• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

からけんのブログ一覧

2022年08月19日 イイね!

省エネと耐久性

省エネと耐久性両者ははたして正の相関か、負の相関か。

これは一見、「正」。ところが世の中それほど単純ではない。直感で生きていけるなら学校は必要ない。

何でもいいんだけど、説明のために一例を引くとダボハゼがその一例を問題にして食いつく。めんどくさい低能だ。



ま、そんなこと凌駕する才能があるので先に進む。モーター。交流直流などいろんな区別があり一概には言えないことだ。一応普通の交流発電機や扇風機をイメージしてください。



忌まわしいことを思い出させます。フレミングの法則。ああ、見るのも嫌だという人が多い。これは残念なことだが本人のせいであることは少ない。

教え方が悪かったのよ。この指をひねった図を見ると胃液がこみ上げてくる人はむしろ上等な人だ。なんちゃって高校ではそもそも教えもしない。面白半分に時を過ごさせ、その後の絶望人生を約束する。



とにかくこの親指が力で回転力。

では省エネモーターを作るなら、回転、摺動部品の摩擦係数を小さくすることが必要。

そこで軸受けのオイルやグリスを高性能なものにする。これは地味だが国力を規定する根本的な研究だ。クルマでもっとも発達したものは、オイルだ。100年スパンでモノを見ろ。

すぐ成果が出ないものにこそ多くの研究費を割かねばならない。先進国だからこそできることだ。安部には理解できなかった。


ところが目の前の姑息な改良でごまかしているのが増えてきた。

モーターの例を続ける。

モーターの場合。回転子と周囲の巻き線の間隔が大きいと磁力線が逃げ効率は良くない。

そこで正確に工作することで両者の間隔を縮め、効率の良い、したがって同じ出力なら低電力で動かせる、すなはち省エネなモーターができあがる。

 cut model



話しはここから。10年ぐらいはそれでいい。が、蓄積されたセオリーを無視してまで省エネ万歳思想になると、回転子と巻き線が接触する事故が発生する。

さらには粘性抵抗を減らそうと極度に粘性の低いオイルを使っている。これでは油膜が薄くなり回転子の不要な振動を助長する。

実際こういう考えられない事故率は増えている。技術立国の恥だ。

それでもアホは絶叫する。
10年たたずに、つまり故障前に冷蔵庫は買い替える。だから省エネで電気代を得する。エアコンも冷蔵庫も最近のは電気代が安いもん。


あのね、今僕がしてるのはロングスパンの省資源、省エネの話。SDGs. ぼくがバカの心配するはずなかろ。


故障を見越して、つまり真の耐久性を犠牲にして目の前の年間消費電力カタログ値にこだわる製品が出てきた。


ある経済学者は言った。

社会が市場に飲み込まれるとき、市場は個人にとって悪魔の碾き臼(ひきうす)になる。
Posted at 2022/08/19 10:08:17 | 日記

プロフィール

「[整備] #595ハッチバック ドアパンチ、ありがとう。コンパンドがけは楽しかったよ。 https://minkara.carview.co.jp/userid/849485/car/3520949/8395873/note.aspx
何シテル?   10/12 00:04
続けて読んでいただく方々に感謝しております 裏切り者、舞い上がった者、偉そうなバカと戦うブロガーであり続けます ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/8 >>

  12 3 4 5 6
7 8 9 10 1112 13
1415161718 1920
21 222324252627
28 29 30 31   

愛車一覧

アバルト 595 (ハッチバック) アバルト 595 (ハッチバック)
乗り降りが楽な革シートにしました。燃費は意外とよく最低でも15㌔/㍑走ります。(田舎です ...
その他 アラヤツーリスト その他 アラヤツーリスト
堅牢さと美しさにひかれて今日買いました。 自転車キャンプに挑戦しようと思っています。 ...
フィアット 500 (ハッチバック) からけん号 (フィアット 500 (ハッチバック))
やっと望んだ車に出会えました。クルマと会話できるのが、クルマの楽しみのひとつですね。 ...
スズキ GSR250 からけん号 (スズキ GSR250)
中華バイクが最近まじめになっていることに気づきました。かつての日本車のように頑丈に出来て ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation