2025年01月25日
葬儀についていろいろと話してみる病院からの流れ
普段ならこういう話題はとも思いますが
先日喪主をつとめた私としては
世間で言われていたことそのまま当てはまったり
振り返ってみたらもうちょっとこうみたいな部分もあったり
そうだったのか知らなかったそんなの みたいなのもあり
備忘録としてでも残そうかと思った次第
人がなくなるとまずお世話になるのが病院から
葬儀屋に切り替わります
ざっくりですが病院で亡くなった場合
病院からは診断書の記載や入院していたら各種書類に法定相続人がサインする
そして暗に言われる 葬儀屋さんはいつくるのか
という圧
生前父は葬儀するなら頼むなっていうところが地元に古くからある葬儀屋
にそのまま電話しておおむね1時間半後には病院に来ていた
電話口で伝えるのは
「今いる病院名、感染症などでなくなったか否か、葬儀スタイルについて(一般、家族)」 折り返しで到着時間を知らせてくれる
そこで初めて葬儀屋の担当者と対面する
専用口から故人が病院のストレッチャーから
葬儀屋のストレッチャーに切り替わるわけですが
担当者は一人なので男手がいります
移し替えるときに手伝うわけですこれが今後頻繁にあります
担当者は一人、うちの場合は最初は私が、後半は弟も参加して
男3人で移し替えたりしました
自宅に戻ってから記憶をたどっていくと
安置して(ここで先に自宅に戻っていた弟も手伝って家に入れます
玄関やふすまなどを経由してですから男2人でぎりぎり
3人あればなんとか靴を脱ぐとかもしやすいです)
そしてそのあとさっと
故人のそばにいわゆる簡易祭壇を作り上げてました
ほんとに気が付いたら出来上がってました
そしてここから前提ですが
今回の葬儀屋さんにはとても感謝しています
親身になって何度も対面打ち合わせや相談など
してくれたので(それなりにお値段もしたからだけど)
その前提にたって途中私が(あ、これ商売っ気だしてんな)と
しんどいながらも思ったことも書いてしまいますね
まず家にある布団などをかぶせていた時に
さっと提案されたのが「故人にかける羽衣がありますがどうされますか」
ということです
羽衣ってようは布団カバーの高いやつとおもってくれていいです
これは故人が火葬されるときも一緒にくるまれていきます
つまり遺族の手元には残りません
デザインは私は三種類から選べました(この時点で現物みて
そうだな、本人桜みたがってたな桜柄あるなこれにしてあげようかな)
とお買い上げーとなってました お値段二万くらいしました
ただこれは後からみた母親が本当にうれしそうで「桜みたかったよね、これきれいだね桜だね」と泣いていたので弟と二人で顔を見合わせてやはり買ってよかった
とはなってましたよ ほんとです
そして少し落ち着いたあたりで
葬儀打ち合わせが始まります
私、弟、母親と葬儀社の担当者で行いました
とにかくできる限り遺族集まってやるほうがいいです
気持ちは動転してる、なにしろまだ父親なくなって4時間もたってない上に
ここ数日の疲労困憊状態です
まず聞かれたのは世帯主がどうなるかということ喪主はどうするかということ
世帯主は父親から私へ、喪主も私にと指定しました
んで、この時点でもうその葬儀社と契約がなりたっているわけです
病院に来てもらった時点でその会社を指名したということなので
基本もうキャンセルがどうとかはないです
まず大前提として
葬儀社へ
火葬炉使用料 火葬場待合室使用料 認印(シャチハタ不可、実印不可、届出印不可)を葬儀社に渡します
理由はまず死亡届を葬儀社が大体代行して出してくれます
この書類の提出が本来自分たちで最速で行わないといけないことです
金沢市は二つ合わせると1万円ほどを葬儀社に渡して領収証もらいます
その後、まず最初に斎場が空いている日を確認してもらいます
1月はものすごい混むとのことで最短空いているのが20日の午後だといわれました
後述しますがこれ大切なんですよこの空いた期間ってのが
そして通夜告別式の日時を決めてしまいます
そしてそのあと
お寺さんをどうするか聞かれたと思います
またお経をあげるお坊さんの人数1名~
家族葬なので1名でよいとなりました
一般葬ですと2名ないし3名くらいは呼ぶそうです
これも本家の長男に電話で確認して近所の菩提寺でいいとなり
自分で電話を掛けます ただスマホでスピーカーモードにすることで
葬儀社が助け舟だしてくれたりします
住職の時間が合えばいいのですが斎場が混むということは
葬儀社も混んでいる住職も混んでいるということになります
幸い時間調整してもらうことで日付変更はありませんでした
私の場合もう葬儀社立ち合いでスピーカーで会話していたので
ところどころ会話手伝ってもらいましたよ
あっちも葬儀社がどこだとわかると大体スムースです
