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からけんのブログ一覧

2023年12月31日 イイね!

ふりむくな ふりむくな うしろには夢がない

ふりむくな ふりむくな うしろには夢がない寺山修司の言葉だ。

さらに、
「書を捨てよ、町へ出よう」。  これは有名な書だ。没後40年。記念して再版された。





寺山さんの言葉は、僕には難解だった。時代は70年代。どっちの味方なんだということを異常に気にする時代だった。死語になった「日和る(ひよる)」(易きに着く、寄らば大樹、利己的な思考停止、正義感のなさ、を意味する。日和見主義の略語)。この言葉が当てはまるかどうかで人は峻別された。「とめてくれるな、おっ母さん」。これが大学祭のテーマになる時代だ。



年の瀬に何でこんなことを言うのか、クルマの話じゃないのか、また知ったかぶりか、なんか惰性でここまで読んだが面白くも何ともないぞ・・・。

その声聞こえております。



しかし、寺山はこうも言うのです。

卑怯者ってのはね、きみが何をしたか、ってことじゃなく、きみが何を後悔してるかってことで決まるんだよ。


斜に構えて変な映画や演劇に凝るおじさんが、わかりにくいことを言っている。しかも競馬狂い・・・。世間の大多数のバカは、そもそも彼を理解しようとはしない。低能はいつも他人の断定を引用して逃げる。


僕はその低能にも及ばなかった。
当時の僕は理解しようとしてもできなかったのだ。しかし、分からないながらにも彼の言葉はしつこく心に残った。まるで接着剤のようにしつこくまつわりついたのだ。

そして、意味が分かるとグサッと刺さった。

「書を捨てよ、町へ出よう」とは、
与えられる言葉をうのみにして学んでいると錯覚するな。現実は右か左かで分けられない。判断力を持って本を読め。・・・ということを逆説的に述べたもの。

寺山さんは実にまじめな人、若者に期待する人だったんだなあと今は思える。


(今年の文庫本、Book-offに捨てました。これは話と関係ないですね。スミマセン)



たしかに70年代は混とんのCaos、不安、絶望に満ちていた。それぞれの集団ごとのルールや常識、掟(おきて)が混在し衝突した。


翻(ひるが)えって現代。実に品がない社会になった。ウクライナ戦争。他人事でよかったと思ってるだろ。ガザ地区。ハマスの狂気の理由がわかるかい?それより車に貼るステッカーが心配だろ?
すすんで即戦力になる努力をしているだろ?社畜は素敵かい? 僕を夢みたいなことばかり言うやつだと思っただろ? 

いや、ここまで読む人のなかには共感していただける人がいること、分かっています。寺山さんはこうも言う。



夢を深く見すぎると、いつかその夢に復讐されます。かと言って、夢を見ようとしない人は、いつも味気ない日を過ごさなければなりません。





さあ、新年だ。

滝沢カレンは言う。「去年の自分は他人。」 無理してでも旗色鮮明に行こうと思う。それこそが、あけましておめでとうなのだ。
Posted at 2023/12/31 02:25:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年12月28日 イイね!

2輪用交通公園   on GSR  ( on 6万円ラパン  の   でなおし)

2輪用交通公園        on GSR  ( on 6万円ラパン  の   でなおし)国道500号線を朝倉市から小石原方向に行き小石原ダムを左に見てトンネルを抜けたすぐ左。ふれあい公園という2輪練習用の交通公園がある。

GSRで出直して初級コースからチャレンジ。

一本橋やスラローム、「S」、クランク。


(あまりうまく撮れていませんが、初級中級のコースが用意されています。カーブの一本橋とか。)


