• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

j-craftのブログ一覧

2016年09月30日 イイね!

2016.9.15 Spa Six Hours 2016 公開練習日

レースレポートは、ノッてるうちに書かないとダメなんですよね(^^;;

ですから、今日は二日目のお話…


もう、昨日のコメント欄で、内部事情に詳しい方(?)からネタバレしていますが、今回のレースはメカニックとしてではなく、ドライバーとしての参戦です。
いろいろ事情があって、助っ人ドライバーとして渡航するので、事前の準備はいろいろ大変でした。

まずは、海外レースなので、ライセンスは今まで使用してきた「国内A級」では走ることができません。
しかるべき手続きののち「国際C級」に昇格いたしました。

余談ですけどね、サラリーマン時代のお酒の席なんかで、先輩に「こいつ、A級ライセンス持ってるんだぜ~」なんて、からかわれたりしましたが、一般社会的?飲み屋のおねいさん的には、A級=国際A級的な印象を持つわけですよ。
講習受ければもらえるという感覚ではない(^^;;
それがどうでしょ…
昇格したら、「C級」ですよ。
国内レースの参加実績だけでなく、完走という形の戦績も問われるのに、もはや、飲み屋では格下げです。(爆)

まじめな話に戻りましょう。
国際C以外にも 、海外のレースに出るにはいくつかの申請が必要です。
海外競技会出場証明、サーティフィケイト(Certificate)と呼ばれるもので、「こいつは一応レースの知識があるから、この日のイベントに出る許可を出したぜ」とJAFが発行してくれる紹介状みたいなA4の紙です。
ちょうど今月のJAFスポーツに、僕らの申請実績が記載されていました。

もう一つJAFが発行してくれるのが、健康管理カード。
こちらは現物のカードを検診したお医者さんに記入してもらって、JAFにハンコついてもらう形です。

あとは、当たり前ですが、国際運転免許証ですが、申請書には「国外運転免許」と書いてあったのに、発行された免許証には「国際運転免許」と記してあります。へんなの(^^;;

それから、パスポートが無いと、飛行機に乗ることもできません。期限切れなので、新たに申請しました。(^^)

渡航前にバタバタとこういった申請を済ませてるなか、予防接種にも行かされました。
なんとか熱の流行っている地域ではないので、そういった心配はないのですが、意外にも破傷風の予防接種は必須です。
子供のころ、混合ワクチンで予防接種を受けているのですが、20歳くらいで期限切れだそうです。
ドライバーにしてもメカニックにしても、レースはある意味危険なスポーツです。
Spaのような森の中にあるサーキットでは、コースアウト→横転→木に激突なんてことも考えられます。
小さな怪我でも、決定的な治療法の無い破傷風に感染するリスクは0ではありません。
これから海外でそういうことに参加される方、忘れちゃいけませんよ。(^^;;

横道に逸れ過ぎましたね…
本題のレースレポートにいきましょう。
「なげーよ」って怒らないでね。作戦です!(^^;;

さて、この日の走行には規制があります。
基本的に翌日からの3Dayレースイベントに出走する車で、騒音は103dB以下とレースカーとしてはちょっと厳しい数値です。
ですから、ミサイルのようなスピードで近づいてくる昨日のF1マシン達は走れません。







そして、朝から晩までいつでも受けられる車検と騒音測定、ドライバーのサインイン(受付)を練習走行の合間に行ないます。
装備品の検査も車検と一緒に行ないますが、かなり厳しくチェックされます。
僕はヘルメットのHANSアンカーの位置ずれを指摘されてしまいました。(^^;;



受付はF1ピットビルディングの一室で行なわれていたのですが、メンテをお願いしたチームの代表についてきてもらうと、イベントの役員を紹介され、とても歓迎していただきました。
東洋人はほとんど見かけませんからね、「遠くからよく来たね!楽しんでいって!」って言ってました。



48号車は前日の走行で、水温が高めだったので、急きょラジエーターを交換して午前中の確認走行はオーナー自ら…



午後の部は僕が担当し、決勝用のタイヤを作ってから、少し練習走行をさせてもらいました。

オーナーは日本でレースが2戦とフリー走行会で何度かドライブしていますが、僕は今年の春、袖ヶ浦で4ラップくらい乗ってみただけでした。
もちろんコース自体も初めてでしたし、とにかくたくさん走って慣れることが重要です。

当初、タイヤはダンロップのCR65…昔で言うところのG5みたいなもんですね(^^)
もっとわからない人が半分くらいかな?(^^;
簡単に言うと、バイアスのラリータイヤだと思ってください。



そう、このCR65の予定だったんですが、ラジアルタイヤも銘柄によってOKとのことで、AVONのレイン用のハードコンパウンドを履くことになりました。



悪くはならないと思いますが、袖ケ浦の時とどう変わっるのか?
昨日の走行は、そんなこともチェックしながら探り探りの走り。
今日は、決勝用のタイヤの皮むきを終えてから、昨日の使い古しに戻してもらい、ちょっとだけ車の動きを確認しながらタイムアタックしてみました。



いやー、難しいですね。
日頃はTSサニーのラジアルスリックに甘えてますから、滑りをコントロールしながら走るのは苦手です。(^^;;
まあ、CR65よりもブレーキが効くし、160Km/hオーバーからのライントレースもできる感じなので、後続に抜かれながら前車を抜く…みたいな難しい状態も、何とか乗り切れそうです。

