えーっと…またしても間が空いてしまいましたが、年末年始編の続きです。
(チョット長編になってしまいましたけどね…^^;)
貼物組合冬オフ会兼忘年会の後は、クルマ活動は少しお休みし、コチラに乗ってみました↓

急行「はまなす」です。
この列車は北海道と東北を結ぶ夜行列車で、今では珍しい(というか、今やJRの定期運行ではで唯一の)急行列車。
しかも、車両は国鉄時代に製造された、渋い情緒のある客車です♪
個人的には出張等で随分お世話になってきたのですが、残念ながら今年3月の北海道新幹線開通と引き換えに廃止が決まっているため、謝恩とばかりに再度乗車してみた…ってなワケです。
車内は座席と寝台で構成されていまして、第1希望はカーペット指定席(料金が寝台よりも安く、雑魚寝も可能)だったんですが、あいにく発売開始と同時に満席だったらしい。orz
代わりに寝台下段が取れたので、まぁ良しとしましょう。(^^;
さっそくホームへ向かうと…おぉ~ちょうど列車が入線する所でした。
既に多くの乗客やファンが待ち構えていますねぇ。
入線後は、皆思い思いの記念撮影を行っているようです。
コチラは両方とも国鉄時代に製造された車両。
これでホームが地上線だったら、まるで昭和にタイムスリップしたような光景です♪
さすがに車体の老朽化は否めませんが、ムードはタップリですねぇ。
コチラはお見送りか何かでしょうか?
こんなに人情あるシーンが今春以降は見れなくなるかと思うと寂しい限りです…。(;_;)
この日は大雪の影響で接続列車到着が30分近く遅れたため、はまなすの出発時間もそれに合わせて30分以上遅延していましたが…そんなの全く気にしません。
お急ぎの方には申し訳ないですが、撮影する側としてはむしろその分ゆっくり時間が取れて大満足です。(笑)
出発が22時台という事もあってか、発車すると大半の乗客さんはすぐ眠りについていたようですが、小生は車内灯が点灯している間は夜景なんぞ眺めながらちょいと乾杯♪

いやぁ~至福のひと時ですなぁ。( ´∀`)=3
やがて車内も消灯されたのでベッドに横になり、翌朝に備えるのでした…zzz
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終点の青森到着は翌朝6時過ぎ。
冬なので周囲はまだ真っ暗ですが、それでも終着の様子をカメラに収めようと、ここでも多くの乗客さんが”撮影会”に臨んでいますね~。
勿論、ここまで牽引してくれた機関車も忘れずに撮影。(^^)
最後は車両基地に引き上げるシーンまでお見送りです。

他の寝台列車に備え付けられているような豪華設備はあまり無く、乗車時間も8時間程度でしたが、それでも大満足です。
ここまで快適に乗せて頂きありがとうございました。m(_ _)m
切符写真をご覧になりお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、この後は他の列車に乗り継いだんですが…個人的に感動する要素が無いんで、ここではカットです。(苦笑)
で、乗り継いで行き着いた先はコチラ↓

「
碓氷峠鉄道文化むら」です。
ここはJR信越本線 横川駅に隣接していた車両基地を記念公園化した施設でして、かつて横川~軽井沢間は国鉄・JR線で最も急勾配だった難所中の難所。
鉄道以外にも旧中山道が並行しているように、難所でありながら物流や産業の主要路線でもあったため、いかに厳しい峠道を越えるか古くから試行錯誤していたようです。

1997年の北陸(長野)新幹線開通に伴い、横川~軽井沢間の鉄道路線はその使命を終え廃止されてしまいましたが、ここで活躍した車両をはじめ、今ではここでしか見られない貴重な車体も保存されているため、これを一目見てみようと思い訪れてみた、ってなワケです。
小生も何度かお世話になった路線なんで、古き良き時代を回想する良い機会でもあるしね。
さっそく中へお邪魔してみると…おぉ~何やら興味深そうな車体が展示されていますねぇ。
かつて国鉄・JR最急勾配を誇った標識もドドーンと展示されています♪
まず、何といっても碓氷峠とくればコチラ↓

碓氷峠越えの専用機であるEF63型電気機関車。
横川~軽井沢間を通る全ての列車に連結され、峠を登る列車は最後尾から後押し&峠を下る列車は最前部に連結し制御していたようです。
それ故、付けられたニックネームは”碓氷峠のシェルパ”なんだとか。(笑)

廃止された現在は数両がここに保存されているようですが、中には動態保存し構内を体験運転出来る車体もあるんだとか。
そういえば、昨秋にも
某テレビ番組で紹介されていましたねぇ。
残念ながら小生が訪れた日は体験運転はお休みでしたが(
開催日でも事前予約と講習受講が必要らしい)、機会があればいつか運転してみたいですねぇ♪
静態保存されている車体は運転席が開放されているので、プチ運転士気分になれる…かも?(^^;
189系特急型車両

パッと見は国鉄時代の特急型車両ですが、上述のEF63と協調運転を行うための設備や、滑落防止のための特殊なブレーキ装置も装備されているんだそうです。
客車や貨物列車は自走出来ないんで、碓氷峠の前後を通行する電気機関車も専用機が充当されていたようです。(EF63はあくまで横川~軽井沢間のみの”補機”なんで)
その専用機がコチラ↓

EF62型電気機関車です。
この機関車もEF63と協調運転出来る装備をはじめ、峠越えの負荷を軽減するため車体の軽量化も図っているようです。
台車は珍しいC-C軸配置!
(チョット専門的なネタですが…^^;)
ここを通行した優等列車のヘッドマークもズラリと展示されていますねぇ♪

中にはあまり関係無さそうな列車もありますが…まぁそれは置いといて。(^^;
EF63が就行するまでは、碓氷峠はアプト式(スリップや滑落防止のため、線路中央部に歯車がかみ合うレールを設けた方式)だったため、アプト式専用の機関車が活躍していたようですが、その車体も展示されていました。

では、保存されている車庫へ入ってみましょうかね。
おぉ~あったあった、コチラです。

ED42型電気機関車というらしい。
例のアプト式線路や、機関車に付随している歯車もそのまま保存されています。

見た感じは、ED42の方が歯車が付いていてガッチリしていそうですが、その分速度はあまり出せないかもしれませんね。
そのため、粘着方式のEF63に役割交代したのかもしれません。
ちなみに、アプト式の名称由来は、どうやら発明した人の名前らしい。
昼食は名物駅弁”峠の釜めし”なんぞ頂きました♪

並行する国道沿いのドライブインや上信越道のサービスエリアでも購入出来るようですが、やはり”駅弁”ですので、鉄道施設で食べた事でより一層美味しく感じた…かも?(笑)
食後は、職員詰所を改装した展示館にお邪魔してみました。
碓氷峠の歴史を分かりやすく解説した資料やジオラマなんかも展示されていますねぇ。

モデルになっているアーチ橋は碓氷第3橋梁(通称”めがね橋”)といい、国の重要文化財に指定されているらしい。
徒歩で橋の上にも行けるらしいですが、時間も交通手段も無かったため今回は断念。(T_T)
いつかは訪れてみたいものです。
最後に屋外で静態保存されている車両を眺めてみた。

ホントは各車両ごとに感想を書き並べてみたいところなんですが、とんでもなく長編化する恐れ(?)があるので割愛。(^^ゞ
機会があれば、フォトギャラにでも整理してみようと思います。
いやぁ~さすがに疲れたけどあっという間の一日でした。( ´∀`)=3
チョット遠かったけど、足を運んだ甲斐は十分ありましたわ♪
後編に続きます…。