思い出すなあ。高校のとき学校休んで免許を取りに行った。大型中型などケチなことは言わないおおらかな時代だった。二輪は二輪免許のみ。区分なし。

なんと免許は125CC持ち込みで受験できた。試験場までどうやって来たのかという話だよ。それで簡単な試験にパスすると、ハーレーとか陸王に乗れたんだから。

みなさんご存じのようにカブとハーレーは全然異なる乗り物だからね。普通免許でジェット機操縦するようなもんだ。

と聞くと、昔はずいぶんいい加減な免許制度だったなと思うでしょ。さにあらず。

とくに田舎は、さにあらず。基本的な思想として僕たちが抱いていた考え方はこうだ。
「俺がバイクに乗るのにお国があれこれ言うのか。」「警察権力は幕府の犬だ。」というフツーの高校生の思想。

また、メーカーも自殺用カッ飛びバイクをどんどん作った。交通事故で2万人近く死ぬ時代。学校でも毎年一人は死んでいた。

ところが、
免許制度を厳しくしても意味がない。なぜなら、有明海の堤防ではだれも来ない。まず対向車はない。お巡りさんには人格者が多く、
「免許証ばださんねー。」(免許証出しなさい)

これに対し、
「あ、まだ持ってません。」というと、

「はよ免許ばトランネ~。」(早く免許を取りなさい)  そのあとしばらくバイクを押していく真似をするというのが暗黙の儀式だった。



いやあ~~、50年は長い期間だ。隔世の感。現代の警官は当時の警官を見習え。



お上がバイクの練習場をタダで提供する時代になった。なあ、おい。50年前に事故死した友人たち。バカな死に方をしたね。


僕はバイクの基礎を習ったことがない。コケた痛さが先生だった。初級コースの難しいこと。ましてや中級。九州の人間がオリンピックのスキー大回転に出るようなもんだ。

死んだ友人たち。あの頃ここがあったらおまいら死ななかったと思うよ。いい時代になった。



そのまま国道500号を小石原に行き、BRTと出会った。

このトンネルからバスが出てきた。

時刻表。


東峰村は気前がいい。東峰村でタクシーに乗ろう。乗り合いタクシー無料。


かつての鉄路をバスが走る。
Posted at 2023/12/28 23:24:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年12月26日 イイね!

小石原ダム on 6万円ラパン 

小石原ダム on 6万円ラパン ラパンの顔をじっと見る。なんだかぐっと頑張る表情。

けなげで好きだ。今年は雪も積もらずいつまでも晩秋の空気。天祐だ。東奔西走。

20㌔/㍑。ありがたいね。おまいら、僕をおんぶして200円で20キロ走ってくれるかい?愛車紹介もされない日陰のラパン。なんかラパンが内縁の妻のような気がして。



ラパンの写真撮るとき、カメラにサングラスをかけて撮った。どうだい。画像処理の過程で色付けするよりぐっと自然だ。↓


デカール(206)のしわも目立ちません。というこの場所は小石原ダムのダム湖。ロックフィルと言う昨今流行りのダム方式。日本で6位だそうな。


僕が不思議だったのは、ダムの堤体(本体)がほかの重力式やアーチ式に比べてとてつもなくぶ厚いので放流や導水はどうするのかということ。まさか外国にあるようにそのままオーバーフローなんてこと日本人がするはずないし。岩ごつごつ(だからロックフィル)の中に導水管は困難だ。砂の中に精密機械を置くようなもんだ。

さすが日本の土木工学。まず、山岳トンネルで導水路を掘る。導水路はダム湖の中ででっかいホースに合体。そのでっかいホースの先をフレキシブルに上下伸縮できるようにした。ホースの先は任意の位置でお空に向けて固定する。するとそのホースの先端位置までダム湖の水が流入。その分ダム湖の水位は下がる。

コンクリートの斜面を作り電動でホースの先を上下させる。好きな水面の高さ位置が決まるというわけ。


近くに行くとでっかいぞ。


そこまでしてダム湖の水位を上下させたいかと思ったが、下流にある江川ダムが重要な福岡市の水源だ。水を融通し合うのだそうだ。


こんな設計ができるなんて技術者みょうりに尽きることだ。



だが、話が逆だ。交通渋滞が起きたのでバイパスを作る。それは一見ごもっとも。

ホントは無為無策のしりぬぐいが地下鉄とかバイパスなのだ。賢いなら、まず道を作ってから町を作る。集まるに任せて過密を放置し、水が足りないからダムをつくる。

こんな泥縄が褒められるはずない。


あ、管理事務所のおじさん、ダムカードありがと。集めるからね。

近くにバイカーのための公園、無料、次回書きます。



Posted at 2023/12/26 22:39:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年12月22日 イイね!