かの有名な「オールージュ」どうですか?
他人の運転見ても、臨場感ないですよね…
初日はストレートの入り口付近でフロントの荷重が抜けるのが怖くて、歯を食いしばって運転していたので、帰りの車も夕食の時も、ずーっと顎がだるくてまいりました(^^;;
今日は大丈夫。もう慣れました!
というか、危なくないスピードで侵入しないと、ピットロード出口に一直線になってしまうので、考えを改めました。

ちょっとへっぴり腰なドライビングですよね…
さすがにTSの時のように自信もって走るのは難しいです。
明日の予選はどうなることやら(^^;;
Posted at 2016/09/30 23:48:02 | コメント(3) | トラックバック(0) | レースイベント | クルマ
2016年09月29日 イイね!

復活は…

どもm(_ _)m

ちょっとした人間不信(?)な出来事が続き(?)、違う世界に行っておりました。

書いてみたいことは、たくさんありますが、書き出したら毒を吐きそうなので、大人しく最近のレースレポートな日記をちょっとずつ上げていこうかと、改心した次第でございます(^^)


ん?
何のレースか?
って?

えーとですね、スパの耐久に行ってまいりました。(^^)
スパって、愛知県のスパ西浦じゃないですよ。
ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキット。
F1も走る、有名なコースですね(^^)



大小20ものコーナーが、全長約7キロのコースに、ほぼ2本の長い直線と共にレイアウトされています。
この「ほぼ2本」がポイントです!(^^)

そして、イベント自体は「Spa Six Hours」という正式名称で、毎年秋に、ヒストリックカー中心の6時間耐久レースが行われているんです。
スパには12年ぶりの出張です。
前回はロータス26R(レーシング・エラン)の耐久とロータス20(FJ)のシリーズ戦のサポートでしたが、今回はちゃんとした(?)ツーリーングカーでの参戦です。

変な書き方してごめんなさい。
いやね、正直言って、僕はツーリングカーが好きなんですよ。
曲がりたがらない車を、こう…うまく往なして言うことを聞かせるのが、ドライビングの醍醐味だし、車もたくさん改造しなきゃならないでしょ?
作り物もたくさんあるし、その分、それぞれの車ごとに個性も生まれてくる(^^)

もちろん、生粋のレーシング・カーは速いし、それを上手に扱う(ドライビングもメンテナンスも)難しさもある。
結局どっちも面白いんですけどね、強いて言えば僕は、ツーリングカーが好きってこと。
今回はですよ。
Jクラで作ったエンジンと、あっちのエンジン、どっちが速いのかなぁ…(^^)
なんてのも、興味津々だったりしたわけですよ(^^)



で、この車で参戦です。
オースチン ヒーレー3000
通称 ビッグ・ヒーレーって呼ばれています。

この車体は、元々ラリーカーとして活躍した個体らしく、タスマニアン・ラリーにも出場したそのスジでは有名な車のようです。(^^)
そいつを3年掛かりで、耐久レースを走れるコンディションにしてきました。

このイベントは、過去にスパの耐久レース=ホンチャンの24時間耐久レースを走った車だけに参加が許されます。
日本車では、S30フェアレディーZやSA22C RX-7なんかも居たりします。





どっちも、耐久ではなく、スプリントのレースにエントリーでしたし、外国人ドライバーでしたけどね。
ん?外国人って、僕らが外国人か(^^;;

ところで、車は日本から船でどんぶらこどんぶらこと、およそ一か月かけて現地のレーシングチームあてに送られました。
一応ビッグ・ヒーレーのスペシャリスト的なチームに預け、現場に合わせた手直しなんかもお願いして、僕たちはレースの3日前から現地入りです。



パドックはあちこち設営中ですが、「トラックディ」といって、いわゆるスポーツ走行が行われているので、結構にぎやかです。



このイベントには、「マスターズ」という、シリーズ戦のレースも組み込まれていて、Gr.6スポーツカーレースやFJレース、ツーリングカー・レースもF1も走ります。

ってことで、真っ赤なトレーラーがやってきて


48号車をグイーンと下し


強面のメカニックが準備すると、



バビューンと…
F1と混走(^^;;;


あぶーねーす…
とりあえず一日目、無事に車は戻ってきました! (^^)

復帰初日から、ダラダラ書きすぎました。
気が向いたら、明日は2日目のレポート書きまーす(^^)
Posted at 2016/09/29 23:47:40 | コメント(7) | トラックバック(0) | レースイベント | クルマ

プロフィール

メカニックkanが、珍しい車、ワンオフパーツなど、車にまつわる話題を紹介します。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/9 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728 29 30 

リンク・クリップ

スポーツマンシップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/30 21:39:08
JAF モータースポーツ 
カテゴリ:車
2011/02/16 02:14:48
 
ヒストリックカー・インタークラブ 
カテゴリ:車
2011/02/16 02:13:18
 

愛車一覧

MG MGB ボス・マシーン (MG MGB)
デビューはいつか?
日産 サニー 44号車 (日産 サニー)
いたってノーマルなTS仕様
その他 その他 その他 その他
写真管理用

過去のブログ

2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation