桜を見下ろすロケーション　　佐賀大幸園

佐賀県三養基郡上峰町堤1651-109　大幸園（たいこうえん）

もうすぐ咲くよ、桜。あと2～3日。一度に咲いてパッと散る。どっか狂気を感じる。その咲き具合、散り具合。

満開の桜の木の下で。見上げる桜もよいがときには狂気の桜を睥睨するのもまたよし。ここは南向き急斜面に立つ料亭。将棋の藤井さんがタイトル戦を戦ったところだ。

個室で南側が全面窓。桜の向こうは佐賀平野、有明海。


お口汚しになりますが、からけんとアバルトと桜。



花曇りが残念。この料亭の敷地の中に桜のトンネル。人がいないのがよかった。何県とは言わないが地方に行くと声が大きい人が多くなる。バカ声に僕の脳波は狂う。

桜三月散歩道。アバルトですらノッキングしそうな坂。駐車場から今度は歩いてお部屋に向かう。昔の人は足腰が強いんだな。アーバンボーイは息がハアハア。

福岡のお金持ちは、少し喧騒を離れて休みを過ごすのか。東京大阪に比べたらほんのままごとだけど、鳥栖インター、佐賀大和インターからほどないところに美味しい店がおおい。

グーグルに頼るな。並んで食うのはやめろ。食い物の上で唾を飛ばして話をするな。・・とは言わないが、労働者の食事は下品だ。資本主義が未発達な佐賀には本来の料亭がある。ま、いまだに残っているというのかな。

時間を限った食い放題とか愚の骨頂だ。最高に高度化した資本主義の無産階級は、実に悲しい食事をしている。騒音の中で焦って隣と服が触れあいながら、しかも安いならともかく、結構値の張るのを並んで食う。

やめろ。あたふた貧乏競争をされるとまともな人間は迷惑する。

耳鳴りのようにまつろう貧困の喧騒。ちょっと忘れる空間が必要だね。仕事中毒の異常さに気がつくためにも。

桜の時期、大幸園に行こう。あのね、僕、大幸園から一銭ももらってません。





写真は昨年のものです。