K14Cの実油面測定
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ZC33Sの悪癖として右旋回時油圧が低下するという事案があります。
サーキットで右タイトターンするとすぐ目立つ癖です。
それを見越してバッフルプレートをつけても案外落ちました(0.7kPa)。
じゃあ思い出されるのはTMスクエアの”エンジンオイル注入量3.9L”理論。
レベルゲージで管理するより良いんかな~?
というわけで実際を探ります。
そんなネタを温めて3ヶ月…
油面測定ツールをやっと制作しまして。
コレで測れるドン!
ドレンボルトからホースを生やしておくだけ!簡単!
まあドリルはなかなか通らないんで面倒っちゃあ面倒ですが。
2
実際の測定状態がこちら。
汚く見えるのは光の加減なんよ。
更に遠近感で分かり辛い?という事に今気づいた。
チョット残念!
オイルパンにホースを直接貼っておけばよかった。
今後に生かします(改善)。
結束バンドの最上部がレベルゲージMAX位置の油面。
一応冷間(30℃くらい)。
オイルはオイルパンとブロックの境目くらいまで入ってんのかなとか思ってたんですけど案外低いんすね。
そんでその下のバンドがアイドリング時です。メチャ下がるんじゃな!
運転中、オイルパンの中にはオイルあんまり入ってないのか…
予想以上だ。
油面が低いのは激しくロールしたときにもクランクが油面に当たらないようにって意味合いもあるんかな。
油面をクランクが叩くと撹拌抵抗もだけど油温がめちゃ上がるらしいすよ。
昔プロフェッショナルのゴッドハンドから聞きました。
へぇ~。
3
別角度。
結構減るというのが分かりますね。
伝われ!
結束バンド下にあるマジックは3000rpmでキープした状態。
エンジン内部にオイルが多く流れるので更にオイルパンからオイルはいなくなる。
うーん、これはいっぱい入れたくなる気持ち分かるわな。
あと5W-30等の柔らかいオイルでリターンの速度を早める必要があるというのも分かる。
こんだけオイルがパンから出払ってたら早く帰ってきてほしいよな~。
4
TM理論を見てみる。
青いマジックがTM理論の油面位置。
アッパーゲージから+0.6L(エレメント交換時の3.3L+0.6Lで3.9L)追加した油面。
下がアイドリング時油面。
この場合はあまり油面が変化しない。オイルパンはすり鉢形状なので上に行けば行くほど油面変化は穏やかなため。
こんだけ油面が上がればターン時のマージン稼げそうね。
なるほど納得。
5
というわけでいっぱい入れても大丈夫ということがわかりました。
TM理論恐るべし。
次のオイル交換時はオイルエレメントからもオイル抜いて2L缶×2使ってオイル交換しても良いねえ。
っていう話。
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