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からけんのブログ一覧

2017年12月31日 イイね!

シュールな正月飾り

シュールな正月飾りやっと年がくれる。いつも平凡なしめ飾りだから保守的な僕にしては思い切って革新的な飾り物にした。
写真ではわかりにくいが松ぼっくりは3次元にはじけている。これで結構カネがかかった。リースと松ぼっくりは山から持ってきた。が、フェルト100円、銅線1000円、色とスプレー1500円、接着剤100円。

見ると3000円には見えない。さらにそれに僕の労働を加えると高くなる。めったにない頭脳だから。ま、53000円。


電気スリッパもいつか紹介するが、使っているととても熱くなる。コントローラーが必要だ。電圧を落とせばよいがその場合は抵抗が一番簡単。だが決定的なものを欠く。

芸がない。

だって抵抗で余分な電気を熱として捨てるわけだ。

賢い人がいてトライアックを発明した。50年ぐらい前だ。これを途中に入れる。理論的には使う電流だけ取り出す装置で無駄がない。


カッコいい部屋に住む人は部屋のスイッチにボリュームがついているだろう。たいていトライアックを使う。

できあがってしまったものに、ああだこうだというのはやさしい。発想はすべてコロンブスの卵だ。パイオニアとして進んだもののみがその苦しさを知る。利用するものは考えることを拒否する。こんな日本からは新しいものは生まれない。


正月飾りよりはるかに安い。部屋のコントローラーをもぎ取ってそれらしい箱に入れるのもいい考えだ。秋月電子から600円でキットになっている。だがヒューズやPL(パイロットランプ、これはLEDはいかん。ネオンが良い、散光性)を入れると結構高くなる。


電波少年なら秋葉原でバラで買ってこい。回路はネットに出ている。いい時代になったもんだ。自分の知識に応じて、欲が出てきて否応なく頭を使う。たとえば、サイダックは使えないか、2KWまで使いたい、ヒステリシスを防止したい。…



僕は来年も大いに頭を使おうと思う。たぶん、バカのせいで思考は中断し細切れになり下品な世界にいざなわれる。しかし負けない。

佐賀県に負けないことを宣言して、今年の締めくくりとします。来年はやや忙しいので一旦区切り、翌2月から始めます。

いつもきちんと読んでくださるみなさんに感謝するとともに恐縮しています。こんな真面目な方がいらっしゃるから僕はそこらのインチキ低能野郎に負けるわけにはいかんと思うのです。

良いお年を。
Posted at 2017/12/31 13:16:53 | 日記
2017年12月30日 イイね!

改良は最初から作るより困難だ

改良は最初から作るより困難だやったことないのに外野からガタガタいうのが増えたが、現場は怒らない。やさしい人たちが多い。

いかに取り付けが困難か。ゼロから作るほうがいかに簡単か。このことを心から納得すると、相当のバカがいい加減な仕事をしているのではない限り、取り付けに敬意を払う。

外野からガタガタ、因縁をつけるのは簡単だ。

取り付けの場合は傍観者、依頼者、が傍から眺めて思う以上に工事の制約が多い。軍手を5双も6双も取り換え腕にたまる乳酸と格闘しても、朝5時に起きて工事を始めても、取り付けはなんか違和感があって不評なことが多い。

工事者にとってはどうでもいいことを依頼者は、「なんだ汚れが目立ったぞ」とか、「埃があるぞ」とか、イラっとすることを言う。

ここで堪えないと業者の資格はない。業者は、理不尽で物理的に不可能な要求をする依頼者にはらわたは煮えくり返るが、「プロ」、この一言で爆発を抑える。

実際、殴れば一発で死ぬへなちょこから、偉そうにもう一度やり直せなどと言われると丹念な工事をしたときはとくに頭にくる。

ホントに客を装う社会のごみを殺したらいかんのか。世の中は公務員か公務員のように悪質な奴であふれている。



世の中がまだ穏やかで車がぶつかったらまず互いにすいませんといった時代。その昭和30年代は金持ちしか車を持たず、金持ちは教養がありメーカーは金持ちを騙せないので車は真面目に作られていた。

今のようなトミカが実車を作ったようなままごと車はなかった。




一つの例

今の平型ヒューズは、抜き差しを、汚いプラのピンセットで落としそうになりながらする。再利用はできない。すべてのコストダウンは常軌を逸してきた。ミニ平型、低肩ヒューズ。…そのうちもっと小さくなって機器に組み込まれヒューズが切れたらその機器まで代えることになる。

一方で、管球ヒューズは、切れてもたばこの銀紙をまいたり両側のはんだを溶かし目的の電流に合わせてニクロム線を切り束ねて入れ、新しく作ることもできた。ニクロム線の本数でアンペアを自由に決めた。

カネの節約ではない、オームの法則の応用はなかなかの数学だ。やけどをしながらはんだ付けすることでモノの性質が分かっていくのだ。頭がよくなり楽しい。こんないいことはない。



諸君。ここで思考停止したら便所虫になるのだぞ。一生便所から出ずに人のくそをありがたく食べる屈辱の便所虫。

最初に書いたように取り付けはむずかしい。世の中は便所虫にあふれ、この虫は僻んで人の車を追い越して勝った気になったり、追い越されて負けた気になり人の腹をノミで刺す。


bolt onだと謙遜する人もいるが、設計者が予想しないところに取り付けるとき設計者以上の思考をしていると自負してよい。


トライアックを使ったちょっとした節電の機械を作った。600Wで計算したがまあ1キロまで大丈夫。
明日書く。
Posted at 2017/12/30 11:03:40 | 日記
2017年12月29日 イイね!

