見事な事故車

本日は知り合いの13回忌に呼ばれました。

霊園が不便な場所にあるので、ひょっとしたら足車になるかもしれないと、以前事務所2Fにいた夫婦から現行型ノアのハイブリッドを借りて（もちろんレンタ代は払って）行きました。
3年ほど前に10年乗ったシエンタからカローラツーリングのハイブリッドに乗り換えた夫婦でしたが、子供3人が大きくなって「こんな狭い車で旅行は嫌だ！」と拒否され、近所の中古屋にカミさんの方が飛び込み、3列シートのHVと交換を所望。

新車で3年乗ったカローラHVでしたが「追金70万で事故車修復歴有りなら探せる」と言われて乗り換えた車です。

外装はバリバリ綺麗で「左前修復有り」のノアHV。

以前、友人が父親の代から地元相模原で手広く自動車板金工場を経営しており、事故車の話を聞いたことがあるんですが・・・・

「例えば前輪を大きく事故った車を修復する時、鉄は曲がると伸びてしまうので絶対元の位置には戻らない。ストラットの付け根位置がずれた時、フレーム修正機を使っても1ミリも違わず元の位置には戻らない。でもタイヤはサスの傾斜を無理に変えたりしても、絶対元の位置に戻さなければいけない。
当然タイヤ左右でトーインやらキャスター角が違ってしまうので、サスがまともにストロークするわけなく、走ればギシギシしたり足回りアームに無理な力がかかるのでガタガタ異音がする。
何よりそこまで酷いのはオコサない。（←修復車を業界ではオコシと言います）」

正にそれで、元々がHVで静かなノアが少しの段差でもギシギシガタゴト、たまにバキッ！と大騒ぎ！　さすがに亭主も中古車にクレームを言ったそうですが、足回りにCRCをたっぷり吹き付けて終わりで、数か月後、この中古屋は跡形も無く閉店していたというオチまで。

これで高速を走るってのは相当勇気が必要ですが、当のカミさんは全く気にしていないそうで、それはそれでメデタシメデタシってとこでしょうか？

私もウン十年前、大学を出て1年ほど日産ディーラーにいましたが、下取りで入ってくる車がオコシだと、絶対自社中古センターで販売せずに業者オークションに流していたのを覚えています。

しかしアイドリングで無音なノアでしたが、走り出すと私の軽バン5GASよりギクシャクしてうるさいという、とても残念なオコシノアHV。
また、未だにこういう車を販売する業者が店を構えているということが驚きです。


本日は朝出かけるときに脱走した「ぶ～」と遠くに小さく写ってる「しゃん」（この後、すぐに戻りました)の画像と


13回忌を終わらせ事務所へ戻って晩ごはんを食べた後の「チロリン」の画像で終わります。




=^_^=