○中国-環境車規制を転換!ハイブリッド車優遇:中国はEVで自動車産業の巻返しを狙い、環境規制も強めEVシフトを進めてきたが、充電設備や航続距離の問題で一般消費者への浸透に時間を要し、深刻な大気汚染改善や石油資源有効活用の為、中国政府が低燃費で環境負荷が小さいHVを評価しHVも主軸の一つと位置付けた。又、
○欧州勢HVで日本猛追、VWも低コスト「簡易型」(2019/7/15 2:00)日本経済新聞:独ダイムラー等に続き独フォルクスワーゲン(VW)も参入表明、そろって低価格簡易型HVを採用。
簡易型市場規模は近く本格HVを逆転する予測あり、日本勢の販売戦略に影響を与えそう。
○三井金属-新開発の四輪車ガソリン用GPF触媒を量産:新GPF触媒は排ガス炭素系粒子の捕集性能に優れ高い浄化特性があり、日本と中国で2022年から量産開始。
安全・安価なバッテリーや充電インフラが遠退き、内燃機関の進化や良質排ガス触媒実現等でエンジン依存に傾いている。
中国のハイブリッド車優遇はトヨタなどの追い風に
三井金属が新開発の四輪車ガソリンエンジン用触媒を日本と中国で量産
書籍紹介
○石油と日本:苦難と挫折の資源外交史
平安頃から
"くそうず"と称し灯火や防腐剤に用い、商業化は内燃機関発明後の明治維新以後から始まり、現在迄の"無資源国"日本の油田開発史を、
①裏日本油田開発、②樺太・大慶開発、③石油争奪太平洋戦争のボルネオ南方油田、
④戦後の中東(イラク/サイジ/イラン)開発利権争奪等、
特に戦後厳しい国際情勢の中、イランから"日章丸"で石油輸入を断行した
出光佐三の行動力や、アラビア石油を創設し日本権益でカフジ油田開発を進めた
山下太郎伝が面白い!
石油と日本: 苦難と挫折の資源外交史
○金属の素顔にせまる-電子顕微鏡で見る日用品
固体金属は金属原子間で結晶構造の塊を創る。100%純金属は無く僅かな不純物が含まれ、結晶構造の変化で強靱性が異なる。例えば、メッキ鋼板は鋼板部分が(鉄)と(鉄/炭素の固溶体)と(鉄/炭素の化合物:セメンタイトFe3C)の混合物とメッキ部(単体金属/固溶体/金属間化合物)成り、合金は金属間化合物+固溶体+である。
結晶構造を観察するには400nm迄は光学顕微鏡、以下0.01nm位迄は電子顕微鏡を用いる。
この本は身近な金属を材料分析家が、最新の電子顕微鏡と分析装置を駆使し、豊富な図や表でやさしい文章で理解を深めてくれる。
ゴルフクラブの飛び,金属バット,缶ビールの缶,IH炊飯器の秘密,和包丁やノコギリの切れ味,ボールペン,"南部風鈴"音色‥
金属の素顔にせまる : 電子顕微鏡で見る日用品