地元で根付いているところはこの辺も強かったりかなと感じました
→その日の夕方住職さんが枕経に来てもらいました
死んだ当日、故人に対してお経をあげてくれるものです
その時にざっくりと今後についても話はあります
葬儀告別式の日時の再確認
そしてうちの場合は明日明後日と仮通夜をしたいか?の確認です
葬儀まで日があるのでお願いしました
後日確認しましたがこのお寺さんは都度のお布施は不要
告別式の日に一回 お布施を渡してもらえばよいということです
ここも確認事項というか普通そんなの知らないし所々で異なるものですから
うちはなんでも聞いてくれたほうがいい、察してどうこうは大変でしょう
んで、ぶっちゃけて葬儀の時に渡すお布施についても聞いてしまいました
葬儀社の人からもこのお寺さんは確かなんでも教えてくれるタイプの人
聞いたほうがすっきりすると思いますよと教えてくれてたのもあり
お布施の相場だいたい10万~15万円が多いでしょうかここには
戒名や明日明後日の仮通夜も全部込みですよとまで教えてくれた
(でもそれとは別にこれは葬儀屋から聞いて
当日住職にお弁当を出さない場合御車代または御膳代として1万円を別封筒にくるむのが一般的ですだそう)
ちなみにお布施用の封筒とか香典台帳、会計帳、筆記具にいたるまで
全部葬儀屋が用意した箱の中にクリアファイルやバインダーとあわせてもらえました
葬儀社からリストが手渡されます
事前に準備してほしいもの
1 認印
2 写真
3 手続き用現金
4 本籍確認書類
5 おおまかに参列者の把握
6 副葬品の用意
7 本人の数珠
8 戒名確認
一部重複もありますが
通夜までの手配表
1 御僧侶への連絡
2 親戚会社関係各位へ連絡
3 町内会への連絡
4 棺に入れたい副葬品の準備
5 受付係や記帳係の依頼
6 挨拶準備 依頼
7 御供物の選定と注文書作成
8 中陰法要 食事出席者への依頼
そしていよいよプランうちあわせに入ります
基本的に葬儀料は
基本セット+追加費用+諸経費+返礼品+お供物料+御料理の総合計になります
んで、こっからが大切です
いろいろ終わったあとだからわかることということで
まず基本的に故人を送るときは
通夜と葬儀(告別式)の2日で行うことが一般的です
当然日にちを増やすことで人が動くものが動くお金も動くわけです
実はここに来る前にすでにお金が動いていて
私は父を病院から自宅へ移動させました
それは本人たっての願いで一度自宅に戻らせてほしいなっていうことで
それをまずかなえた形です これが病院から会館直行もできるわけです
つまり 病院~自宅 自宅~会館の移動料で2回取られているわけです
病院から会館直行だと1回で済むんですよね
さて基本セットというのは大体は祭壇グレードに紐づいたセットとして紹介されます
私の家で決めたのは基本は家族葬向けの祭壇
グレードにして言えば最上級ではありません中級でしょうか
・祭壇
・フラワーライン
・霊柩寝台車
・枕飾り一式
・白木位牌(大・小)
・受付用具一式
・役所手続き代行
・式場案内看板
・通夜・葬儀司会進行スタッフ
・奉仕スタッフ
・御寝棺 片桐サイズ変更費
これが基本プランに含まれているものです
逆を言うとここに書かれていないものについてもお金を払わないといけません
価格転移なのは祭壇のグレードと
フラワーライン 花飾りです 下のグレードになると
造花になります 祭壇が豪華になる=花が増える=花が一番高い
フラワーラインをつけたいだけで+20万は覚悟したほうがいいでしょう
私が見た中で最上級グレードの家族葬祭壇は138万円でした
最安は火葬のみプランで19万円でした
その上からホールを用いたプランでこれは33万円でした
火葬式プラン(通夜・告別式なし火葬場直行プラン) 19万
プランA(簡易祭壇) 33万
プランB(ここから通常祭壇)55万
プランC(ここからフラワーラインがつく)71.5万
プランD(ここから喪主専用供車がつく) 88万
プランE(最上級グレード)139万
プラン具体名を書くことを避けアルファベットにて表記しています
プランBから一般的な祭壇になるし花も用意されていきます
家族葬でも基本セットでこれだけの価格差があります
何がどう違うのかって本当は事前にゆっくり検討したほうがいいと思います
実際ことがおこって心身衰弱中の遺族からしたら
流されやすくまた故人がすぐ隣にいるときに
やれ値引きだ安くだっていう話をしたくないものです
わずかに残っているしっかりした意識をつなぎとめ
なんとか故人をしっかり送ってあげねばという一心しか遺族には残されていないときです
願わくばご家庭の中で本当に車や家を買うように
カタログを生前家族がそろっているときに見て相談して
お父さんであればこのプランでしてほしいな
そのお金はこれくらいになりそうか、そうか用意しないとだめだな
