いやぁ~10月の3連休も昨日で終わってしまいましたねぇ。
皆さんはどんな週末をお過ごしだったでしょうか?
私は、北海道地区ラリーシリーズ最終戦
「ラリーとかち2015」に参加してきました。
観戦でも参戦でもない”参加”ですので…えぇ、久々にオフィシャルとして行ってきました。(^^;
開催場所は”聖地”こと陸別町。
ラリー北海道2015が終わってから1ヶ月も経たないうちに、再び現地へ舞い戻りデス(笑)。
競技自体は11日(日)に開催なんですが、参加受付やレッキ(コースの試走)は前日から行われるため、オフィシャルはそれ以前に現地入りです。
陸別へ到着すると、山や樹木はもう紅葉が始まっていました。

いや~秋の訪れは早いものですねぇ。
もうしばらくすると、もっと色付くんだろうなぁ。
(ちなみに停車中に撮影しています…念のため。)
今回サービスパークが設けられる陸別イベントセンターへ到着すると、まだ参加受付まで時間があるせいか、駐車車両もまばらでした。

さて、今回はここでどんなドラマが誕生するんでしょうかね。
参加受付時間になると選手の皆さんが次々にヘッドクウォーター(大会本部、以降HQと略します)へ訪れ、必要な手続きを済ませた後さっそくレッキへと向かいます。
選手の皆さんがレッキへ行っている間は、明日の競技に備え、機材の準備に入ります。

機材はSS(競技区間)単位に合わせて分配しました。
あとは明朝にオフィシャルカーに積み込むだけです。(*^-')b
機材準備後は少し時間が空いたので、HQ内部をチョット見学させて頂きました。

パッと見は単なる事務机のように思えますが、ここには各地からの情報が集約され、公式通知をはじめとした掲示も行われる、競技運営上で最も重要な場所の一つとも言えるでしょう。
また、机上に置いてある無線では、00カーや0カー、スイーパーといったコースカーや、SSとの通信が行われるようです。
ちなみに、無線はモスラ(←もちろんゴジラの対戦相手じゃないですよww)という、モータースポーツ専用(だったかな)の通信機器を使用するそうで、他の無線との混線も無く遠距離をスムーズに送受信出来るんだそうです。
今まではパーソナル無線かアマチュア無線を使用しているものだとばっかり思っていましたが…これで混線しないで済む謎が解けましたわ。(^^;
サービスパークからは、お馴染みの陸別サーキットE~Fエリアあたりが遠目に見えます。

夕方になると、選手の皆さんが最後のレッキを行っている光景も眺められました。
(この写真じゃチョット分かりづらいか…。)
この日の夕食はなんと焼肉!
前夜祭とばかりに、オフィシャルメンバーで歓談なんぞしながら盛り上がりました♪
中には、高級そうな霜降り和牛も登場!
いやぁ~これは嬉しいですねぇ。( ´∀`)
火の勢いを強めようと団扇を探したところ…なんとこんなレトロ物を発見。

…ってか、コレ覚えている方いらっしゃいますかね?(笑)
夕食後もラリージャパンやラリホでのエピソードをはじめ、Gr.A時代の昔懐かしいラリー談義等で楽しませて頂きました。
おかげでついつい深夜まで夜更かししてしまったのは想定外でしたけどね(苦笑)。
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で、翌朝。
この時の気温はなんと1℃!

さすが”日本一寒い町”とだけあって侮れません。
とはいえ、陸別町の年平均最低気温が-2℃ぐらいですから、1℃ならまだ暖かい方なのかな(苦笑)。
各チームの皆さんもマシン準備に大忙しなようです。
一方、オフィシャル側では本日の作戦会議(?)に入ります。
で、本日の小生の配役はセクション1と2で別々の担当となりました。
まずはセクション1。
配役は
「SS1/SS3のラジオポイント係」。
ラジオポイントとは、SS途中区間における競技車の通過状況をトラッキング(無線で各所へ通信)する役割。
特に変わった事が無ければ通過した競技車のゼッケン番号を定時間隔(1分ごとの場合が多い)で報告するだけなのですが、コースアウトやマシントラブル等により選手から支援要請があった場合は、ステージコマンダー(そのSSを管理する統括責任者。通称”山長”とも言います)を通してHQへ状況を報告し、指示内容によっては黄旗で後続車に徐行を提示するなど、競技の安全を確保する上で重要な任務のようです。
ラジオポイントの配置間隔はSS距離や駐車スペースの有無等によって異なるようですが、今回担当のSSはほぼ中間の1箇所のみでした。
地図でいうと、ちょうどこの辺りですかね↓
無線は
ラリー洞爺2015でオフィシャルを担当した際と同様、クルマのシガーソケットから受電するタイプでした。
…えぇ、またまたオフィシャルカーか競技車なのか紛らわしいマシンの誕生デス。(苦笑)
担当がラジオポイントという事で、現地で必要な看板と上述の黄旗も積み込みます。
無線の作動チェックも完了し、現地へ向けていざ出陣(?)です!
現地到着後は、さっそく資材の設営に取り掛かります。

