現場はやってらんないよ。佐賀県警。

09/14 21:59 朝日新聞社

79歳殺害、発生4日後の公表　佐賀県警「殺人事件と断定できず」

　佐賀県鳥栖市の民家で女性を殺害したとして、佐賀県警は14日、長崎市中園町の長崎大学薬学部4年、山口鴻志（こうし）容疑者（25）を殺人容疑で逮捕し、発表した。県警の調べに対し「現場には初めて訪れた」と供述し、女性の遺族も山口容疑者について「知らない」と話しているという。

　捜査1課によると、山口容疑者は10日午後1時ごろ、鳥栖市酒井東町で、無職大塚千種さん（79）の頭部を鈍器で複数回殴って殺害した疑いがある。

　大塚さんは夫と2人暮らし。この日、午前中から自宅隣にある親類宅の敷地で1人で除草作業をしていたという。

　10日午後1時すぎ、悲鳴を聞いたという近くの住民が119番通報。警察と消防が現場に到着すると、大塚さんは地面に座り、上半身を前のめりにした状態で倒れていたという。周囲に大塚さんが使っていたとみられるカマやバケツがあった。

＜引用終わり＞

タイトル画像の左側が容疑者、長崎大学薬学部4年、山口鴻志（こうし）
右側が被害者の大塚さん。


今回の事件の問題点は、二つある。

①　佐賀県警は事件性があまりにも明白でありながら、事件性があると断定しなかった。

後頭部を殴られてうつぶせに倒れている人がいるのに、佐賀県警は事件性は不明確であるとした。

現場がのろまであるのでは断じてない。速やかに現場検証をして状況は県警本部に逐一知らされた。ところが県警本部は何を思ったか、事件性の確証はないとした。

②　事件発生が金曜日であったというわけわからん理由で、司法解剖は4日後の月曜日に延期された。

①＋②により、ハンマー殺人者はゆっくり福岡に戻りさらに大分県に移動した。


県民は人殺しが4日間も街を闊歩し電車に乗って100キロ以上も移動していることを知らされなかった。

今県境をまたいでの移動は制限されているが、そんな宣言は佐賀県には必要ない。

誰が行くもんか。人殺しがハンマーを持ってうろついているのに事件性がないかもと思う警察のあほさ加減が恐ろしい。


即座に現場の声を反映し非常線を張れば、鳥栖市から福岡への移動手段はJRしかないので子供の鬼ごっこのレベルでも捕まえられる。犯人が鳥栖駅に行く前に警官を配置できたはずだ。

おばあさんが草取りをしていてハンマーで殴られて死んだのに事件性がないとは、おばあさんが草刈り鎌とハンマーとを間違えさらに刈るべき草と自分の頭の区別がつかず自分で頭をたたいて死んだ場合のみである。

佐賀県警はこんな程度なのである。「上」がバカだと本当に現場はやる気をなくす。

佐賀県警には別名がある。佐賀県民および隣接県の県民ならだれでも知っている。

「さばけんけい」（さばけない＋県警　物事を速やかに合理的に順序だてて処理する＝さばける　　したがって、のろまでポイントではないことにこだわり順序だてて考えることができない県警。）



僕が解せないのは、もう一つ。事件は金曜午後1時に発覚している。司法解剖を待つほどのこじれた事件ではないが、当日に司法解剖ができない理由はない。さらに佐賀県の司法解剖は土日は休むそうだ。

事件は犯人の自首によって決着する。

恥を知れ。たまには仕事しろ。なあ、おい、「さばけんけい」。

ハンマーを持った人殺しが、手配も受けず非常線もない中、自首するまで歩き回れる県が佐賀県である。

犯人は堂々と歩いて鳥栖駅に引き返している。「上」の指示か速やかに来ていたら、犯人が鳥栖駅に至る前に確保なり射殺なりできていたのに。

人殺しはその後天神（福岡）を楽しみ大分まで旅行した。


初動が遅れたのなら僕もここまで馬鹿にしない。初動はなかったのだ。


佐賀県の治安は「さばけんけい」が悪くしている。

官僚の出向を喜んで受け入れ県警本部長に据え、その出向官僚がドジを踏んでももみ消そうとした県だ。

一晩中張り込みをし、年に何足も靴を履きつぶす現場は、いい加減やってらんねえよ、とならんのかい。