前回ブログにて少し触れた”青い車体+上野駅舎”でお気づきの方も多いかと思いますが、この年末年始はまとまった時間を利用し、寝台列車で関東地方へ遠征してみました。
まずは往路。
北海道内発の青い車体の寝台列車といえば…ハイ、”北斗星”です。

この列車は、青函トンネルが開通した昭和63年に上野~札幌を結ぶ寝台列車として登場し、車内に豪華な装備を備えた、デビュー当時としては画期的な存在だったようです。
北海道新幹線の開通及び準備工事に伴い、どうやら
今年の3月で定期運行を終えるらしいため、乗れる今のうちに乗っておこうと思ったワケであります。
(尤も、乗車は今回が初めてではないですが…)
今回取れたのは”B寝台ソロ(1人用個室)”

上述の廃止に伴う人気急上昇により切符入手はかなり困難なようですが、私が切符を購入したのは廃止報道前だったので、ホントに運が良かっただけかもしれません。
で、乗車当日。
列車がホームに入線すると…待ち構えていたように多くのファンや乗客が一斉にシャッターを切っていました。
やはり人々の記憶に残る”名列車”なんですねぇ。
列車に乗り込み荷物を個室内に置いた後は、まず食堂車に向かいます。
…いや、別にまだ空腹じゃないんですが。。。

この列車には入浴用のシャワーが備え付けられているのですが、共同設備といえども1人ずつの利用となるため、シャワー券購入と利用時間帯の申請を予め行う必要があるのです。
で、それを受け付けているのが食堂車のレジ…ってなわけです。
また利用人数にも限りがあるためか、早く予約しないとすぐ売り切れてしまうらしい。
さっそく行ってみると…おぉ~既に多くのお客さんで行列がついています。
発車後しばらくして私の順番になり、希望時間の申請と利用券を購入。
何とかゲット出来て一安心です。( ´∀`)=3
利用券のイラストは、なぜか”カシオペア”になっています。(笑)
部屋へ戻った後は、さっそく”燃料補給”でくつろぎモード♪
でも、量はほどほどにしてきます。(笑)
(写真を見る限り、アルコール類はそうでもありませんが…苦笑)

理由は…この列車には今では珍しい食堂車が連結されており、そこでの食事も楽しむためです♪
食堂車での夕食は、ディナータイム(上野行は18:00~21:00)とパブタイム(21:00~23:00)に分けられているのですが、ディナータイムの方は乗車の数日前までに予約する必要があり、値段もかなり高額なので、予約不要なパブタイムに行く事にしました。(苦笑)
とはいえ、同じ事を考えている乗客さんも多く、21:00前になると入口前に長蛇の行列がついていたので、しばらく様子をみる事にしました。(基本、人混みや行列待ちが苦手なので…)
ちなみにB個室寝台は1階席と2階席があるのですが、今回取れたのは2階席。
階段を昇降する手間はありますが、高い位置にあるため、車窓はこちらの方が楽しめそうです♪

室内は広いとはいえませんが、1人で座ったり寝るには十分です♪
チョット見づらいですが、寝台側から階段~廊下をみるとこんな感じ↓
それにしても、流れゆく夜景をノンビリ眺めながらの移動は、なかなか情緒あるものです。
線路の継ぎ目を拾う単調な走行音をはじめ、時折聞こえる汽笛や踏切の警報器音などを聞いていると、何となくロマンチックな雰囲気にもなります♪
(まぁ、↑な台詞を口にするほどおセンチな柄でもありませんが…苦笑)
これは飛行機や新幹線などの"速達&効率化"を優先した移動手段では味わうことの出来ない、優雅な時間だと思います。
これが来年以降は味わえなくなるかと思うと残念でなりませんが、乗れる機会に恵まれただけでも感謝しなきゃぁね。(^^;
しばらくすると函館駅に到着。
ここでは方向転換と機関車交換のため停車時間が長いので、ホームに降りて様子を見てみました。
先頭部へ足を運んでみると…おぉ~既に多くのファンや乗客さんやらで盛り上がっているようです♪
こりゃチョットした”撮影会”みたいですね。(笑)
先頭部もパチリ
再び列車に乗り込み食堂車へ行ってみると…おぉ~まだ結構な行列が出来ているでないの。
やはり廃止報道に伴う”記念食事会”を考えている方は多いようです。
(まぁ、かくいう私もそうですが…苦笑)
ラストオーダーまでに空席が出ないと食事そのものが出来ないため、半ば諦めモードでいましたが、何とか呼ばれたのでさっそく車内にお邪魔します。
いやぁ~ギリギリでしたわ。( ´∀`)=3

