からけんのブログ一覧

これはCOPENの責任ではない。　日本の人々の心が上等ではないのが問題だ。

人は、弱いもの、小さいもの、障害のあるものにはときとして優しい手を差し伸べる。だがそれは自分をいい子にするためのうそつきの手であることもある。

「心から」ということほど困難なことはない。どんなにつくしても全く功名心がなかったと言い切る人はいない。人間とはしょせんその程度のものなのだ。

奉仕活動が偽善だというのではない。偽善の部分が内包されない奉仕なんてありえない、と言っているのだ。人間なんてその程度という自覚のもとであれば少々の偽善は許されよう。


なぜこんなことを言うのかというと、人々が弱者にやさしい手を差し伸べるのは自分が損をしない時に限ったことだからだ。　優しい手が差し伸べられるどころか弱者を狙い撃ちにする冷酷さが蔓延している。

カネを貰わないでもボランティアをすることはある。じゃあカネを払ってもボランティアはするか。自分をののしり続ける車椅子のよその子を1時間押し続けて平気か。障害者は自己中だ。なんともない人は神だな。

良い子ぶるのはよそうじゃないか。



COPENに乗るととても運転しにくい。それは周りのクルマがとても乱暴な運転をするからだ。煽り、割り込み、クラクション。逆にこちらがレーン変更するときはなかなか入れてくれない。

小さいもの、弱いもの、ハンディのあるものをかばおうとすることはない。

小癪なコペンがどう張り切ってみたところで、弱くエンジンが小さく馬力がないという障害がある。このときやさしい手を差し伸べる人は神だ。God does. None does.　世の中は冷たい手が多い。

ところが大きめのベンツに乗ると周りの皆さん、とても善人になる。レーン変更のしやすいこと。割り込みは、小さい車ほどしにくく大きい車ほどしやすい。

そんな時、僕は、日本はすてたもんじゃないなと思いとてもよき人の仲間入りをする。優しい人に囲まれモミ手すり手の人々の笑顔に囲まれ、至福のシートに座り至福のハンドルを握る。

まぼろしだ。


だから日本は強い者勝ちの暴力社会だと常々思うのだ。それでいいと勝者が言うならわかるが、敗者のくせに暴力社会であることを隠そうとして自分で首を絞める。

弱者ほど勝者に寛容であり同じ弱者に対し傲慢だ。物事を正直に考えろ。自分はCOPENに乗る弱者であるだろ。ロールスにも、ベントレーにすら乗ってないはずだ。

それどころか、追い越されたからといって人をノミで刺す人は、社会的弱者だ。注意を受けたからといって追いかけて後続車に轢かせ現場検証では欠伸をする。こんなのが人生の成功者であることは絶対ない。貧乏人だ。

仲間じゃないか。敵対するなよ。




高等教育の無償化をぶち上げた安倍ウソつき内閣は個人増税企業減税をし続けてきた。年収800万の世帯はちょうど子供が大学に行くころの家庭だ。

これは右手のパンを税金として取り上げ、恩着せがましくパンの一部を奨学金として左手に戻すやり方だ。ポチアベ公は、左手のパンをありがたく思えと自画自賛する。貰っても盗られても一方的に行えば、それは暴力だ。

庶民はみんなCOPENに乗っている。