さて、今年もこの季節がやって参りましたね。
(って、自分で勝手に決めているだけですが…^^;)
今日で開催からちょうど10年になるラリージャパン2007の回想記録なんぞ書いてみようと思います。
また単調なダラダラ長文になることが予想されますが、宜しければお付き合い下さいませ。
観戦はこの年もLEG1から開始。
仕事でまとまった休暇が取れなかったのもありますが、この当時はLEG0(ラリーショーやセレモニアルスタートなど)を観戦するなんて発想すら無かったため、今思えば随分勿体無い事をしたもんですが…競技初日から現地に居られるだけでも良しとしなきゃぁね♪
例年WRC開催時に足寄市街で発生している大渋滞を回避するため、この日の昼間は北愛国サービスパーク(以降、SPと略します)~足寄市街手前にてリエゾン観戦、夕方はSP脇の特設会場でスーパーSS観戦、というプランを設定。
幸い、リエゾン区間途中にある利別という地区にラリーパークが設けられていたため、その敷地内駐車場にクルマを駐め、眺めの良好な歩道にてひたすらラリーカーが来るのを待ちます。
現地に着いた時はちょうど競技車がSS→SPへ向かう時間帯でして、待機して間もなくコースカーが到着。
00カー@エボⅩ
0カー@GRB

確かこの年はランサーエボリューションシリーズではエボⅩ、インプレッサWRXでは初のハッチバックモデルとなるGRBが新発売されて間もない頃で、それらをいち早くラリーに採用したコースカーも注目の的だったような記憶があります。
トップカテゴリーでは、これまたNEWマシンであるシトロエンC4WRCが登場。
2号車のドライバー、ダニ・ソルド氏とも一瞬目が合いました!(((o(*゚▽゚*)o)))

いやぁ~前年のラリジャパでリエゾン観戦の醍醐味を覚えて以来、すっかりハマってますよ♪
そして、当時王者だったセバスチャン・ローブのライバル、フォードワークスのマーカス・グロンホルムもやって来たのですが…

あ゛ぁ~ものの見事にフロントが大破しちゃってます。(>_<)
どうやら陸別オフロードサーキット内のステージを走行中、観戦エリアD~E間の樹木だったか土嚢にヒットしてしまったようです。orz
…えぇ、ラリーファンの間では”マーカスの呪い”と呼ばれている、あの位置です。
これでチャンピオンシップを争う上ではセブ氏が俄然有利になったワケですが…ラリーは最後まで何が起こるか分からないもの。
RJ2007では、まさにこの後の展開がそうでしたね。
(尤も、この当時は順位やシリーズポイントなんて全く気にしておらず、目の前をWRカーが颯爽と通過するのを見るだけで十分でしたけどね。^^;)
今度はSP→再びSSへ向かうマシンを狙って観戦。
0カーは前述のGRBに加え、なぜか昨年まで0カーを務めた鷹目GDBも立て続けに通過。

どうやらGRBに万が一マシントラブルが発生した時に備えた”代打”のようです。
セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ(シトロエンC4WRC)
前:ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レーティネン(フォードフォーカスWRC07)
後:ダニ・ソルド/マルク・マルティ(シトロエンC4WRC)
ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ(スバルインプレッサWRC2007)
前:マンフレッド・ストール/イルカ・ミノール(シトロエンクサラWRC)
後:ヤリマティ・ラトバラ/ミカ・アンティラ(ストバートVKフォードフォーカスWRC06)

今やトヨタWRCのエースクルーである2人とこんな所で遭遇していたんですねぇ。
この当時は想像もしていなかったなぁ。
海外勢を見送ったあたりからマンネリ化してきたと同時に、SPの様子も見たくなってきたのでリエゾン観戦はここまで。
一路SPを目指します。
単純に、SPへ行くには競技車と反対方向へ向かうので、移動途中は多くのラリーカーとすれ違う事になり、お互い手を振りながらの運転となりました。
さすがに運転中なので写真はありませんが、こうした選手とのやり取りが多く出来るのがラリーの魅力の一つと言えるでしょう♪
ラリジャパではSPへマイカーでのアクセスが出来なかったため、近郊の特設駐車場にマシンを駐め、シャトルバスに乗り換えての移動です。
SPも入場券が必要なのですが、SS観戦券を持っていればSS開催日に限り入場券購入は不要なので、そのまま通ります。
SP内へ入ると…おぉ~多くのイベントブースが設けられているじゃありませんか。( °∀°)
とりあえず、コンセプトカーが展示されているブースを中心に写真撮りまくりです=3