テーブルは4名席と2名席の2種類のみなので先客さんとの相席にて失礼させて頂きましたが、閉店間際ですぐ出て行かれたので、大半は占用状態でした。(笑)
さっそくドリンクを注文。
いやぁ~窓の外を流れゆく夜景を肴に一杯やるのは、なかなかオツなものです♪
そして、運ばれてきた料理も気分良く満喫♪
憧れのひとときに感謝です!

…とはいえ、さすがに長時間乗っていると身体もそれなりに疲れるものです。
閉店時間も迫っていたので会計を済ませた後は寝台に戻って就寝あるのみ。
翌日に備えることとしました…zzz。
で、翌朝。
目が覚めた時は福島県内を走行していた様子。
朝日と車窓を眺めながらの起床は、まさに”一日の始まり”を迎えているようで、なかなか清々しいものです♪

…写真手前に写っているアルコール類はやや興醒めですが。(苦笑)
しばらくすると朝食営業開始のアナウンスがあったので、身支度を済ませ食堂車へ向かいましたが、これまた満席だったため、隣接するロビー室にて車窓でも眺めながらしばし順番待ちです。
いやぁ~冬の関東地方はカラッカラの快晴ですねぇ♪
しかも平地に雪が無い(=除雪作業が不要)なんて、なんと羨ましい。(笑)
20~30分ほど待ったところで順番が来たので、いざ食堂車へ。
朝の景色を眺めながらドリンクを頂くのは気持ちがイイですねぇ~♪
ちなみに、頂いたメニューはコチラ↓

あはは、何か食べログみたいになってきたかな。(笑)
沿線には、残り少なくなった定期運行の光景を一目見ようと、あちらこちらにファンの姿が見受けられました。(窓に付着した汚れが反射して見づらいですが…)
こちらは、通称”ヒガハス”と呼ばれている有名な撮影地のようです。
車内から眺めるとこんな感じ↓

パッと見で数十名はいたでしょうか?
まるで有名芸能人の追っかけのようです。(笑)
駅のホームにも熱心なファンが出迎えていました。

こんな所からも、この列車の人気ぶりが伺えますねぇ。
そして、終点 上野駅に到着。
出発から実に約17時間かけての移動でしたが、いざ乗ってみるとあっという間でしたね。
飛行機を使って移動すると東京~札幌で4~5時間ぐらいでしょうから、その3倍から4倍の時間を要した事になりますが、全く気になりません。
それほど内容が充実していたのでしょう。
降車後は…もちろん撮影会デス。(笑)
とりわけ、先頭部はアイドル並みの(?)大撮影会♪

写真中央部に見える”通行止”の標識が、いかにも終着駅っぽくて渋いじゃありませんか。
もちろん、私もお仲間入り(?)させて頂きました。(笑)
記念撮影する乗客さんもあちらこちらに。
車庫へ引き上げる車両を見送った後は、名残惜しみつつ改札口を出ます…。
かつて、上野駅は進学や集団就職で上京してきた地方の若者が最初に足を踏み入れた場所となっていたようです。
それゆえ、ここは何となく故郷の雰囲気を感じさせる、いわば”都心部の故郷”のような、上京してきた方にとっては、とても思い出深い場所なんだとか。
そんな望郷の念を書いた唄「あゝ上野駅」の石碑がJR上野駅の広小路口近くにあったので、立ち寄ってみました。

東北・上越新幹線の開業や東京駅乗り入れに伴い、今では上野駅発着の長距離列車がめっきり減りましたが、こうした”古き良き思い出”は大切にしておきたいものですね。
こうして往路の行程は終了し、年明けの復路にむけて街中へ消え去ってゆくのでした…。
(後編へ続きます)