
先日の日曜日、富士スピードウェイ・P2駐車場で開催の
『ELiSE & EXiGE 基礎反復トレーニング』に参加しました。
当日、眠い目をこすりながらクルマを走らせて高速の乗り口へと至ると、レーシーな外観と柔らかな水色のエクステリアカラーが絶妙な雰囲気を醸し出す『
がんさん』号がいらっしゃいました。道路上でご挨拶して、まるで自分がレース参戦で富士に向かっているような錯覚に陥って、嫌が応にも気分が高揚したことをここに告白せねばなりません(まあ単なる勘違いなんですけれども・・・)。また、東名ではレーザーブルーのエリーゼの方とも会釈を交わして、しばらく後ろに付いて伴走させてもらったのですが、いつ見てもエリーゼのリアデザインは文句のつけようもなく、毎度見惚れる訳です。富士までの道程で充足した心持ちになったことで、今日のレッスンはよいものになるのではないか、と期待が高まりました。
そして、P2駐車場で念願のレーシングスーツを身に纏い、もはや疑うこともなく『オレはレーサーだ・・・』と信じ込んでいました(たはは、ですね)。忌憚なく申しまして、ストーカーの人が『あいつはオレのことを好きである』みたいに勝手に思い込むのとほとんど変わらない心理状態でした(笑)大いなる勘違い!レッスンでご一緒させて頂いたチームの皆様から、『おー、なかなかいいじゃない』とお褒め頂きましたこと、メンバーに恵まれて私は幸せ者だと思いました。馬子にも衣装という諺を飲み込んで下さって、『エリエク乗りの方はみなジェントルマンである』という思いをより一層深めた次第でございます。
さて、今回のレッスンで個人的な目標として、『スピンをしよう!』という単純明快なことを漠として設定していました。スピンということは、クルマが限界以上の挙動になってしまっている状態ということだと思うのですが、恐怖が先立って前回のレッスンではなかなかスピンできませんでした。もちろん前回の袖ヶ浦走行でも同様です。サーキットですから尚更でした。
レッスン内容の詳細は、既に同組の皆さまによるブログアップがされておりますので大胆にも割愛させて頂きますが、今回は数え切れぬほどスピンを経験しました。レッスンが終了して幾日か経って、何がどうなるとスピンするのかと思い起こしてみても、車載映像もなく、なかなかきちんとここで反芻説明できるほどの知識も経験もないことに焦りを覚えますが、じっくり勉強して行く予定です。
どのような操作、クルマの状態になるとスピンするのか、をちゃんと説明できるよう修練を積みたいと思います。
とはいえ、分かる範囲でのことは記しておこうと思います。
講師の澤選手から指摘を受けたのは、ステアリングを切り込むのはクリップの手前で、おそらく私のはその入力が遅く、またステアリングを切り込んだ時に同時にアクセルを入れてしまっている。ステアリングの切り込みとアクセルONが同時だと、前荷重が後荷重になってしまって、せっかくの前荷重が台無しになる。そして舵角をつけたままアクセルを入れるから、横Gが多くスピンを発生させてしまう。
おそらくこのパターンによるスピンがほとんどであったと思われます。
それから耳に残っているのが、クルマの姿勢に注意を配るということです。コーナー進入時に初期ブレーキを強くして、しっかりとノーズダイブさせること。ブレーキを残して車体の姿勢を変えること。ロールをキープしながらタイヤを抑えつけて重心を低く保って、ロールをさせた状態で減速させること。
これは澤講師による同乗走行で強烈に体感しました。自分のクルマはこんな性能を秘めているのか、とまるで愛車がジェットコースターに変身してしまったような驚きがあって、あまりの痛烈さに笑いが止まらなくなっていました。想像を超える体験を伴うと人間笑うしかなくなるのが分かりました。クルマがドライバーの操縦の完全なる支配下に置かれる痛快さよ。
姿勢はあくまで低く、ロール量を完璧にコントロールしていて、ロールをしながら曲がってゆくという感覚を実演してもらって、非常に納得がいきました。
前回の袖ヶ浦走行時に掲げた、『
ドライビングテクニックにまつわる感覚的なこと』はほんの少し体に刻まれ、『
限界とまでは云わないまでも、なるべくそれに近いところでクルマの動きをコントロールしてみようと思うこと、実践してみること』そのトライは多少できたと思います。そういう意味ではとても楽しく、満足のいくレッスンとなりました。次はオンコースでそれらをちょっとでも活かすことができればよいな、と願っております。
そして、課題はまだまだあります。
▼シフト操作、特に3速→2速のシフトダウン、ヒール&トゥー
とにかくバタバタで慣れてません。公道でも練習すべき項目です。
▼袖ヶ浦3、4コーナー
上記の内容とともに、Out-In-Out-Inの走行ライン。午後のレッスンで何度も走っても、どうにもイメージが湧かないというかラインが分からなかった。しかしレッスンの本当に最後の方に何となく、イメージのカケラは掴んだような気もします。これは同組で走られていた方の上手なお手本を何度も見るうちに、何となく「そういうことなのね・・・」と思い知った面が大きいと思います。
いずれにしましても、今回のレッスンでご一緒させて頂いた、がんさん・man-ziさんの『チョイ悪オトナ!』@エク組、aoi umigameさん・モチヲさんの『蒼い彗星!』@エリ組、”袖森王子”こと~雅~さん・イツニレの『最近どうもすっかり下方向へ邁進中な感じ?(汗)』@Type72組、各位様のお陰で大変楽しく受講できたことを、この場で感謝申し上げます。
いや~、楽しかったっす!
●フォトギャラーはこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/821992/car/694831/2638922/photo.aspx
Posted at 2011/06/16 01:06:00 | |
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ドライビングレッスン | 日記