ストップアンドゴーと長いストレートにより、パワーユニットの良し悪しで戦力図が決まると言っても良いカナダGP決勝
エコエンジンになって厄介なのは、この状況に燃費という要素が加わること・・・ストップアンドゴーというコース特性は、つまりスロットル全開が高くなり、燃費にもキツイ・・・
問題は、このエコエンジンのパワー差はモーター出力差によるものが大きく・・・つまり、パワーの有るエンジンは燃費が良いという、パワーユニットの差に輪を掛ける状態になってしまっていること・・・
ルノーユーザーとマクラーレンホンダは、ここではまったく不利な状況・・・
レースは当然のごとくメルセデス勢がリードする。
2番手を走るロズベルグはハミルトンを良く追っていたが、ハミルトンは完全にペースコントロールをしており、燃費、そして負荷の高いエンジンとブレーキを労り、ギャップを計算しながらの走行であった。
一見僅差だったが、ロズベルグに勝ち目は無かったと言える。
悲惨だったのはモナコで初ポイントを上げ、上昇気流に乗っていたはずだったマクラーレンホンダ
ラッキーも有り、思ったより良い位置からスタートのアロンソはストレートで無様に抜かれ、ワールドチャンピオンも為す術無し・・・
速さも燃費も不利で苦しいホンダユニットは、トラブルで2台ともリタイアと、レース中から最後までコース上で赤っ恥を晒す羽目になった。
欧州ラウンドになったら、改善するであろうと思われたホンダユニットは信頼性を多少改善し、ようやく中位争いに顔を覗かせれるようになったものの、この体たらく
信頼性が低くとも、ポテンシャルは高そうという前評判もあったが、これはハズレと言えるかもしれず、このままでは、来年も今年のルノーの二の舞いになる可能性がプンプンしてくる・・・
マクラーレンというトップチームにワールドチャンピオン2人という言い訳の出来ない体制・・・
ホンダの赤っ恥はいつまで続くのか?
2015年 F1カナダGP 結果
順位 No. ドライバー チーム
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス
2 6 ニコ・ロズベルグ メルセデス
3 77 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ
4 7 キミ・ライコネン フェラーリ
5 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ
6 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ
7 13 パストール・マルドナド ロータス
8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア
9 26 ダニール・クビアト レッドブル
10 8 ロマン・グロージャン ロータス
11 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア
12 55 カルロス・サインツ トロ・ロッソ
13 3 ダニエル・リカルド レッドブル
14 9 マーカス・エリクソン ザウバー
15 33 マックス・フェルスタッペン トロ・ロッソ
16 12 フェリペ・ナスル ザウバー
17 28 ウィル・スティーブンス マノー・マルシャ
98 ロベルト・メルヒ マノー・マルシャ
22 ジェンソン・バトン マクラーレン
14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン
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F-1 2015 | 日記
Posted at
2015/06/08 21:14:40