沈黙のピンポーン

沈黙のピンポーン←玄関のピンポーン。それが突然黙ってしまった。来る人来る人ノックをするんで、おかしいなと思った。

さっそく修理。

バラす。



よく頑張ったと思うよ。40年近く。風雨にさらされ、バカに押されるのにも耐え。

殊勲のピンポンドアホン。当時のことだ、もちろん,made in japan. プラが上質で劣化なし。ビス1本で止まっていた。台がコーキングされていたが、本体はビス止め。


それを裏返す。

いいねえ。スピーカーの裏はちゃんと共鳴しやすいように穴。しかも厚めのビニールで防水処置。

簡単な基盤。定番の抵抗コンデンサー類。壊れようがないはずだが。

画像下にあるLED(赤)。ケース側も赤いプラ版で防水。設計に良心とゆとりを見た。故障したらどうぞ部品をお取替えくださいというパラーっとした配置。壊れたら買いなおせよけち臭い野郎、といった声はどこからも聞こえない。


で、ピンポーン君なぜならないの。よく見たら電源の接触不良。40年、ねじも緩むよね。シューッ、と接点復活スプレー。ここはペーパーがけしてもダメ。ちゃんと酸化被膜をとる。

拡大。見ろよ、ドアホンの原点というか始祖鳥。



ところがスピーカーのコアに穴。後日 via amazon の予定。



修理完了。機能に問題なし。クリスマスリースと一緒にパチリ。



読んでくださる皆さん。僕の機嫌の良さがわかったでしょ。パキッと折れる爪止めなんて一個もなし。プラビスもなし、ちゃんとナットは金属埋め込み。

いいかい、日本製は40年に一回の故障にも対応する機械を作れていたんだよ。

故障だ故障だと頭に血が上って電気屋を呼んだり、DIYと称して買い替えることしかしないから、商品が陳腐になってしまったんだ。


ちょっと一つだけ不満。スピーカーのインピーダンスが20Ω。なんでこんな中途半端にしたんだ。4か8だろ、なあSANYO.










Posted at 2023/12/22 21:58:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年12月20日 イイね!

魔林峡 念仏橋 猿飛千壺峡   on 6万円ラパン

魔林峡 念仏橋 猿飛千壺峡   on 6万円ラパンE34の高速、日田インターを降りて左折。北東方向に15㌔。山国町に出てさらに左折。国道500号を2㌔。魔林峡(まばやしきょう)、猿飛千壺峡がある。

説明文には、

むかし瀬戸内海と有明海は繋がっていた。筑紫山地の南端に当たる部分が隆起して変朽(へんきゅう)安山岩が地表に現れた。この岩の表面で礫(れき、小石)が回転し深い穴ができた。(甌穴、おうけつ)

とあった。




地元の人に尋ねる。その岩の間をサルが飛び越えたので猿飛千壺峡の名があると教えていただいた。

僕はムンクのあの絵を思い出したよ。叫んでいる。




念仏橋については諸説あるが、川の急流を恐れた住民は念仏を唱えながら渡ったという説がショック。



壊れていた。

昭和3年製。昔ダムがないころは滔々と流れていた川。村の住職は私財を投じ橋をかけた。つまり、こんな小さい橋すらかけられない貧乏国だったんだ、日本は。

いつものキャンプ飯。

Posted at 2023/12/20 23:48:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「元祖アバルトに会う。 http://cvw.jp/b/849485/47557633/
何シテル?   02/27 22:13
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