老兵は死なず

老兵は死なずもうすぐオリンピックが来る。前回のオリンピックは1964年だ。給料が5000円を突破し外貨が潤沢になってきた日本は、海外旅行を自由化した。

その頃の庶民はハワイに行くとか車を買うとか、夢が現実になっていくのに戸惑っていた。

僕も近所の家にあがりこんでテレビでオリンピックの入場行進を見た。1985頃のバブルの比ではない。資本は60年代高度成長期に蓄積された。

僕ら庶民はバスの後ろにしがみついて知らない街に行くとか、排ガスを吸ってくらくらになるとかするうちに、俺もひょっとしたらこの九州から出ることができるのではないかという夢を見た。

九州は出たが、豊かになって一旗揚げたのではなく、貧しくて口減らしに邪魔者を追い出しただけだ。

家にはBLUEBIRD P411(1964年製)があった。たった5センチの電線を捨てるとひっくり返るほど殴るのに自分はクルマ道楽を戦後すぐから始めた。

いいクルマだった。+アース、インチと㎜の混在、62か所のグリスニップル、エンジンはオースチン、デザインはピニンファリーナ。その組み合わせには無理があるんじゃないかい。

良く故障した。だが故障がなんだ。むしろ待ってましたとばかり父親と修理した。父親は僕に水を飲ませなかった。軍の影響だろう。クラッチのハウジングの重たかったこと。まるでベンチプレスで荷重が大きすぎた場合のようになった。

弱いボディー、ほとんど効かないショック。・・・




僕はびっくりした。佐賀県民にも物を大事にする人がいるのか。目の前にその車が来たのだ。62万円といえば福岡市でも郊外に一戸建が買えた。佐賀なら県の半分が買えた。


美しいのだ。キャブのフロート室はガラス張りになっていて外から液面が見えガソリンの流れ込みは小川のようだった。オイルエレメントはエレメントだけの交換が可能でツーっという音で交換時期を知らせた。FUELーFILTERは赤い小さな噴水のように活躍した。これもガラス製でガソリンが吸い込まれていく様は魔法だった。


所有者のおじいちゃんは54年間もよくぶつけないできたものだ。僕がそういうと、いやいやあと20年乗るよ、と言った。そしたら天国を走ることになると思ったが言わなかった。

Posted at 2017/12/29 21:59:04 | 日記
2017年12月27日 イイね!

FIATの taleは aquarium 2

FIATの taleは aquarium   2ボコッとユニットを外すと水の流れをよく考えた電線のパッキン。雨水をためないプレスの構造。それを見てKODAKのカメラを思い出した。

KODAKとはFILMだけではないことを知った。

戦後進駐軍が焼け野原となった東京を手持ちのムービーで撮った映像をご存知だと思うが、まるで昨日撮ったように鮮やかで、現代の8Kの比ではない。コダクローム。こんな九州の田舎にはもう売ってない。

ところがKODAKはあまりにもFILMに自信があったのか、カメラはいい加減なピンホールでよろしいという考え方であった。

進駐軍の兵隊がよく使っていたKODAKの5円のカメラ。十分美しい。何でも頑丈なのがアメリカではない。段ボールの組み立て式でレンズは3枚。これが最も少ないレンズで最も収差を修正する。アメリカントリオーターというところか。

プラグマチズムの真髄があった。

精密さを要求するところ、例えば無線機のダイアルなどはきわめて精緻で且つ頑丈だ。コンクリートの上に落としても周波数が狂わない。汚れたら水洗いできる。これが軍用の条件だった。これをパスしたコリンズは十分今でも使える。

アメリカは、力点にメリハリをつけることが得意な国だった。イタリアはルネサンスの本家本元でありながらそこまではない。だが、東洋の沈みつつある島国よりましだ。

奇跡の戦後復興を成し遂げた日いづる国は、競争心と差別を混同しだした。Hungry Geist(ハングリーガイスト、ハングリー精神)は野卑なものに分類されている。そんな国が栄えるはずもなく栄えてはいけない。

その東洋のある国の人はどうでもいいことに対し、人の失敗を見て狂喜する。低能ほど大げさによく騒ぐ。競争のない社会ではぐうたらがのさばる。

これはべつの話、
ここに隙間があった。だからUNITは水槽になった。

接着。合成ゴム系接着剤は溶剤が揮発して体積が著しく縮む。だから何回も塗る。百均のG17。

このハゲー電球も交換、百均。

こんなので磨く。円を描くように磨かないこと。直線。やさしく。

そして出来上がり



さらにべつの話、
ガサツで気が荒く声まで大きいが気前がよく裏表のない人が多く住む大牟田に食事に行った。争いごとをグジグジ民事訴訟でカタをつけようとしない、何でも腕力でカタをつけるこの大牟田がぼくは大好きだ。

品性のかけらもないが本物の男がいる街だ。

勿来汐里さん主演のNHKドラマの舞台になった「高専ダゴ」を食いに行った。

味はいつもどおり。
Posted at 2017/12/27 10:15:25 | 日記
2017年12月25日 イイね!