といった話を普通にしてほしいです むしろしなきゃいけないと思います
死というワードが飛び交ってしまうためどうしても避けがちなのですが
旅立つ人後に残る人 そこに高額なお金が絡む以上本当は生前にある程度
道筋をしっかり決めないとだめだと思います
後述前にもう書いてしまいますが
決めている葬儀社がいるのならそこの葬儀社で会員制度があるのなら
お財布の負担にならない入会金1回のみで永年会員であるのなら
ぜひ入ってほしいです その入会金1回でそのあとの葬儀代が十万円単位で変わります
値引きではないんです正当な会員価格にしてもらえるということなんです
なんら後ろめたくなる必要ないです
うちは父親がそれを避けたまま葬儀社は決めていたが
そこの門戸をたたいて話を聞く前に旅立ちました
結果、そこで入会金1万円払っておけば後に残った私たち家族は
ぶっちゃけると最終的に支払った金額よりも13万円低く
葬儀を行うことが可能だったわけです
会員価格になるのはプラン本体ではなく
後述する 会館使用料、病院から自宅または会場への移動1回分
そして葬儀社からプランに応じた遺族への香典料(見積もりから差額とされる)
長々と書いてるし書いていってますが
私が本当に言いたいのは
この葬儀社にしてほしいと願うなら
事前にその葬儀社にご自身で見積もりをとるカタログを取る
気に入ってそこに会員制度があるならもう入ってしまう
これはしてほしい、これはしなくていいなど決めてほしいのです
中には互助会制度の葬儀社もあるようで
毎月または毎年決まった額を納め続けるところもあるのでそこも
葬儀社に確認してほしいと思います
私が今回新規ではいったところは1万円で同居家族すべてその価格になるものでした
つまり本来父親が1万はらっておけば
本人、私、母親 3人がそれぞれの葬儀で会員価格を選べたわけです
ですが今回はそうはならなかった、ならなかったが
今がその機会ということで私は私と母親の名前で入会しました
弟は別住所なので対象外になります
さて葬儀プランの基本料の次は
諸経費関係です
・寝台車消耗品 担架布団
・ドライアイス※
・会葬礼状50枚単位
・斎場行きマイクロバス
・会館使用料
・寝台車 病院~自宅
・寝台車 自宅~式場
・ご遺体保全剤※
・高級羽衣 藤桜
・ご遺影作成 カラー 標準
・エンバーミング+納棺美装セット※
・式場飲料代
返礼品関係です
・カタログギフト50部単位
御供物関係です
・枕花
・生花籠
・菓子籠
・果物籠
御料理関係です
・料理屋からの明細別紙あり
通夜ふるまい、葬儀手土産お弁当、住職むけお菓子
一部※がありますが
任意選択の項目もありますが
ざっくりここの総合計は最初に書いた葬儀基本プランと同額
またはそれ以上になる場合があります
葬儀の総予算=基本プラン×2くらいは必要と思ったほうがいいでしょう
会場から斎場まで10名ほどでいいのなら
ミニバンで予算が下がります
ですが20名くらいになるとマイクロバスを手配するほうが良いです
でも実際家族葬となると20名ぎっちり火葬場へ行くというのはほぼなかったです
うちも実際は10名プラスアルファくらいでした
が、忘れないでほしいのは行は霊柩車で位牌をもった喪主、遺影を持った遺族が
乗りますが帰りはそれがないので +2名 何らかの形でまた式場へ戻る必要があることをです
ミニバンの10名ぎりぎりで計算すると帰りタクシーか何かの手配となってしまうので注意です
正直なところ 10名を確実に超えるとわかった場合
マイクロバス手配してもらうといいと思います
ご年配の方とか足が不自由で座席を二つ分使いたいなどもありますしね
よく広告で葬儀〇〇円~とありますが
その〇〇は主に葬儀基本プランの部分のみ指してます
よくカタログみてくと※あって
別途費用項目書いてたりします
自動車で言うなら 車体価格だけで車は乗れません
諸経費も必要で車買うときはその総合計なので
そんな感じでおもってもらってよいです
諸経費の中で※の部分
まずドライアイスについて
昨今葬儀界隈でいろいろ言われているのが
ご遺体の保存についてです
ドライアイスはもっともポピュラーに用いられています
そしてそれと合わせて最近は遺体の保全剤も進歩しており
ドライアイスの使用を減らすことができます
それとは別の話になるのが
いわゆるエンバーミング
遺体の保全処置のことです
上記のドライアイスや遺体保全剤は
遺体の劣化を鈍くすることに主眼を置いています
その間の遺体の状況は病院から戻ってきたそのままです
もちろん病院の臨終確認後、看護師による
簡易的な浴衣への着替えや体の掃除類は行われます
前提としてこのエンバーミング処置について
必須ではもちろんありません、推奨もしません
事実として私は弟がぜひやってほしいとのことで行った一家庭です
どういうものかは調べてほしいと思います
