既にニュースになっていますが、プロ野球 北海道日本ハムファイターズにて10年間(プロ野球現役生活は20年間)に渡り活躍してきた
稲葉篤紀選手の引退試合が、先日の日曜日に開催されました。
この日はF1日本グランプリやマラソン中継等のイベントもありましたが、TV視聴は一切諦め、またまた球場へ足を運んでみました。
…といっても、今回はビジターエリア(対戦相手側の応援席)での観戦です。。。
(だって、チケット発売と同時にほぼ完売状態だったんだもん。orz)
ファイターズの応援は出来ませんが、この日は全席完売だったし、対戦相手であるイーグルス星野監督のラスト采配(北海道では)でもあったので、まぁ観戦券が取れただけでも良しとしなきゃぁね。
球場周辺は、先に引退セレモニーを行った金子誠選手とともに、お二人の祭りムード一色でした。
この日は全席指定ながら、開場前からこの行列。
ファンの皆さんも気合が入っているようです。
(って、私もですが…苦笑)
場内コンコースには、これまでの活躍ぶりがあちらこちらに掲げられています♪
でもラリージャパン2008&2010の展示品閲覧も忘れてはいません。(笑)
実施不可能とまで言われていた屋内でのスーパーSS実現は、今でもラリージャパンだけなんでしょうかね。
今度は球場内へ。
稲葉選手への感謝メッセージが観客席のあちらこちらから表示されていました。

こんなにも多くのファンから応援があるのも、常に全力で取り組む姿勢と真面目な性格から来るものなのでしょう。
選手としての活躍ぶりはもとより、稲葉選手の人柄がよく分かります♪
試合前の練習時には、選手全員(監督やコーチを除く)が稲葉選手と同じ背番号41のユニフォームを着用していました。
チームの精神的柱として支えてくれた稲葉選手への感謝の表れですね~。
ちなみに、これは金子誠選手の引退試合の時も同じような事をしていたようです。(笑)
キャッチボール練習の際は、ビジター応援席のすぐ傍まで来てくれました。
ファイターズ応援席はもちろん、ビジター席からも一斉に稲葉選手への黄色い声援で賑やかになっていました。
しかも、試合開始直後の1イニングは外野(ライト)の守備についてくれたので、また傍で見る事が出来ました。
最近は一塁の守備につく事が多かったので、これも外野席にいるファンへの感謝の表れ(たぶん)なのでしょう。
ビジター席もライト前なので、これには感激しましたねー!
ちなみに、この日の先発ピッチャーはファイターズが大谷投手、イーグルスは松井選手でした。
将来プロ野球界を牽引してくれるであろう若手投手同士の投げ合い&名選手の引退と、まさに”世代交代”を象徴するようなスタメンです。
この日の大谷投手の最速球は、なんと162km/h!
プロ野球史上最速球のタイ記録だったようです。
凄いですね~。
ファイターズの攻撃は4番中田→5番稲葉の打順でした。
こちらも新旧交代を思わせるシーンですね。
そして、稲葉選手の打順になると、球場全体のボルテージが最高潮に達します!
名物の”稲葉ジャンプ”も全打席で行われました。
通常は得点圏にランナーがいる時だけジャンプして応援するのですが、もう現役最後の公式試合ですので、稲葉選手への感謝の気持ちを込めて全打席で精一杯跳ね上がります。
…あまりに観戦に夢中になり過ぎて、気づいたら稲葉選手の打席写真が1枚もありませんでしたが。(苦笑)
試合の方は投手戦になり、残念ながら稲葉選手も無安打でしたが、アウトになっても観客席から惜しみない拍手が送られていました。
6回裏にかろうじて1点を取ったファイターズがそのまま逃げ切り勝利しましたが、もう結果なんてどうでも良かった。
とにかく、長年活躍し感動を与えてくれた稲葉・金子両選手の現役最後の姿、はたまた昨年東北を日本一にしてくれた星野監督の姿を、この目で見届ける事が出来ただけでも十分です!
試合終了後は、ファイターズ&イーグルスの両選手が観客席に深々と一礼。
マスコット人形さんも挨拶してくれました。

敵・味方関係なく球場全体から大きな拍手が送られた時は、素晴らしいスポーツマンシップを感じましたね♪
この日は公式最終戦だったため、試合終了後はファイターズ栗山監督より、今シーズンの謝恩メッセージがありました。
今年は何とか3位になったので、日本シリーズ進出を目指してCSも頑張って欲しいものです。
今度はいよいよメインである稲葉選手の引退セレモニー。
観客席からは、入場時に配布された発光棒とメッセージボードが次々と挙げられました。
花束贈呈や稲葉選手ご本人からのスピーチ…ここからのシーンはもはや説明不要でしょう。(T_T)
…いや、文章を書くのが面倒だからではないです(ホントに)。
そして、スピーチの後は「5番 ライト 稲葉 背番号41」の場内アナウンスが!
今度こそ”最後の”打席についてくれました。
もちろん、観客全員でイナバジャンプをしたのは言うまでもありません。(笑)
シメの胴上げ&場内一周は、金子選手の引退セレモニーと同じ雰囲気でした。

最後はグラウンドに向け、深く御辞儀をして退散。
球場でファイターズ戦を観戦した事がある方でしたらご存知かもしれませんが、稲葉選手は試合に勝とうが負けようが、このグラウンドに向けた一礼を欠かすことなく行っていました。
野球に対する真剣かつ謙虚な姿勢には、ホントに頭が下がる思いです。
こうして引退セレモニーは感動の雰囲気に包まれる中、無事お開きと相成りました。
いやぁ~ビジター席とはいえ、稲葉選手の現役最後の姿をこの目で見届けられて本当に良かったです!
稲葉選手は2005年にヤクルトスワローズからFAで加入してくれたのですが、実はファイターズがFA選手を獲得したのは、現時点では稲葉選手ただ1人だけなんですね。
本来は米メジャーリーグでのプレーを希望していたようですが、「北海道に来てよかった」と連呼してくれているので、道民としては嬉しい限りです♪
言葉としてはシンプルですが、今の気持ちは…
“ありがとう!稲葉選手!”
“ありがとう!金子選手!”
これに尽きますね。
とりわけ、稲葉選手は引退後も北海道に残り何かの形で野球振興に努めたいと述べているので、今後の活躍にも期待したいところです。
(とりあえずは、11月の日米野球”侍ジャパン”の打撃コーチですかね。)
さて、今度こそラリー北海道の観戦記upしなきゃ…(汗)。