FIATの taleは aquarium

FIATの taleは aquarium僕は、FIATの性能がどうだとかどこが欠陥だとか一回も思ったことはない。不合理性はある。なんだこの配線の引き回しは、とか排水を考えない設計がよく通ったなとか、極まっているのはエンジンルームのレイアウトだ。

レイアウトは何も理論的に並べる必要はなく空いているところにうまく入ればゼネレーターの隣にクーラントタンク、コントロールパネルの下にサーモでも悪いことはない。

ただ出来上がりに関してわき目も振らず一目散であるため修理屋泣かせのクルマになる。それでもばらせないというだけでは欠陥といえない。assen化はむしろ日本車の影響だ。

組み立ての合理化は日本車に勝るものはない。ただバラシて修理するということはどこの国の車も思慮が足りない作りだ。たしかにもはや車を修理する時代ではない。修理と称する部品交換が大手を振っている。

そんな機械に接していると、人は必ずバカになる。考えないからだ。考えるのを嫌がる人間は早い話がバカだ。



さて、これからが問題だ。冷静に考えると、そんなにピストンリングを代える必要があるか。リングサイズを変えないとガス漏れするか。150万キロ走ったのでボーリングに出すか。ばか。

そんなことはない。そんなことはないなら分解の手順を考える必要はない、というのがFIATの考え方のようだ。

ただし消耗品的な交換を要する部品に関しては複雑だが技術は要しない、つまり誰でもできる。できるが日本人はしない。

①忙しいから、②場所がないから、③失敗したら怖いから、よくわからないから。


忙しいのは忙しい自分がバカなのである。趣味と仕事のどちらに価値を置くか。仕事は手段だ。本末転倒の低能だな。


場所がないからだって?そんなに車の一台も置けない貧しい生活を改善しようと政治意識の向上あるいは仕事のスキルアップを図らなかった当然の結末だ。そんな人はクルマと縁がない人だったのにディーラーの口車に乗せられ間違ってクルマを買った人だ。


失敗したら怖いからというのは僕は理解する。あれこれ原理原則を無視した単なる商品情報があふれ、修理は別世界の人がするものだと思い込む。

③に該当する人は勇気を出して学習し試行錯誤を重ねてほしい。思いもよらなかった素晴らしい世界が開けるからだ。

失敗してもいいじゃないか。たかが車がだめになるだけだ。人生には影響はない。僕は今まで10台以上のクルマをダメにした。まったく後悔はない。僕の知識になったから。



物体の運動はニュートンがまとめた。クルマの理解に不足はない。あらかじめ中学の理科をしっかりやっていれば、このブログの商品を売らんとする知ったかぶりに惑わされることもない。

見ればわかるどうでもいい事実に目を奪われてはならぬのだ。本質の物理法則を固めろ。


ここでやっと本題に、
先日車庫に入れて驚いた。クルマのテールが水族館になっていた。メダカでもいそうな雰囲気だ。左右両方とも。

しかも排水するときたない電球が出てきた。暗いとは思っていたが。


磨いた。


ハンガリー製の電球だったが、ウインカーの黄色が剥げてきた。ハンガリーはヨーロッパ大陸で最初に地下鉄が走ったところでその地下鉄は世界遺産だ。パリやベルリンではないのだ。


チェコの水冷機銃は北支派遣軍の日本兵の頭を粉砕した。電球にとどまらず真空管も作り一時は世界的評価を受けた。東欧を先入観を持って見てはいけない。数学もあるが話がそれるのでcut。

ハンガリーはハンガリアンダンスを踊るマジャール人の農業国ではない。チェコも黒い森に沈む中世の国ではないのだ。西欧に匹敵する工業力を持つ国はいくらでもあった。

だが共産主義の魔の手はこの国から「発展」という概念を奪いハロゲンでやや息を吹き返したものの今やGMの子会社となりLEDを作っている。屈辱的だ。

FIATの電球を見てハンガリー製だと分かりなるほど外車だなと感じた。


ベンツもそうだがダブル球は一つもない。ウェッジベースもない。保守的だ。だが変更するときは根本の発想から飛躍的な変更をする。こそこそ改善に喜ぶTOYOTAの限界はここにある。スパンの長い研究をする人を大事にしてない。と、最近退職した友人は言う。


長くなるな。クルマのどこをどうしたこうしたはどうでもいいが、その向こうにある考え方を伝えたい。

また次回。

Posted at 2017/12/25 11:59:03 | 日記

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「工夫は楽しい H3も飛んだ http://cvw.jp/b/849485/48739772/
何シテル?   10/31 22:28
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