からけんのブログ一覧

冷蔵庫の中には小人のオネエさんがいて色々話しかけてくれる。

「…を設定しました」とか、「ドアが開いています」「第二野菜室を冷凍室にしました」などなど。

15年以上も前のものだからずいぶん電気代がかかりそうだが、さにあらず。実際は冷蔵庫を食糧庫代わりにするから、冷気の循環が悪くなって電気代がかさむことが多い。

つまり息詰まりが起きている。そのことによるコンプレッサーの稼働時間が伸びる。

HITACHIのTWINPAMだから贅沢な仕組みだ。その上最近の冷蔵庫は製氷用の水があまり入らないし、形が複雑だ。少しでも容積を稼ごうと涙ぐましいが、頻繁に容器に水を補給せねばならない。

まるで、あるダイハツのコペンの燃料タンクのようだ。

本末転倒。

液晶は暗いが、文字が大きいのはいいことだ。



このオネエさん。もともとおせっかいが過ぎるきらいがあったが、話が止まらなくなった。

これを

取り外す

分解　下からマイナスを入れてやさしくこねる　ACコンセントと同じ


小さいPushbleのスイッチのどれかがおかしいようだ。

接点復活剤をプシューして酸化被膜を取る、という修理の王道を試みた。一缶3000円もするので、プシューじゃなくてプッぐらい。

すでにこの冷蔵庫が出たころですら、もはや半田付けは通用しない。オネエさんとの関係が悪化したら修復できない。

ビスを5本も使って基盤を固定している。たぶん今のはぱちんとはめ込むだけだろう。


右側にスイッチが並ぶ。タクトスイッチ。10円。しゃべり続けるとオネエさんも疲れるので今回は交換しない。修理。交換するには注文して配達を待ち…面倒だ。

使用頻度は多くなかったが、一番上のタクトが悪かった。通電性のごみかな。いちばん上ということからして。

こんなに推論することがとても楽しい。

更年期障害が出ていたオネエさんも機嫌を直してくれた。