WARN 9.5xp オーバーホール　その１

9.5xpを購入したのは2007年7月で14年が経過。
最近、クラッチレバーが固い、ワイヤー引き出しが重いなどが気になり、オーバーホールすることにしました。

クラッチレバーは2016年6月に交換してますが、外してみたらパッキンのグリスが枯渇しており切れてました。
固いのを無理やり操作したので切れたものと思います。
固いと感じたら速やかにグリスアップすべきですね。（反省）

エンドハウジングのボルト10本を外します。

バンパーの上に装着していることもあり、泥の侵入などなく、特に異常なし。
赤数字はパーツナンバーで、13874はSUN GEARと言う名称で、モーターからの動力を受け取る部分。
これに、
34339ステージ１
34342ステージ２
28432ステージ３
の遊星歯車が繋がる３ステージプラネタリーギヤで、156:1の減速比が得られます。

パーツクリーナで古いグリスを落としたところ。
海外のサイトではマリーングレードのグリスを使っているのを見かけますが、ここは無難にワコーズのHMG-UハイマルチグリスM520を使いました。

エンドハウジングにスライディングリングギヤとクラッチレバーを取り付け、クラッチの動作を確認。
次にサンギヤを挿入。

ステージ１のプラネタリーギヤを組み込み。

ステージ２を組み込み、ナイロンのスラストワッシャー（ワッシャーよりリングと言った方がしっくりくるが）を置きます。
内径の段差がある方が上になるように。

ガスケットを挟みリングギヤを置きます。
このときにボルト穴を合わせておきます。