かつて、
ターボ車の特徴として、ボンネット上に大きく開いたエアインテーク。古くは日産「ブルーバード SSS-R」やトヨタ「セリカ GT-FOUR」、三菱「ランサーエボリューション」、いまでもスバルの「WRX」や「レヴォーグ」のボンネットの「穴」が特徴。
過給器の加圧空気は高温・低密度の為、
インタークーラ-で冷却し密度を高めターボ効果を向上させる。クーラ-はターボとエンジン吸気系の間、エンジン前のバンパー付近に置き、
「空冷式」で効率よく冷やす。
一般的な直列エンジンは全高が高くインタークーラ-をエンジン上部に配置すると、ボンネットを高くしたり、スペース的にインタークーラ-のサイズ制約が生ずる。スバルは水平対向エンジンの為全高が低く、エンジン上部に置かれ、ボンネットに干渉しない。従ってボンネットにエアインテーク設置がベスト。又、フロントオーバーハング荷重が増加するとハンドリングや回頭性に悪影響がでるので重量物をフロントに載せたくない。
ボンネットに穴が開いたターボ車が減少! なぜスバルはわざわざ大きな穴を開けているのか?
○日本の小型車で進化するCVT!
無段変速機CVTは1970年頃から金属ベルト等でプーリー径を変えて変速し、パワーと燃費性能が両立し滑らかな変速が出来、理想的なトランスミッションとして研究されたが、高い制御技術と部品の加工精度が必要で、難しい機構とされ世界的に足踏、欧米諸国は割に合わないと諦めた中、
国産メーカー各社が独自の研究と改良を続け各社毎に実用化した。
CVTの利点は、エンジンで最も効率の良い回転数を維持しながら無段階で速度を上げれ、燃費がよくなる。しかし、大馬力エンジンでは、回転力(トルク)が大きくなり金属ベルトのスリップ防止の為、ベルト圧着用油圧ポンプ性能アップ消費が大きく燃費効果が減衰し、
2L迄採用される。
なぜCVTは日本で進化が続く? 「ガラパゴス化」するも採用数が減少しない訳
【軽やコンパクトなど日本の小型車に多いCVT】安くて軽くて燃費がいいのになぜ大型車には採用されないのか?