競技車は写真右側の林道→手前に向かって走行してくるため、ラジオポイントは左上の側道にヤドカリのごとく隠れて見つめる形になります(笑)。
ちなみに、競技車側からみるとこんな感じ↓

コースは前方のドンツキ(T字路)を左折ですが、ラジオポイントは右折側なので全く見えませんな。
(苦笑)
ここにはメディアの方々も写真撮影にいらっしゃいました。

…えぇ、
みん友の雪風@ZZT231さんもここでお仕事されていました。
もちろん、スイーパーが通過するまでは安全のためコースが封鎖されるので、クルマも人も路外からの作業です。

ちなみに、よほどの事が無い限りオフィシャルもコース内へは立入禁止です。
ラジオポイントでは、無線通信と併せてトラッキング結果の記録も行います。

こちらも特に異常が無ければ問題無いのですが、有事の際はこの記録を基に審判が行われる場合があるようなので、これまた重要な記録にもなり得るんですね。
このSS1ではみん友の
本当は丸目好きさんが危うくコースアウトしかけたのですが、とっさの判断で何とかコースに復帰出来たのでリタイアは免れたようです。
いやいや、幸運でしたねぇ。( ´∀`)=3
一方で不運だったのが
やぽんさん。
どうやらこの先のSSでマシントラブルが発生しストップしてしまったとの事…orz。
今回は残念でしたが、また来シーズンに向け頑張って頂きたいものです。
SS3終了後はセクション2に向け移動しなければならないので、資材を徹収しテキパキと移動です。
で、セクション2での配役は
「SS5/SS7のコースクロージャー」。
コースクロージャーとは、一般車両や人がSSコース内に入って来ないための”見張り役”みたいなものですが、中には渓流釣りやキノコ狩り等で立ち入りを要求される場合もあるため、関係機関に正式な許可を頂いた上で林道を封鎖している事をやんわりと説明し(←ココが重要)、立ち入りをお断りしなければならないケースもあるようです。
まぁ、平たく言えば”苦情対応係”みたいなモンですが、これも競技の安全確保には欠かせない役割ですから、仕方ありませんね。
…と、ここまで書くと一見悲惨なようですが、今回はそんな事は全くありませんでした♪
理由はコチラです↓
どーん!

えぇ、SS5/SS7は
陸別オフロードサーキット内のコースを利用するため、上記のような一般進入があり得ないからなんですよ。
しかもコースクロージャーの配置ポイントは、観戦BエリアとDエリアの2箇所。
自ら希望した訳では無いんですが、小生はBエリア側の担当と相成りました。
…ってなワケで、コースクロージャー側からみると、あのウォータースプラッシュを別な角度から眺める事が出来ました。(^^)

セクション1と同じくマシンは側道に入れての役務でしたが、コース状況を確認するには十分です♪
設営後は空き時間を利用しての昼食タイム♪
慌ただしい活動の中、至福のひと時です。( ´∀`)
ここではラジオポイントの設定が無いため無線通信は原則不要ですが、念のためトラッキング結果だけは記録しておきます。

しかも、午後のSSは時折雨が降っていたので、車中での役務♪
おかげで殆ど濡れずに済みましたわ。( ´艸`)
SS5/SS7では特にトラブルもなく無事終了。
サービスパークへ戻る途中は、あのSSコースをマイカーで走る事が出来ました♪
とりわけ、Cエリアをコース側から見るとこんな感じ↓

おかげでにわかラリーカーちっくな気分です。(笑)
そして表彰式。

後片付けを行いつつ、どの選手にも心の中で拍手を送り続けます。
みん友の
taka-ponさんはドラさん共々、見事シリーズチャンピオンを獲得!
いやぁ~おめでとうございます♪
競技終了後はオフィシャルみんなで手分けして後片付けです。

こうして長いような短いような2日間が終了。
お世話になった皆さんに挨拶後、自身も帰途につきます。
…ですが、帰りはこんな所へチョット寄り道。
まずは夕食。

ラリホやら何やらで帯広を訪れる機会は結構あるものの、実はインディアンカレーを食べたのは今回が初めてだったりします。
…まぁ、ラリー開催期間中はグルメに対する優先度が低い人なので、じっくり味わって食べるには良い機会だったかもね(苦笑)。
ついでに、温泉銭湯でリフレッシュ♪
帰宅後はほぼバタンキュー状態で泥のように熟睡しましたとさ。(^^;