコわたらせ渓谷号」は大間々駅が始発。
(下の写真の列車)
トロッコ車両は真ん中の2両だけで、両端の2輌はこれまた旧国鉄時代に製造された貴重な12系客車、牽引するのも旧国鉄時代に製造されたDE10型ディーゼル機関車。
因みに真ん中2輌のトロッコ客車、実は廃車になった京王電鉄の5000系電車をトロッコ仕様に改造した珍しいもので、車体の連結面部分を見ると、元車両の面影が残ってます。
わたらせ渓谷鐵道は今年、その前々身(鉄道開業当時は「足尾鐵道」という名称であった)の全線開通から110年目にあたり、各種イベントなども行われていて、各車両には記念のヘッドマークが掲出されています。
毎年12月1日からは、わたらせ渓谷鐵道各駅などでクリスマスイルミネーションが始まることもあって、今日はその準備の真っ最中でした。
大間々駅で一緒に乗車する仲間と合流してトロッコ渓谷号に乗車。
パンフレットや各種切符と足尾銅山観光施設入場券、お弁当、おまけの手ぬぐいなどが準備されていました。
トロッコ列車は紅葉シーズンを当て込んでの団体ツアー客で満席。
そんな中、「12系客車乗車ツアー」の客として我々が乗り込んだ12系客車の1号車、スハフ12型はディーゼル機関車のすぐ後ろに位置。
上り坂で唸りを上げるディーゼル機関車のエンジンの音、折々に鳴らす汽笛、レールのジョイント音などが実に心地よく聞こえ、持参した缶ビール・缶酎ハイ、ツマミが美味くてあっという間になくなってしまいました(笑)
線路は渡良瀬川に沿って敷かれているため、ずうっと渓谷沿いをゆっくり進んでいきます。
沿線の紅葉はイマイチなところが多かったのですが、場所によっては結構見頃な所もちらほら。
途中の神戸(「ごうど」と読みます)駅で少々停車時間があったのでホームの先端まで行って列車を前から撮影。
こちらは機関車の運転席(機関士に許可を得て撮影してます)。
列車の運行ダイヤ(各駅ごとの出発、停車、通過等の時間が書かれた行路確認票)で、この列車は8717列車だと云うのがわかります。

列車ダイヤで判る通り、この列車の停車駅は大間々を出発すると、水沼、神戸、沢入(そうり)、通洞(つうどう)、終点は足尾駅。
我々は足尾銅山観光にも行くのですが、銅山観光施設ある通洞駅と終点の足尾駅はたったの900m程しか離れていないので、終点で降りることにしました。
(続く)