先週は関東地方へ遠征する用事があったのですが、東京の臨海副都心にある「
TOYOTA MEGA WEB ヒストリーガレージ」というテーマパークにて、かつてWRCで活躍したトヨタのラリーカー(一部はレプリカですが)の
展示会が開催されているらしいので、ちょっと足を運んでみました。
羽田空港からアクセスすると、こんな割引券もあるようです♪
で、最寄駅で降りてみたものの…う~ん、建物が多過ぎてよく分からない。orz
土地勘が無いのもあってか、地方から上京してきた田吾作にとっては少々迷子になりそうでした。
地図で確認してみると、お目当ての建物はどうやらこの方向にあるようです。
入口がよく分からず右往左往しましたが、それでも何とか辿り着きました。( ´∀`)=3

では、さっそく中へ入ってみましょうかね。
館内へ入るやいなや、いきなりこんな素晴らしい壁絵やミニカー、旧車が展示されていますんで、もうテンション上がりまくりです。(笑)
F1のエアロパーツも所狭しと飾られていますねぇ。
さらに奥へ進むと…
…( °∀°)

なんと、トヨタ2000GTでないの!
いやぁ~トヨタが誇る名車中の名車をドドーンと展示してくれるなんて粋じゃぁありませんか。
さっそく独り撮影会開催です♪

フロントグリル周りの形状からすると、どうやら後期型のようですね。
屋外にも何やら情緒タップリな旧車が展示されているようです。

今回のメインはWRC車拝見なんで、名残り惜しくはありましたが旧車撮影会はほどほどにし、今度は当該車両が展示されている2階へ移動です。
入口へ到着すると…おぉ~ヤリスWRCテストカーがこれまたドーンと出迎えてくれました♪
どうやら7月のラリー洞爺でもサービスパークに展示されていたようですが、オフィシャル活動で終日山籠もり(?)していたため、その時見れなかった分までじっくりガン見です。(笑)

2017年にはいよいよ実戦投入されることと思いますが、大いなる活躍に期待したいものです。
そして、メインの参戦車展示ブースへお邪魔すると…

えぇ、もうヨダレ垂らしまくりだったかもしれません。
いつもの如く(?)、我を忘れて大・大撮影会開始です。(((o(*゚▽゚*)o)))
今回の展示マシンは↑のヤリスを含め計9台。
そのうち、個人的に初めて見たのは3台だったので、今回はそれらを中心に書いてみましょうかね。
まずはコチラ

1995年のWRCサファリラリー優勝車「ST185セリカGT-FOUR」です。
ドライバーは、日本人初のサファリ優勝者である藤本吉郎さん。
その栄誉を称えてか、展示棚には当時の写真やアイテム類がズラリと並べられていました。
ペースノートも保管されていました。
書き方は今でも役立ちそうデス。(笑)
このボディの凸凹やパーツの損傷を御覧頂ければ、いかに過酷なラリーであるかがお分かり頂けるでしょう。
ってか、ピカピカの新車よりもボロボロになった車体の方になぜか萌えてしまいます。(笑)
サファリとくれば、やはりアニマルガードをはじめ、シュノーケルやウィングランプ、スペアタイヤ搭載器具といったアクセサリー類が目を引きますねぇ~(*^-')b

マイカーもいつかはサファリ仕様にレプリカしてみたいものですが…おそらく車検はパス出来ないだろうなー。(^^;
車内もドリンクボトルをはじめ、サファリならではの装飾がされていますねぇ。
お次は、1995年のWRCツール・ド・コルス優勝車「ST205セリカGT-FOUR」。
ST205とくれば、1995年カタルーニャラリーでのリストリクター違法改造事件→1年間のワークス出場停止処分で暗い印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、この個体はレプリカなんで良しとしましょう。(苦笑)
確か、ST185に比べるとサスペンションがスーパーストラット仕様に一新されていたと記憶していますが、車重が思いのほか大きく、セッティングも困難を極めるなど課題も多かったようです。
クルーはディディエ・オーリオール/デニス・ジロウデ組。
オーリオール氏は当時のターマックラリー得意ドライバーの一人で、特にツール・ド・コルスでは他を寄せつけないほど圧倒的に速かったようです。
そして、3台目は1997年製の「カローラWRカー」。
このマシンは90年代後半、Gr.A→WRカーの移行に伴い開発されたクルマで、セリカよりもコンパクトで軽量化したボディが大きな特徴。
しかも、ラリーで有利と言われているハッチバック式ボディを採用することで、より一層飛躍を遂げたのかもしれません。
外観のことばかり書きましたが、このマシンの大きな特徴の一つとも言えるのがコチラ↓

写真中央にある、ステアリングから枝分かれしているように装備されている「ジョイスティック」です。
ギアシフトに併設されているもので、ステアリングからすぐ手の届く位置でギアチェンジが出来るので、シフト操作がGr.A車よりも瞬時に出来るようです。
さらには、電子油圧制御によるセミオートマチック式トランスミッションを搭載。
さしずめ、今のパドルシフトの元祖とも言える”ハイテク武器”だったのかもしれません。
ワークスカーとしてのWRCデビューは確か1998年でしたので、この個体は試作のコンセプトカーか何かなんでしょうかね。
まぁ、あまりクドクド書いているとキリが無いのでこの辺で…。(^_^;)
続きは、機会があればフォトギャラにでもupしてみようと思います。
これ以外に展示されていたマシンも少々。
1957年のWRCオーストラリアラリー参戦車「トヨペット クラウンRSD(のレプリカ)」
1985年のWRCサファリラリー優勝車「TA64セリカツインカムターボ」
1985年にグループS構想に向け試作された「222DトヨタMR2」
1990年のWRCサファリラリー優勝車「ST165セリカGT-FOUR」
1993年のWRCオーストラリアラリー優勝車「ST185セリカGT-FOUR」
時間帯によっては、スタッフさんによるマシンの解説なんかも行ってくれます♪
そして、順路の途中にはこれまた懐かしいトヨタのWRC参戦歴に関する展示物がズラリと並んでいました。

ってか、このミニカー…全部欲しい。(笑)
いやぁ~気がついたら3時間も眺めていましたわ。(^^ゞ
おかげで、ランチタイムといえども空腹も忘れて右往左往していました。
さすがに写真の撮り過ぎ&眺め過ぎでフラフラになってきたので会場を後にし、館内にあるカフェテラスで遅いランチを頂きました♪

このショップは元F1ドライバーのアレッサンドロ・ナニーニがプロデュースした店舗のようで、日本では出店第1号とのこと。
窓の外はロータリー道路になっていて、何やらヤリス軍団が時折通過していました。
あれは同乗体験走行か何かなんでしょうかね。
また、併設されているグッズショップには、ミニカーをはじめお宝品がズラリと陳列されていました。
…尤も予算不足で何も買えませんでしたけどね。(^^;
このハコスカ軍団も欲しい!(笑)
こうしてお腹も心も満腹にすることが出来ました。
良いタイミングで貴重なマシン達を拝見出来たことに感謝です。
WRC参戦車の展示は9月4日(日)まで開催されていますので(ヤリスWRCテストカーは既に展示終了)、機会があれば是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
(p.s.)
モーリス☆☆☆プロドラ02Cさん&
celi@tSさん、貴重な情報提供ありがとうございました♪
【おまけ】
京急羽田空港線では、運良くシーメンス社製のインバーター搭載車に遭遇!

発車時は、例のドレミファ音を奏でていました♪