からけんのブログ一覧

光線が強い。ジャケットを通して熱線が来る。

僕に惚れた国見町の女子。俺なんか忘れろ。と思ったがなかなか追いすがる思いを断ち切るのは難しい。罪なことだ。素敵な男もそれなりにつらいよ。

ここでみんカラに生息するダボハゼどもは女子にこう言う。「で、ラインしてる？」とか。あげく嫌われる。同じことをしてもおまいらセクハラ。ぼくなんかLINEの連絡先が満杯になった。

ぐうたらに居場所はない。向上心がないから外見も貧相になる。はげる。腹はone pack.

僕がするのは知性をまぶした「声かけ」。おまいらのは「肥えかけ」。


世紀の愚行、諫早締め切り堤防を過ぎる。長崎県のレインボーロード、それがいつの間にか佐賀県ではオレンジロード。

任意の角を左に折れて小川沿いに行く。


ここで大失敗に気が付く。カメラにメモリーが足りませんという表示。なんと久しぶりのコンデジ。メモリーSDカードが入ってないのだ。画像モードをVGAにする。
（以下の写真は画素が荒いものになります。私の失敗であります。）


こんな時に限って最高の渓谷が現れる。


どこでもキャンプ飯できる。佐賀県の場合は自宅の庭でキャンプできるので、手つかずの大自然が僕を待っていた。


ここで飯を食って本読んで昼寝して…、ほかに何を求めましょう。Bliss.

手前が多良岳、五ヶ原岳。むこうに眉山、普賢岳。

我慢して走っているうちに目に入った🐞はでた。が、まだ一部が目の中にある。何回か手の甲を目に当てていると🐞の足が手の甲にくっついてきた。

多少目がざらざらしたが痛みの峠は越えた。


やがて痛みは治まる。しかし今度はなんともなかったはずの左目から涙があふれてくる。いかんいかん。あきらかに脳が混乱している。

休憩が必要だ。坂本龍馬が通った道というのがあったがそれがなんだ。休めそうにない。ふと看板に「遊学の里」。

地元民に聞いた。「遊学の里には何がありますか。」

「風呂のあるバイ。（風呂があります）」「野球てろんでくるけんの。（野球とかできますよ）」との返答。彼らの言葉はカ変、サ変の活用が現代語とは異なり多くの下二段が残る。

早い話が日本語離れしている。古語の素養のある僕だから理解できた。だが聞いた事に答えていない。

しかも、

「循環式のかけ流し温泉たい。ボイラーの故障しとったけんお湯の出らんやったとたい。」と言った。

循環式のかけ流し。なんだそれは。ガス冷蔵庫のようなものか。ボイラーの故障で止まる温泉とは。・・・僕の脳は一層混乱した。


不思議な町だ。国見町。





されど遊学の里は大当たり。言いも言いたり遊学の里。サッカーコート、テニスコート、野球場…
NETから
その一角に公衆浴場。なるほどこれが循環式かけ流し温泉か。でも300円。すべて許す。意味不明な発言。意味不明なネーミング。遊学。

300円。サウナ付き。休憩所付き。湯茶付き大画面付き・・・

なんと宿泊可能。3000円。タコ部屋みたいなとこだろうと思ったが立派な和室。
NETから


人は来ない。当たり前だ。ここまで来てわざわざ銭湯に入るか。目の前に小浜温泉、雲仙地獄温泉があるのに。

しかしもはやこの齢。お上のなさることに目くじらは立てまい。達観せねば。

しばし受付のお姉ちゃんと話し込む。 SIMPSONで決めた知性の塊、歩く教養に魅了されたようだ。罪なことだ。

走り去るGSR。　彼女は玄関まで走り出たに違いない。僕は背中に刺すような視線を感じつつ再び佐賀県に向かう。多良岳。

←さびれた島原の商店街。櫛の歯が欠けていく。だが、僕は滅びの美学に酔わない。このままくたばってたまるかという人がきっといる。ここを再生させる人が。

地方を破壊しつつ地方創生などというスローガンをぶち上げる政治家に、何ができようか。



福岡市→久留米市→筑後川堤防→佐賀県

まずは佐賀県諸富町。佐野常民記念館。この人軍人さん。しかし悲惨な戦場を目の当たりにして日本に赤十字を作った人。

つまり日本最大のNGO、日本赤十字社の創設をした人。10人ぐらいの公務員が飛び出してきて説明してくれた。

民間ならここには一人で十分。莫大な人件費がどぶに流れている。高額な生活保護だな、公務員って。田舎はそれがコネで成れるから、地域ボスは神になる。





有明海沿岸道路。（バイクは250以上、無料、高規格道路）通称マコちゃん道路。古賀誠。僕が最も尊敬する政治家だ。自民党には判断の速さ正確さで彼以上の政治家はいない。

地元サービスも忘れない。



有明国道フェリー。750ccバイクは約1000円。激安だろ。デッキでうとうと。



雲仙普賢岳、平成新山、雲でよく見えない。





ここで事件。島原市を目前に何と目に虫が入り暴れた。膨大な涙が出て何とか🐞は外に出た。

とても酸っぱい味がした。人間は目でも味がわかることを発見。


ただこのまま交通量が増えるところは運転しにくい。目が開けにくかったから。
そこで急遽予定変更。

クルマのいない田舎道を目をかばいつつ国見町へ。途中で薬局とカフェを探したがよくわからなかった。よく見えなかったので。

そうこうするうちに国見町についた。右目だけからずっと涙が出た。

＜つづく＞