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2015年09月04日 イイね!

第9回小樽クラシックカー博覧会(後編)

えーっと…後編では本イベントで初拝見させて頂いたカッコイイ旧車のご紹介なんぞ少々。
(いや、かなりの数ですが…"後編"というよりはフォトギャラに載せた方が良さそうな内容かも?)

まずはトヨタ勢

初代カローラスプリンターSL


2代目パブリカ



歴代セリカ(奥:ダルマセリカ、手前:セリカXX&セリカスープラ)


セリカカムリ


コロナ&カリーナ軍団(?)


チョット遠目ですが、後ろ姿もパチリ♪


ソアラ3.0GTリミテッド(昭和63年式、MZ-21型)
この型式ではわずか23台しか製造されなかった希少モデルだそうです。

しかも、ドアがシザー式になっている!( °∀°)

くじらクラウン(ハードトップ&スーパーサルーン)



センチュリー(GZG5型)


さすがお偉い方の乗るクルマだけあってか、後部座席ドアの方が大きな作りになっていますねぇ。
(この写真じゃ分かりにくいか…)


続いて日産勢

歴代スカイライン(左からケンメリ、ジャパスカ)&ガゼール


“往年のスカイライン”とくればプリスカやハコスカ、はたまた西部警察スカ(?)@R30も外せません♪





歴代セドリック


中でも、こちらは昭和39年式の2800ccモデル。
東京オリンピックの際も色々と(説明受けたけど忘れた…)活躍したクルマなんだそうです。



三角窓も健在!

天気の良い日にこれを開けてドライブしたら気持ちよさそうですねぇ。

そして、今回のテーマであるダットサン勢

サニークーペ1200GX5(B110系)


初代ブルーバードデラックス(昭和38年式、P312型)



同じく初代ブルバードトラック



勿論、510ブルも忘れてはいません。(笑)



歴代フェアレディ240ZG


お次はホンダ勢


シビックCVCC
新車発売当時は実現不可能とまで言われた環境規制"マスキー法”を、世界で初めてクリアしたクルマとしても有名ですね。



マツダ(東洋工業)勢


サバンナRX-7(昭和53年式、SA22C型)
出入庫時はレーシングカーちっくな、場内に素晴らしいサウンドを響かせてくれました。



ルーチェ(昭和42年式、SU-A型)



三菱勢

初代ランサーGSR
現代のエボと比べると小さくて可愛らしいデス。(^^)



スタリオン



デボネア(昭和56年式、A33型)



初代パジェロ2500XLターボ(昭和62年式)
パリ・ダカールラリーに数多く参戦していた影響に感化され、今でも憧れます♪



スバル勢

レオーネ(昭和57年式、AF-3型)


さしずめ、レガシィやインプレッサの先祖といったところでしょうか。

アルシオーネ



海外勢

ランチア・デルタHFインテグラーレ
…やっぱりラリーベース車を贔屓してしまいます。(笑)



近くで見ると、この角張ったオーバーフェンダーが迫力ありますねぇ。


シトロエンBX


…よりも、実はコチラのラリーな写真やミニカーに釘付けでした。(^^ゞ



【番外編】
博覧会もさることながら、実はこの小樽総合博物館内にも旧車がひっそりと展示されているんですね~。(見れるのは夏期のみですが)


スバル360(昭和44年式、K111型)


トヨタ カローラDX1100(昭和42年式、KE10型)


ダットサン サニー1000DX(昭和42年式、B10型)


マツダ 787B-55号車

1991年のル・マン24時間レースで、日本車初の総合優勝に輝いたモデル。
ロータリーエンジンの底力を世界にアピールした瞬間でしたね~。

う~ん、予算と維持を度外視すればどれも欲しい車ばかりデス。
まぁ、現実を考えたらミニカーですな。(苦笑)

まだまだ紹介したクルマはたくさんあるのですが、続きは気が向いたら(?)フォトアルバムにでも編集してみようと思います。

-完-
Posted at 2015/09/04 22:47:59 | コメント(5) | トラックバック(0) | 旧車 | 日記
2015年09月03日 イイね!

第9回小樽クラシックカー博覧会(前編)

どうも、またしても(?)久々のブログ更新です。

先月のネタになりますが、8月30日(日)に「第9回小樽クラシックカー博覧会」が小樽市総合博物館にて開催され、私も足を運んできました。

古き良き時代に誕生した往年の名車を眺められるのは勿論ですが、このイベントの特徴は毎年テーマを設け、該当する車の特徴や誕生秘話などを分かりやすく解説して頂ける点にあり、これを聞くのが楽しみで行っているのです。(^^)

解説は午前と午後の2回行われるのですが、これまで寝坊して午後しか聞けていないため、今年は気合を入れて早起きし会場へ向かいました。(笑)

で、会場へ到着すると…おぉ~早くも往年の名車さん達が入場待ちしてますねぇ~。


開場までまだ時間があるからなのか、駐車場もさほど混雑しておらず、スムーズな入場でした。
いや~”早起きは三文の徳”ですねぇ♪

では、さっそく中へ入ってみましょうかね。(^―^)


