ALTスキルアップ講習会に参加してきました。
今回はブレーキからステアリングのタイミングが知りたく
その辺りのデータを取ってみたので、覚書として。
そのため、いつものGPS(LAP+)でのデータに加え、自作のドラレコ改(笑)でも
データを収集してみました。
ペダルにセンサーをつけてペダルストロークを取り、ハンドルにロータリーエンコーダーを
つけてステアリング舵角を取って、それをタブレットに送るようにしてみました。
有りもの+αで作ったので、いろいろ適当なのは仕様です^^
まずは、講師の方のデータ

自分のデータ

以前のドライブレコーダはステアリングのエンコーダーがインクリメント型で
いまいちだったので、今回はアブソにしてみました。
最小分解能が13.33度なので、分解能が足りないことを懸念してましたが
これでも良さそうな感じ♪
ニュートラルステアを0度として、右にステアリングを回すと値が増えていきます。
ノーマルロードスター(NB6C)で作手を走るとブレーキは4回になります。
第1コーナー :アクセルオフ
第2コーナー :ブレーキ①+シフトダウン
第3コーナー(ブラインドコーナー) :アクセルオフ
第4コーナー(トップターンコーナー1):ブレーキ②
第5コーナー(トップターンコーナー2):ノーブレーキ
第6コーナー(名称なし?) :ブレーキ③
第7コーナー(最終コーナー) :ブレーキ④
*.コーナーの名称はALTのHPコース案内より
上記を踏まえデータを見てみると
○図のポイントB1について
1コーナーを抜けてから2コーナーに入る前の場面。
講師の方は、スーっとブレーキを抜きながらステアリングが切れているのですが
自分のほうは、シフトダウンする際にブレーキを踏みすぎていてブレーキの山が
もう1個できています。
確かにヒールandトーをやりながらブレーキの踏力制御はできていないので
今後の課題です。
○ポイントS1について
3コーナーへ侵入したあとクリッピング手前ぐらいの場面。
講師の方には無いステアリングの戻しが自分のほうにはあります。
完全に一つのRでコーナーを繋げていないということですので
これまた、今後の課題です。
どの周のデータでもこうなっていたが、なんで自分はこの様に切っていたのか・・・
きっと、自分的には必然なんでしょうが・・・
○ポイントS2について
トップターンコーナー1を抜けてトップターンコーナー2に入った場面。
ここは、逆に講師の方は2個のコーナーとしてとらえていて
自分は1つのコーナー的に抜けている模様。
LAP+のラインを見ると、自分はトップターンコーナー1の奥まで突っ込み気味から
ぐるっと回っているような感じになっていましたが、このセクションの最高速、最低速
ともに私のほうが早かったので、これはこれでありなのかもです。
○ポイントS3について
トップターンコーナー2を抜けて第6コーナー、第7コーナーでのステアリング操作の場面。
これが、ドラレコ最大の収穫でした。
講師の方は最初のステアリング切込みが大きく、あとがなだらかな操作をしているのに対し
自分の方は常に一定の切込みをしているのみで、最大舵角も大きくなっています。
初期にもっと切り込んで良さそうです。
最大40度以上の舵角の差がありますので、初期の段階であとこぶし一個分は切り込める
ラインがあるということです。
LAP+でも、講師の方のラインのほうが6コーナーのイン側を走っている上
最高速度が速いので、改善の余地が大いにあるポイントのようです。
○ポイントB2、B3について
第6コーナー、第7コーナー侵入する際のブレーキの場面。
講師の方は、途中でブレーキを踏みたしています。
3時間目の枠でもこうなっていたので、講師の方の癖なのか、何か意味があるのか・・・
最大踏力は少ないので、そのあたりに関係があるのかも。
ブレーキを踏むタイミングをステアリングがニュートラルになるタイミング基準で
見るとほぼ同じなので、タイミングは良さそうです。
と、いろいろ次回に生かせそうなデータが取れました。
ほかの周のデータでも同じ傾向も出ていましたので、再現性も良さそうでした。
ただ、現状のドラレコソフトでは、ここまでの解析をその場ではできていないので
ソフト側の今後の課題となりそうです。
ぶっちゃけ、データを保存するだけならタブレットはいらないので
少しづつソフトをアップデートしてそこまでやりたいものです。
上記のような差異はあるものの自分としては、ほぼほぼ思い通りのラインを走れたし
講師の方からも、「今の状態(ノーマル+AEメンバー)のスペックを使い切れていて
指摘する項目も特にないレベルで走ることはできている」との講評も頂けたし
講師の方とほぼほぼ同じタイム(枠によって早かったり遅かったり)で走れたので
いったん作手ロドスタ初級検定は合格としても良さそう♪
ドラレコとしても、まぁ、使えそうなデータが取れているので
アウトプット側(車)の解析としてLAP+を使い
インプット側(運転手)の解析としてこのドラレコを使うスタイルで
しばらくはデータ収集を続けてみる価値がありそうです。
運転の精度や安定性はまだまだですし、次なるステップも考えていますので
ロドスタもまだまだ楽しめそうです。
あとはこの経験をいかにGC8にフィードバックするかなんですけどね^^;