私の父は別段感染症でも交通事故などでもなかったのですが
自宅に来てから葬儀まで4日空くこともあり
その間いろんな人に顔を見てもらったりすると思うので
話を聞いたときはやってもいいかなと思いました
ですが値段を聞いた瞬間 たじろぎました 母親もそうでした
おそらく納棺技師による最後の清めもここに入っていたと思いますが
それでも値段にすれば約30万円でした
隣にいた弟が俺が払うから兄さんやってもらいましょうと即答しました
これには私と母親びっくりしましたけど
段取りがあるので翌日 朝引き取りにきて午後には自宅にまた戻ってくるとのこと
で、ここで何が恩恵があるかというと
故人が一時的に整わせてもらうために外出するわけですよね
そうなんです残された遺族総出で外出できる数少ない機会が得られるんです
ここで弟と私と母親に分かれて食生活の準備をしに買い出しに行ったんです
あの時間はありがたかったなと思います
故人からしたらせっかく帰宅したのにまた外出?と思うかもしれませんけどね
またエンバーミングをすると死後硬直が解除になるそうで
その時に故人が気に入っていた服装があればそれに着替えさせてくれるそうです
うちは父が気に入っていた旅行用ジャケットとかシャツズボンがあったので
それを渡しました あとで帰ってきたときはそれに着替えており
本当になんかぐっと来ました
あとは顔ですかね びっくりするくらいに綺麗になってました
闘病中の服薬の影響もありいろいろ元気なころとは変わっていたのですが
そういうのとか そうそううちの父 総入れ歯だったので
そのままだと顎が緩んだりするらしくてエンバーミングいくまでの
間 葬儀社さんのほうでこっそり顎下にフェイスタオルを挟むことで
口が緩むのを防いでくれていたそうです
エンバーミングしたことでそれらもすべて解決されてました
また鼻や耳に詰め物もしないでよくなるのと
基本的に追加のドライアイスはいらないといわれて
もともと2回分のドライアイスは先行して購入しており
1回目は当日使ってしまったが2回目は通夜から葬儀の間の
夜に待合室は暖房をつけるのでそこで使いましょうとなりました
ですからドライアイス2回分 遺体保全剤1回分で済みました
やはり顔がとても安らかで、本当に安らかになっていて
闘病中はほんとに大変だったんだろうけれど
安らかに眠っているようにしか見えない父を見て
弟は俺に 兄さん、やってもらってよかったでしょ
お父さん出かける前よりずっと良いよねと言い
母は泣き、俺もそうだねありがとうねとお礼を言ったのを覚えてます
またエンバーミング処置をした後は
手などを触っても問題ないけれど顔は保湿剤などがあるので
手につくかもしれないから控えてほしいとは言われました
確かにせっかくお顔てかてかにしてもらったもんね触ったらだめだよね
さておき、このドライアイス代と遺体保全剤代という名目を合わせて
遺体保管料という言葉を使うところもあるそうです
そして一時期だめな意味で話題になったのが
この代金を葬儀までの期間が長い場合、不当に高く見積もり請求する
話があったようです
実際、エンバーミングをしたとしても夏場はもちろん冬場であっても
ご遺体は劣化していきますそれは避けえないことです
少しでも遅らせる(特に臭と皮膚)暫定処置にすぎません
12月と1月は特になくなってから火葬されるまでの間隔が開く時期です
私も教えてもらって知りました 実際おくやみ欄を見れば
亡くなった日から通夜まで3日以上空いている家庭ばかりだと気が付きました
遺体保全は必要としてお願いする人も多いでしょう
そこを悪い意味でかすめとる輩がいるというのは悲しいことです
仮にドライアイスを追加で買ったとして…で差し引きすれば
もう少し価格は低いものに思えるかなと思います
なんかすごい長くなってしまった
とりとめなさすぎにもほどがあるので
ちょっといったん締めます
エンバーミング30万として
納棺士を別発注 ドライアイスを追加で頼んでたとしたら
それでもどうでしょうか追い銭としてみると+22万くらいのものなのかなあ
でも普通はかなわない 故人が気に入っていた服に着替えさせてくれる
(棺に入れて燃やせる衣装とは別)というのが何やらすごいありがたかったかなって
弔問に来た人の中でわかる人は「洋服着替えてるね、なんか今にも起き上がっていつもの軽口言いそうなくらい安らかだなあ」という人もいました
普通は病院で着させられる浴衣姿のままかなとおもいます
靴下まではいてましたからね
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Posted at
2025/01/25 18:22:59
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