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2017年03月04日 イイね!

「NEXCOウィンタードライビングスクール in TOKACHI」に参加してきました

またしても筆が遅くなってしまいましたが、先月18日はNEXCO東日本さん主催の講習会「ウィンタードライビングスクールin TOKACHI」に参加してきました。
…1DAYながら色々な出来事があり過ぎて長文になってしまいましたが^^;、宜しければご覧下さいませ。

このセミナーは冬道における安全走行のため、無理な運転をするとクルマがどんな挙動を起こすのか、またそれを防ぐにはどのような点に留意すれば良いのかを、特設会場で実際に運転してみることで体得し、安全運転技術の向上や普及に努めることを目的としたものです。

で、参加者募集要項をみると…講師にはパリ・ダカールラリー等で有名な篠塚建次郎さんをはじめ、各種モータースポーツでご活躍中の名選手さんが来るそうでないの。
しかも、参加無料+昼食付というオマケまで付いているようです♪
パリダカやシノケンさんは、我がラリー歴の原点になっていると言っても良いほどの方なので、これは何としても参加せねばと思い、募集開始日にさっそく申し込んでしまいました。(笑)

で、当日。
会場は十勝スピードウェイ内の特設コースでして、午前は座学講演、午後は実技演習といった構成になっているようです。
受付を済ませ講演室内に入ると…おぉ~早くもシノケンさんを称える映像が流れていますねぇ。
( °∀°)


窓からは、この後走る特設コースも俯瞰出来ました。

外は極寒ですが典型的な十勝晴れ。
冬道走行には絶好のコンディションのようです♪

みん友では、貼物組合のランサーWRC05ワゴン!さんもお越しでした。
久々に貼物組合号のツーショットです。(笑)


やがて開始時間になると、篠塚さんがご登場。
全員拍手で迎え、さっそく講演に入ります。

講演では、篠塚さんのこれまで体験談を基に、安全運転のための留意事項やコツについて解説して頂きました。

まず、交通事故は危険回避の判断を誤ることにより起こるとのこと。
その”判断”を誤らないためには、(1)ルールを守る、(2)経験を積む、(3)恐怖心からくる”下手”をなくす、(4)路面を読む、の4点がポイントなんだそうです。
特に、(3)の”下手”を解消するにはクルマが限界を越えた際の挙動を、頭と体で体得するのが重要なんだそうで、まさにこの講習会の主目的である「普段経験出来ないような事を多く体得する」のが良いんでしょうね。
(4)の路面判読にしても、ひと口に冬道といっても状態は様々。
路面状況にあった判断と運転をするのが安全走行のカギですから、これも経験あるのみですね。

そして、篠塚さんによる"運転経験から得たポイント"は、以下の5項目とのことでした。

【1.シートベルトは必ず締める】
・大きな事故になると、後部座席にいても衝撃でフロントガラスを突き破り車外に放り出されるため、どの位置でもシートべルトは必要。
・篠塚さんもパリダカで大転倒を3度経験しており、競技専用のシートベルトを締めていても顔面を怪我したそうです。まして、締めていなければ命を落としていただろうとのこと。
・シートベルトをクリップ止めして緩みを持たせる人を時々見かけるが、本来のベルト機能に影響を及ぼすため、これは絶対してはダメ。

【2.集中力を保つ】
常に冷静さを保った状態で運転する。(喜怒哀楽な気分を引きずらないこと)

【3.年齢からくる「うっかり」に注意する】
自分が100%注意していても、周囲がうっかり状態を起こしているかもしれないので、常に交通ルール通りとは限らないことを念頭に入れておく。

【4.周囲の状況を常に把握・確認する】
・ハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作といった、車の挙動が変化する前後は特に注意。
・後ろから追突される事が多い人は、自分自身のブレーキ操作に問題があるケースが多いため、ブレーキペダルの踏み方を今一度見直した方が良い。

【5.気持ちのゆとり・余裕を欠かさない】
・通常の運転では、そのクルマが持っている性能の半分も出していない状態
・停止している車の向きにも注意する…原則は走り出す方向(クルマが通る方)を前にする。
 →バックより前に出やすい、牽引やバッテリー充電も前に配置されている車が殆どのため。

