乗用車用エンジン熱効率"夢の50%"超を達成！

自動車の電動化が進む'40年でも、ﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞ車(HV)等を含む世界の全自動車保有台数の89%に内燃機関の搭載が予測されている。電気モータの効率は96%だが、火力発電所の変換効率は良いもので40%位。最新型で50%で60%を目指している。乗用車用ｴﾝｼﾞﾝの熱効率は1970年代30%、40年以上かけて漸く40%に達したが、ここ5年で50%を達成した。

ｶﾞｿﾘﾝｴﾝｼﾞﾝでは超希薄燃焼場で安定着火する点火技術を開発。ｴﾈﾙｷﾞｰ損失の低い低温燃焼となる超希薄燃焼を実現。又、ﾃﾞｨｰｾﾞﾙｴﾝｼﾞﾝでは燃料噴霧が空気を巻き込みながら最適に分散する燃料噴射技術を開発。火炎が壁から離れて配置され、未燃燃料が燃え続く現象を減らせる高速空間燃焼を実現。更に両ｴﾝｼﾞﾝに共通する、機械摩擦損失低減技術や熱電変換ｼｽﾃﾑの高効率化を進め、複数の技術を統合し熱効率50%以上を達成した。

CO2排出量減少で温暖化防止は重要だが、何時でも何処へでも自由に移動できる次の単純条件を満たす自動車が出現する迄、内燃機関付自動車は無くならないし、熱効率up競争も続く！
　･給油後900km位走行(補給煩雑)
　･峠向うの客や親戚へ自在移動(補給ｲﾝﾌﾗ)
　･国内何処でも修理可能(代替部品)
乗用車用エンジンの熱効率50%超を達成-2019年度更新
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