キーシリンダースイッチ交換

関連動画の様な不具合が起きています。
エンジン始動中に起きたらライト切り替えや、エアコンスイッチが入ると一瞬エンジンが死ぬ。
不具合中にエンジン切ったら電圧が得られずセルが回せない。
それでもおさまると何事も無かったかの様に普通の状態になります。

色々情報を集めてきた結果、原因はキーシリンダースイッチ内部の不具合と読みました。
この診断が合っているかどうかはまだ分かりませんが、今回キーシリンダースイッチ交換してみました。

先ずディーラーでキーシリンダースイッチと取り付け用の特殊ボルト（ねじ切りボルト）を入手。
作業はキーシリンダー周りなのでステアリングコラムカバーを取り外し、キーシリンダー周りにある配線を避けます。
エアバックに繋がる配線も含むので、先にバッテリー端子を外して作業に臨みました。

キーシリンダーはステーでステアリングの根元に固定されています。
固定に使われているのが特殊ボルト（ねじ切りボルト）で、留めてある状態だとボルトの頭がありません。
これを取る為、先に潤滑剤を吹いておきました。

頭の無いねじ切りボルトを緩める為、マイナスの貫通ドライバーでネジが緩む方向にはつる様に打撃します。
何度か撃つとネジが緩みます。

貫通ドライバーでネジが外れるまで、はつる様に撃って回すのは大変過ぎるので、緩んだらネジのテッペンにドリルで少し穴を開けます。
少し穴を開けれたら、逆回しビットドリルでゆっくり慎重にネジを緩めます。
慌てて引っ掛かりが無くなったり、ビットドリルを折ったりしたら後々面倒になるので、慎重にしました。
この方法でネジは外れました。
もしかしたら、貫通ドライバーの作業無しでもいけるかもです。

ねじ切りボルトを取るとキーシリンダーが取れます。
ここの根本にキーシリンダースイッチがあります。

キーシリンダースイッチはプラスネジ２本で留められているだけなので交換は容易です。
古いのを取って、新しいのを着けるだけ。
中に　“T”字　の鍵穴があるのでそれに合わせますが、ズレる事は無いと思います。

キーシリンダーステーを戻しますが、使用するのは新品のねじ切りボルト。
取り付け時にステアリングロックのカンヌキをちゃんと穴に合わせて装着。
ねじ切りボルトを仮締めして固定。

キーシリンダーの位置決めが出来たら、ねじ切りボルトを締め付けてボルトの頭を取ります。
頭を取るというか、一定のトルクを超えると取れる仕組みになっています。
この場所はセキュリティー上、簡単には取れない様になっていますが適当なボルトで代用も出来ます。
ただし、ボルトの頭の大きさに気を付けないといけませんが。