まぁ、どれも当たり前ではあるのですが、これが実行出来ていないが故に、運転が上手くても事故を起こす人は起こすんだそうな。
お恥ずかしながら自分自身にも該当する項目があったので、改心&実行あるのみです。

昼食には弁当を支給して頂きました。
他の受講者さんと色々なクルマ談義で弾みながら食べるのもまた良いものです。( ´∀`)



しかも飲み放題の飲料付きだったので、何だか至れり尽くせりです♪


午後はいよいよ実技演習。

コースは大きく分けて、通常の道路に見立てたロングコース(↑の写真左半分ね)と、スラローム運転を主としたショートコース(同じく写真の右半分)の2つで構成されていました。
これらを、日常では体験出来ない走行を敢えて雪氷路面で実際に行ってみて、「急発進、急ブレーキ、急ハンドルといった操作をするとクルマがどのような挙動を起こすのか?」「それを防ぐにはどういった操作を行えば良いのか?」を体験・体得しようというものです。

ちなみに、当日の路面は凍結路面の上にうっすらと新雪が積もった、体験走行には”絶好の(?)コンディション”でした。(笑)

参加者はあらかじめ決められた順番でそれぞれのコースを講師同乗で1回走行し、アドバイスを受けた内容を基に再走行するといった内容でした。

ショートコースは同じ講師が全車に同乗でしたが、ロングコースは篠塚さんを含め3名の講師が交代で同乗。
スケジュールの都合か何かで、講師+参加者の組み合わせは予め割り当てられていました。
私の同乗講師はシノケンさんではありませんでしたが、全日本をはじめ北海道を代表する有名なラリードライバーさんでした。
…我がラリーレプリカ車を見てそのように判断されたのかもね。(^^;

で、いよいよ私の順番。

まずはロングコースへ入りましたが…車内ではこんなやりとりが行われました。

講師:「目立つ車でみんな見てるんだから、ここはひとつアクセルをドド~ンを踏んでみて」
講師:「はい、もっとブレーキ強く踏んで思いっきりドリフトしてみて」
私:「あ、あのぅ…今日は確か安全運転講習会のはずなんですが??」
講師:「いやいやそんな事ないっしょ。ラリーっぽく走って良い所魅せなきゃ♪」
私:「ちなみに、その秘訣やいかに?」
講師:「アクセルをギュッと踏んで、ブレーキをグッと踏んで、ハンドルをガーッと回して…」
私:「は、はぁ…」

う~ん、何だか擬音語ばかりでしたが…他にもこうした表現をされる方は多々いらっしゃるようなので、まぁそういうモンなのでしょう。(^^;

外から見るとこんな感じだったようです↓

ランサーWRC05ワゴン!さん、撮影ありがとうございました。

走行後は、ランサーWRC05ワゴン!さんの果敢なアタックも拝見。
なかなかアグレッシブなようですね♪



講習は予定時間よりもかなり早く進行していたため、ロングコースは各自もう1回走れるとのこと。
今度は別な講師さんに同乗頂き、同じく非日常な走行をしてみました。
走行後に頂いたアドバイスは以下のような内容でした。

「ハンドル操作だけで曲がろうとせず、荷重移動をしっかり行う」
つまり、コーナー入口手前で荷重移動のためのブレーキ操作(通称”ちょんブレーキ”)を行い、荷重が前へ移動している状態→足をブレーキペダルから外した状態でステアリングを切り込むと姿勢を崩さずキレイに曲がれるとのこと。
インプレッサはハンドリング性能に優れたクルマなので、これを活かした状態で運転すると速いタイムが出せるし、操作ももっと面白くなるとの事でした。
…あはは、安全運転講習会のはずが、やっぱり競技走行的な内容になってしまいましたわ。(^^;

全車走行後は、特典として篠塚さんによるデモラン走行。
しかも抽選で5名同乗出来るとの事でしたが…毎度の事ながらクジ運には恵まれず落選でした。


…が、シノケンさんの粋な計らいでジャンケン大会が即席で行われ、勝った2名だけ同乗に追加して頂けるとのこと。

結果…なんと勝っちゃいました!!

いやぁ~何という幸運♪
神様は見放してはいなかったようです。( °∀°)

まずはデモラン走行をしっかり目に焼き付けます。


いやぁ~”世界のシノケンさん”の走りっぷりは、やはり格が違いますねぇ~


で、いよいよ小生の出番。

あまりに興奮し過ぎて、車内では何を会話したのか、未だよく覚えていません。(苦笑)

同乗させて頂いた感想は…

もう最高!
参加してホントに良かった!
人生で一番と言ってもよいほど至福の時間でした!
もう一生の思い出です!!

当選者さんの中には、あまりの感激に目頭を熱くしながら記念撮影を行う方もいらっしゃいました。

例に漏れず私も撮影して頂きましたが…あまりに醜い表情につきここではカットです。(苦笑)

こうして講習会も無事終了。

最後に篠塚さんからの講評と全員での集合写真撮影を行い、お開きと相成りました。

セミナー終了後は、もちろん(?)篠塚さんのサインも忘れずに頂きました♪

まずはミニカー。
篠塚さんが1994サファリラリーで総合2位に入賞したモデルのランサーエボリューション

しかも、縦書きと横書きの2種類のサイン入りです♪

お次は雑誌類

これは確か篠塚さんのWRC初優勝となった1991年のアイボリーコーストラリーですね

パリ・ダカは言わずもがなです(笑)


だいぶ時代が遡りますが、篠塚さんのパリ・ダカ初の総合2位入賞となった1988年の記事


そして、究極はその1988年当時のパンフレット類

ははは…また何かマニアックなモノが出てきてしまったな。(^^;
これはもう墓場まで持参する家宝となることでしょう。

今でこそWRCやらインプレッサやらに入り浸りですが、小生のラリーファン歴を遡ると、ルーツはココなんです。
今の愛車@GC8に出会っていなければ、愛車はきっと初代パジェロかE38A型のギャランVR-4あたりを探していたことでしょう。
(尤も、成人した頃はどちらも市場台数が激減していて入手困難でしたけどね。)

サインを頂きながら、篠塚さんとは当時の出来事を回想しながら会話させて頂きました。
…あまりに内容が濃すぎて、周囲の皆さんを唖然とさせてしまったかな。(^^ゞ

ともあれ、快くサインに応じて下さった篠塚さんにはホントに感謝です!
ありがとうございます。一生の宝物がまた増えました。( ´∀`)

と、ここで退散する予定でしたが…ここで貼物組合の青いメカウマさんがご登場。

どうやら本講習会に参加予定だったのですが、諸事情で遅れてしまい、つい今しがた到着されたとのこと。

事情を知った篠塚さんの計らいで、特別にコースを走行して頂ける事となったようです。
しかも、なんと篠塚さんが自らハンドルを握りデモラン走行で、メカウマさんは助手席同乗といった逆パターンです。(笑)


いきなり初乗車のクルマでも、何ともアグレッシブなデモラン走行!




いやぁ~シノケンさんにはやはりパジェロがよく似合いますねぇ♪

デモラン後は、エンジンルーム内にサイン&記念撮影です。


ちなみに、エンジンルーム内には同じくパリ・ダカで活躍された増岡浩さんのサインもあるらしい。
ある意味、豪華なエンジンルームです。(笑)

何だか遅れて来て一番オイシイ思いをしているようにも見えましたが^^;…残り物には福があったようで良かったですね( ´∀`)
そして、粋な計らいをして下さった篠塚さんにも感謝です♪

最後に、参加記念に頂いた景品をパチリ↓

これで参加費が無料+昼食付き(現地までの往復交通費は自己負担ですが)ですから、なまら嬉しいじゃありませんか♪

いやぁ~これはもはや一生の思い出になりましたが…人生のクジ運を使い切ってしまったようでチョット怖い…かも?(^^;
Posted at 2017/03/04 11:54:45 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ全般 | 日記

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何シテル?   09/09 23:23
長らく旧車スポーツカー(AE86)に乗っていましたが、ラリー好きが高じてインプレッサを購入し、レプリカしました。 ラリージャパンは初開催以来毎回、ラリー北...
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