からけんのブログ一覧

このごろは猫中心の生活。猫耳の家があると聞いた。どうせ猫好きが高じてねこ風の家を建てたんだろうと思った。

そう思ったものの、確かめたくなるのが猫好きの性。

出かける。佐賀県鹿島市浜。



暑い日だった。原則天気は曇りだったがこの頃のカメラはすごいね。青空に雲までつける。カメラは撮る人をバカにしてるね。ま、実際バカだけど。


僕のアバルトはつやけし塗装ではないんだけど、これもカメラが気を利かせたね。


世の中、over tourismで大変。ここはnon tourism。観光地になりたがっていたけど肝心の観光客がいない、一人も。行政は往々にして目立ちたがりだ。あとのことは考えずに作りっぱなしが多い。



暑いよ。自販がないよ。その前に日陰がない。休憩所は屋根もなく雑草で草負けしそう。


人気（ひとけ）のない街並み。


でも家々はユニークな作り。ここが栄えていたころ来てみたかった。

今でも酒屋が多い。きれいな水と美味しいコメ。醸造業をしてくださいといわんばかりのところだ。







現地で支配的な考え。

当面生活はできるから波風立てず面従腹背で行こう。こういう考えは田舎の保守主義の典型だ。砂漠の爬虫類のようにじっと砂に埋もれている。現状維持を目指す。向上心なし。

そこに都会から移住という闖入者が来ると、寄ってたかって日ごろのうっ憤のはけ口にされる。都会にすら適応できないものがどうして田舎に住めようか。

移住希望者が描く田舎は200年前の田舎だ。いまよりははるかに豊かな田舎。いや、田舎だから豊かなのだった。農家の次三男が食っていけずにやむなく都会に出て下層労働者階級を形成した。


忘れてないよ、猫耳。酒屋群のはずれにその家はあった。


こんな路地の奥。


ここ。どこが猫耳だって。待て待て、まずは内部から。



撮り方が悪くてあんまり猫耳じゃあないね。



既成の画像をお借りして、「くど造り」。まだ筑後地方にはいたるところにある。



帰りに、浜宿で飲むお酢というのを買った。体にいいと。少し元気が出たような。心には全く効かない。全然よくならない。