そうそう、今年のテーマは…「ダットサン」

例年ですと実行委員会さんが車の解説をして下さるのですが、今回はテーマがダットサンという事もあり、全国ダットサン愛好家の代表者さんがわざわざ内地から来られ解説して下さいました。
いやいや、素晴らしい熱意ですねぇ~。


ひとくちにダットサンといっても車種が数多くあるため、今回は”ダットサン ブルーバード”に的を絞っての解説です。

午前の部は、初代モデルの中でも特に珍しいタイプの紹介。


まずはコチラのモデル。
こちらはワゴンタイプでして、特に後部座席は劣化がきわめて少なく、ほぼ新車当時の状態を維持しているだそうな。


ワゴン車なので、リアは荷物置場。
…と言いつつも、ドアが上下に開くタイプなので、下側ドアにちょっと腰かけて周囲の景色を満喫するのが当時の流行だったそうです♪

ダットサン愛好家さんの調査では、このタイプは関東以北では(写真の個体を含め)わずか3台しか現存しない貴重なクルマのようです。

お次は写真右側のモデル。

今では数多く流通していますが、この年代にしては珍しいAT車。
制御方式は圧縮空気を動力源としたバキューム方式で、当時の自動車技術としては文化遺産に匹敵するほどの画期的な発想だったそうだ。

さっそくエンジンルームを開けてみると…


一目見ようとに熱心なファンでたちまち人だかりになりました。

まぁ、かくいう私もその中の1人ですけどね。(笑)

エンジンルーム内も綺麗な状態で保たれていますねぇ。


で、AT制御装置とはこの部分のようです。

現存するのはおそらく全国でこの1台だけだそうで、しかも昭和30年代のレトロカーが車検を通して公道を走行可能な状態で保存されているのは、ホントに貴重ですねぇ。

午後の部は、前述2台の珍しい装備の紹介&実技に加え、610型ブルーバードの紹介でした。


まず、初代モデルの珍しい装備とはコチラ↓

何やらバンパー中央部に穴が開いているようですが…これはエンジン起動用のクランク棒を挿入する穴なんだそうです。

今でこそエンジンスタートキー(いや、近年は”エンジンスタートボタン”かな)を操作すればエンジンが掛りますが、この当時のクルマは故障も頻発していたため、エンジン起動方法としては…
①スタートキーを回す
②押しがけスタート(ギヤを1速に入れたままスタートキーを回し人力で後方から押す方法。踏切内で立ち往生した際の脱出例ですが…AT車には適用出来ないんで、今じゃ滅多に無いかな?)
③クランク棒をエンジンシャフトに挿入し、その回転力でエンジンをスタートさせる方法
の3つがあったんだそうな。

で、これは③に関する方法ってなワケです。

さっそく実演してみると…おぉ~見事に掛りました♪


クランク棒を回すのには少々コツがいるようですが、機械いじりが好きな方には虜になりそうな方法かも?(^^)

もう一つは、竪型ジャッキアップ。

現代のクルマにはパンタグラフ式のジャッキが標準装備されていますが、この当時は竪型だったようでして、ジャッキを上げる時は勿論、降ろす時もクルマにダメージを与えにくい方式だったようです。
技術の進歩により、最近のクルマはジャッキどころかスペアタイヤも標準搭載されていないものがあるようです。
自動車技術の進歩って凄いですねぇ。

最後は610型ブルーバードの紹介。


新車発売当時はボディスタイルの評判が今ひとつだったらしく(私はそう思いませんが)、前代モデル@510型よりも現存台数が少ないようですが、その分希少価値は高くなりつつあるんだそうです。


個人的には2ドアクーペ(通称”サメブル”)も好みなんですが、最近は滅多に見かけませんね~。

エンジンルームも拝見させて頂きました♪

中は思いのほか綺麗な状態が保たれていまして、オーナーさんがこまめにメンテナンスされている効果なんだとか。
いや~愛車にかける情熱には脱帽ですね。

愛好家さんによる解説のおかげで、クルマの仕組みはもとより、発売当時の時代背景なんかもよく分かりました。
ただ単に旧車を眺めて写真を撮るだけよりも面白味が何倍にもなります…オススメですよ♪

テーマ以外のイベントとしては、レストア板金加工の実例や発動機を実際に動かしてみる見本なども開催されていました。




フライホイール(たぶん)の回転や白煙を見ていると、発動機というよりドン菓子の製造状況を見ている感じです。
(って、コレご存知な方いらっしゃいますかね?…苦笑)

こうして博覧会も無事お開きと相成りました。

旧車は減ることはあっても増えることは無い貴重なクルマ。
日々の維持管理をはじめ、旧車に対する重課税など大変な面も数多くありますが、時代の象徴を語り継ぐ”証言者”として、永遠に存在して欲しいものですね。

…おっと、だいぶ長くなってしまったんで続きは後編にて。
関連情報URL : http://occe.info/
Posted at 2015/09/03 21:47:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旧車 | 日記

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