
最近、うつ病になりそうなくらい悶々とした気分になってるカロンにゃ(--;)
今日は ちーとばっかし日頃の鬱憤を吐き出してみたいと思うにゃ。
あくまでも私感!見る人によっては気分を害する人も居るかもしれないにゃ。
まあ、そう言う人はどうぞ見ないで他の記事に飛んで下さいにゃ。
この数年で自動車を取り巻く環境は激変を遂げているにゃ。
販売価格の高騰、販売台数の伸び悩み、燃料価格の高騰、燃費競争の激化・・・etc
それらに対応する為、メーカー各社は並々ならぬ努力を重ね、素晴らしい高性能な車を世に送り出し、本来ならもっと活気のある状況になっているべきだと考える業界関係者はオイラだけではないと思うにゃ。
・・・にもかかわらず!
売れない!!
その原因をオイラなりに色々考えてみたにゃ。
考えてみると、それは何も自動車業界に限った現象ではない事に気が付くにゃ。
家電製品、家具、パソコン、携帯モバイル、衣料品、食料品ですら例外ではない様に思うにゃ。
その原因は高度成長期にまで遡って見なければならなくなる・・・
そう「作れば売れた時代」
人の手仕事では生産が追い付かなくなり、必然的に導入され、各業界に普及した「機械化」
当然、設備に掛けたコストを回収する為に企業はドンドン作ってドンドン売ったにゃ。
それでも生産が追い付かなければ人員を増やし、新たな生産設備を整え、更に作る!
ところがある時、作ったものが売れなくなったにゃ。
需要の飽和状態・・・・
この状況を打開する為に企業はありとあらゆる手段に打って出たにゃ。
モデルチェンジによる「新型」の導入。
多彩な機能を付加する事により、高性能でより快適な商品を開発し、購買意欲を煽った。
ところが何処の企業も同じような機能を付加して、尚且つ先行販売された商品よりも より高性能な商品が次々と現れる!
このイタチごっこは半永久的に続くかと思われたが、これもある時市場の流れに異変が起きたにゃ。
値引きによる薄利多売
各メーカーは値引きによる利益損失を最小限に抑える為、生産コストの削減を迫られる事になったにゃ。
ところが自動車業界はこの流れに追従するのが遅れた。
その原因は貿易摩擦の槍玉に挙げられたとも、為替変動の煽りを受けたとも言われているけど、日本から輸出されていない品目なんて原材料以外は殆ど皆無と言ってもイイにゃ。
むしろ、自動車独特の「ディーラー販売」という販売形態によるところが大きいとカロンは見ていたにゃ。
当然、ディーラーの販売現場でも「値引き」は実施されているけど、「自動車という商品」の販売価格に対してはほんの紗々やかなものでしかないにゃ。
ところがディーラーと言えども濡れ手に泡と言われるような利益を上げている訳では無い。
何故??
家電や眼鏡、スーツなどは30年前の半額以下、時計なんか1/10程度にまで安くなっていると言うのに自動車は30年前の2~3倍に高騰しているにゃ。
人生で最大の買い物と言われるマイホームですら2000~3000万円と、その価格は殆ど変わってないと言うのに、自動車だけが高騰している。
1万点とも言われる多種多様な構成部品を調達するためのコストがネックなのだと言う人も中には居るけど、ネットでサッとググって見た限りでは車より高額で大きい船舶や航空機ですらここまでは高騰していないにゃ。
では儲けているのは?
まあ、普通に考えて自動車メーカーと言う事になるのかにゃ?
ところが!またしてもここでメーカーですら甘い汁を吸っている訳ではないらしいにゃ。
日本国内の自動車販売台数を見ると、1990年をピークに減少し、最盛期の半数近くにまで落ち込んでいるにゃ。
景気が低迷していてもチャッカリと自社の利益だけは確保、蓄財に走っている様に見えて、物価や人件費の高騰分を加味すればトントンか赤字ギリギリかもしれない状態。
まあ・・・ね、「全てのムダの排除」とか「乾いたタオルを搾る」とか言われ、徹底的なコストダウンを励行してもなお、この状態なら仕方ないのか?
でもねえ、何か間違ってないか?って思うにゃ。
「ムダ」と「余力」は別の物だと思っているのだけど、今の社会的風潮って、この「ムダと余力の違い」を理解出来てないのと違うのか?って思う訳にゃ。
イイ例がエコカー。
20年前の車と走り比べて見ればすぐに理解できるはずにゃ。
今の車は余力が無いから爪に火を灯す様なアクセルワークで走ってもカタログ値を超える燃費を出すのは非常に困難なのに対し、20年前の車はチョットアクセルやブレーキの踏み加減に気を付ける程度でカタログ超えする車は沢山有るにゃ。
補修部品もこんな感じ
ウインカーを非分解構造にして製造コストと個別の部品(レンズ、ソケット、電球)の在庫管理コストを削減、しかも電球1個の価格の10倍で売れる!
複雑な機構を小型化する為に已むを得なかった部分は有るにしてもLEDが切れたらAssy交換で一発数万円がぶっ飛んでいくヘッドライトユニット
ブレーキシリンダーなんて材質がアルミに変わっただけで30年前と何ら変わらないのに
「カップキットの設定が有りません!」ってさ(^^;)
カップ交換数百円で終わる部品代がシリンダーAssy数千円!
ふざけてるんかい!!
どう考えてもエコロジーにもエコノミーにもなってないのに何処がエコカーなんだか!
企業も同じ。
日頃大した役に立って居ないかのように見える人材をカットし、残業を抑えて人件費を削減、部品の製造工程を簡略化して製造コストを削減、補修部品の在庫を減らし、お客様からの苦情さえ「当社では対応しかねます」と切り捨てて管理コストを削減。
失業者を増やして収入は抑えられて、故障や不具合はぼったくられて、文句を言えば切り捨てられる!
その中には製造業で部品作ってる人たちも大勢居るって事忘れてないかにゃ?
自分たちが丹精込めて作った部品を無駄に消費されて喜ぶと思うか?
まだ使えるのにゴミ箱に捨てられる部品の悲鳴が聞こえない連中に物を作って売る資格が有るのか?!
それでイイんかい!!
まあ、そうやって客が居なくなれば仕事も無くなるんだから、そんな無駄な会社はさっさと潰してコスト削減したら如何でしょう?(^^)♪