写真を見てて気づいたのですが、スズキSX4@WRワークスカーの投入予告フレーズがマシン背後に掲げられていますね。
これまた、スズキがトップカテゴリーに参戦するなんて想像もしてませんでしたわ。(^^;
コチラは本物↓

1996年サンレモラリーに参戦したスバルインプレッサ555WRCです。
コクピットもGr.A当時の姿がそのまま残っていますね。
この写真では見づらいですが、ステアリング奥にはF1でお馴染みのパドルシフトが組み込まれているようです。

時間があればもっと見たかったのですが…ここでいよいよ本日のスーパーSS開場時間となったので、一路観戦エリアへ向かいます。
とりあえずは見ごたえありそうな場所を無事ゲット。
競技車がやって来るまでまだ時間があったので、何やら前座とばかりにラリーレプリカ車がコース内にご登場です。

どうやらアトラクション企画か何かで、ラリーレプリカ車によるパレードランのようです。
個人的には、何年か前のラリホで陸別サーキット内を走行しただけですが(藤丸アタックを除きます…笑)、こうしてラリー振興に華を添えるのもまた良いものです。(^^)
もしかすると、この中にも貼物組合員が居らしたのかもしれませんね♪
と、ここまでは順調だったんですが…空からは何やら冷たいものが落ちてきたでないの。
えぇ、見事に雨が降ってきましたよ。orz
おまけに時刻は17時近くになり、10月下旬の北海道ではもう日没の時間。
ってなワケで、本番競技で撮影した写真は真っ暗&雨でレンズが滲みまくり…。
高機能デジ一眼なんぞ所有しておらず、こんな写真ぐらいしか撮れませんでした。(TT)
SP内もこの有様…┐('Д`;)┌

会場内には立派な屋根付き建物なんぞ少ししか無いのでSP徘徊はとっとと切り上げ、次のステップへ移動です。
翌日は早朝からの行動を予定していたので、駐車場へ戻った後はマイカーでそのまま陸別を目指しました。
えぇ、昨年と同じく町内にある公共施設がラリジャパ観客宿泊用に無料開放されたため(予約制ですが)、それを利用させて頂きました。
移動途中は前述の足寄市街を通過せねばならないのですが、もう21時近くになっていてラリーカーも全車通過した後だったので、大渋滞にもハマらず悠々と(?)通過出来ました。
いやぁ~マイペースで思いっきり運転出来るって素晴らしい!( ´∀`)
陸別へ着いたのは22時頃。
とりあえずチェックインを済ませ、駐車場の都合か何かでマイカー情報を申告する事になったのですが、そこではラリーの事をあまりご存知無さそうな受付担当係さんとこんな会話が行われました。
受付:「では、念のためお車の特徴を伺っていますので、車種を教えて下さい。」
私:「インプレッサです。」
受付:「うーん、インプレッサのお客さんってなぜか多いんですよねぇ…。では車色を教えて下さい。」
私:「青です。」
受付:「うーん、青いクルマでお越しのお客さんは多いんですよねぇ…。ではナンバーを教えて下さい。」
私:「●◎-△✕」です。
受付:「うーん、そのナンバーのお客さんって何故か多いんですよねぇ…。では他に何かお車の特徴ってありますかね?」
私:「(内心、ラリー観戦なんだからその特徴は多くいて当然だろうと思いつつ)、外観はラリーカーに似せたシールがペタペタ貼ってありまして、(555とREPSOLデザインが目印でして…。」
受付:「??」
私:「御覧頂いた方が宜しいかと…」
受付:「ですね。では見せて下さい。」
私:「(マイカーを指差して)アレです。」
受付:「…なるほど。納得しました♪」
う~ん、ラリーをご存知無い方へのマシン説明が、思いの外大変だという事を勉強させてもらったひとときでしたわ。(^^;
…とまぁ、そんなこんなで長かったような短かったようなLEG1も無事終了。
翌日も朝早いんで、とっとと持参した寝袋に潜り込むのでありました…zzz。
LEG2へ続きます。