• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

からけんのブログ一覧

2012年12月13日 イイね!

楓橋(ふうきょう)夜泊(やはく)・・・張継、寒山寺 

楓橋(ふうきょう)夜泊(やはく)・・・張継、寒山寺  ここの鐘をつきに行ったことがある。上海から高速で2時間ぐらいのところに蘇州はある。除夜の鐘だ。時差の関係で夜11時ごろにつかねばならない。寒くなると思いだす。

今は有名になって爺婆どもが冥土の土産に大挙押し掛けるが、僕が行ったころは日本人旅行者はほとんどいなく日本人の下品さを恥じることもない、落ち着いた旅を続けた。

上海も10日ぐらいいてそれなりに堪能したが、今日は蘇州の話。

テレビの人が、合図したらカネを突いてくださいと言ったので、僕はちょっといたずら心を出してしまった。少し早くカネをついた。NHKのゆく年くる年の雰囲気を壊してしまったが、とっても楽しかった。

人民解放軍がぎっしり並んでガードしていた。僕らを中国人から守っていたのだ。そこで僕は解放軍の隙間をついて川の向こうの飲み屋に紛れ込んだ。

そこの中国人たちはとても仲良くしてくれ酒までおごってくれた。とても強い酒で足にきた。解放軍の将校がずかずかと飲み屋に入りこんで僕を連れだした。どこに連行されるかと思ったらホテルに連れて行ってくれた。その時はもう午前二時半を回っていたのに、年越し蕎麦が用意されている。

僕はそこでありえないものに遭遇する。大会堂にはウェイトレスが100人はいたがみんなトリンドルちゃんクラスだ。しかも純情でかたを組んで写真を取ると顔を真っ赤にする。日本では小学生でもそんなことはない。中学生ならガンつけられ高校生ならカネを取られる。

おそらく周囲の農村からいいタマを選びだしたのだ。

翌日の投資会議で、もう僕は内容なんてどうでもよく、本気で一人連れて帰り日本でデビューさせようかとそのことばかり考えていた。

楓橋夜泊

月落烏啼霜滿天
江楓漁火對愁眠
姑蘇城外寒山寺
夜半鐘聲到客船

面白いことが起きる。僕が楓橋夜泊を韓国語で読むと、さすが中国。ウイグルや満州族やなんかわけわからん民族が出てきて「俺が通訳してやろう」と乗りだしてきた。結局朝鮮族はいなかったようで、僕の発音をテープにとって後で検討することになった。ま、それほどのこともないのに。

そんな熱意があるなら昨日のお姉ちゃんに会わせろ、と思ったが彼女らは夢であったかのようにいなくなった。かわいい顔に荒れた指が痛ましかった。





 
Posted at 2012/12/13 22:33:23 | 日記
2012年12月13日 イイね!

自己責任か。

自己責任か。「会社をやめようと、あるいはこのまま不愉快に耐えていこうと、判断するのはあなたです。あなたの人生でしょ、あなたが責任持ちなさい。」

この考えが蔓延するととんでもない社会が来る。不思議なことに自己責任論で最も追いつめられて社会の底辺でスズメの涙のような月給をもらう人間が、声高に自己責任論を叫ぶ。負け意地を張っているのだろうか。もう大人なのに。あるいは小金をためて一様に中流ぐらいにはなったと誤解する無教養なチンピラ資本家。ほんの50年前は地を這う虫だったくせに、生意気に自己責任だと。

「こんな働き方おかしいと思いませんか?」という選挙ビラを見た。この国の働く者の姿は、毎年500兆円を生みだし1500兆円の個人金融資産のある国の労働者の姿ではない。風邪をひいたら注射を打って休まず働きそれがほめられる。それはただ将来の寿命を切り取って今生きているにすぎない。風邪は寝ろ。

日本人のどこが時間に正確なんだ。ウソだろ。始業のときはキチガイの様になって事務所に走りこむが帰りは実にルーズじゃないか。上司、先輩の目を窺って席も立てないでいる。

会社が楽しいなんて嘘だ。上手に自分をだましているから信じたふりができる。僕は自分が絶望工場の工員だということを認めるべきだと思う。

自己責任とは共助の精神を否定するものだ。ちょっと前、自民党が「受益者負担」という文句をどこからか探しだした。社会保障受けるならカネ払えというのだ。紅葉を眺めて感動したらその感動賃を取られそうだ。そもそも社会保障はただなのだ。こう言うとチンピラが勉強もしたことないくせに国の財政が何とかぬかす。それはいずれ書く。

とにかく「受益者負担」が、人と人との連帯を断ち切る概念であるように、自己責任論は残虐な孤独の強制だ。「おまえが勝手にしたんだから俺は知らない」という考えを公然と肯定する社会になった。

それは他人無関心論でありそんな国で自殺が減るはずがない。年間3万人の自殺は地方都市1個の消滅だ。

追いつめられて八方ふさがりになって悩みぬいて苦悩の果ての選択を軽く自己責任で片付けてはならない。弱者を邪魔者扱いにする国が長く強国の地位にとどまったことはない。

強国になろうというスローガンは大はやりだ。

それならほんのちょっとした偶然で波に乗れなかった人が、ふたたび光明を見ることのできる社会にせよ。屋台の片隅にうなだれている人が全部不要で無能な人なのか。

国内の弱い者にすら希望を与えることのできぬ国が強国になるはずはない。また、そんな国が強国なんかになってはならない。
Posted at 2012/12/13 00:00:21 | 日記

プロフィール

「目新しいものを求めてさまようカモ http://cvw.jp/b/849485/48568574/
何シテル?   07/28 20:30
続けて読んでいただく方々に感謝しております 裏切り者、舞い上がった者、偉そうなバカと戦うブロガーであり続けます ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/12 >>

       1
2 34567 8
9 10 1112 1314 15
16 17 18 19202122
2324 2526 2728 29
30 31     

愛車一覧

アバルト 595 (ハッチバック) アバルト 595 (ハッチバック)
乗り降りが楽な革シートにしました。燃費は意外とよく最低でも15㌔/㍑走ります。(田舎です ...
その他 アラヤツーリスト その他 アラヤツーリスト
堅牢さと美しさにひかれて今日買いました。 自転車キャンプに挑戦しようと思っています。 ...
フィアット 500 (ハッチバック) からけん号 (フィアット 500 (ハッチバック))
やっと望んだ車に出会えました。クルマと会話できるのが、クルマの楽しみのひとつですね。 ...
スズキ GSR250 からけん号 (スズキ GSR250)
中華バイクが最近まじめになっていることに気づきました。かつての日本車のように頑丈に出来て ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation