キーシリンダースイッチ分解清掃

キーシリンダースイッチを交換しました。
古いのを捨てずに整備してみようと思います。
噂では内部の電極が汚れて導通が悪くなっているのが不具合の原因とか。
バラすにはキャップが爪で留めてあるので、複数本のマイナスドライバーでこじれば簡単に取れます。

バラすと部品が沢山出てきます。
無くさない様に。
特にスプリングやボールは無くし易いので要注意。
バラして見た所、結構というか、かなり汚れていました。

電極や銅板が汚れたグリスが着いているので綺麗に拭き取り。
拭いた後、紙ヤスリで磨いて導通が良くなる様にします。

バラしたキャップを組み立て。
内部部品にボールを仕込む時、その中に超ミニスプリングがあるので忘れず装着。
内部部品の中央、端とそれぞれ違うスプリングが着くので装着。

スプリングの上に磨いた銅板を仕込みます。
鍵爪があるので、決まった所にしか入りませんが、よく観察しないと分かり難いです。
コレを仕込んだら銅板に導通グリスを塗布しておきます。

キャップに本体を装着します。
キャップの鍵爪がパズルの様になっていて、これもまた決まった所にしか嵌りません。
パチッというまで嵌め込みます。

キャップを嵌め込んだ所。
キーシリンダーに取り付ける“T”字の切り欠きの下が、△のマーキングに向いていたら正解です。

キーシリンダースイッチの動きを確認。
マイナスドライバーを挿して、キーを捻るのと同じ動きをしてみます。
組み立て終わった状態が　”OFF“ の状態。
ひとつずつ捻って　”ACC“ → ”ON“ → ”START“ になるのを確認。
”START“ まで捻ると止まらず ”ON“ の場所に戻って来るのも確認。
要はエンジンキーと同じ動きが出来るかどうかをみます。
ここまで出来たら完了です。

既に新しいキーシリンダースイッチは装着済みなので、今回この整備したスイッチは使用せずストックしておきます。