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2023年09月01日 イイね!

2023-08 北海道の旅(後編)

2023-08 北海道の旅(後編)前編からの続きです。

モアンはネットの評判通りに良いホテルでした。
宿泊客なら深夜や早朝に温泉入り放題なのも嬉しい。

しかしこの日は朝から雨。

今回の旅における重要な一日で、状況に応じた2つのプランを組んでいるのですが、正直なところ雨だとお手上げです。



6日目 … 2023年8月16日(水)

雨に絶望していたドライブに光明が。
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雨上がりと同時に見事な虹が現れました。

知床に着く頃には待望の青空です。
この日が潰れる=旅の失敗ぐらいの位置付けだったので、ホッとしたというのが正直な気持ちでした。
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以前にどこかで書いた記憶がありますが、自分にとって特別感のある場所は屋久島と知床。
言葉や理屈ではなく、単純に魅かれる感覚をずっと持っています。

ただ残念なことに、予約していた知床遊覧船は、強風と高波のため前日に欠航の通知が届きました。
実際に凄い風なので仕方がありません。

必然的にプランBに移行。

テンション高めで目的地に向けて走ります。

念願の知床五湖。
2014年に長すぎる駐車場待ち時間で断念したこともあり、今回が9年越しのリベンジです。
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高架木道であれば無料かつ安全ですが、見られるのは五湖のうち一湖のみ。

五湖全部を見るためには10分間のレクチャーを受け、立入認定証を受け取る必要があります。

この時の説明で驚いたのがヒグマの遭遇率。

ほぼ毎日で多い時は1日に数回、地上遊歩道から確認出来る距離でヒグマを目撃しているそうです。

さらに驚いたのがレクチャー終了後。
てっきりガイドの引率があるものだと思っていたら「気を付けていってらっしゃい」でした。
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どうやら5月〜7月末までのヒグマ活動機はガイドツアーに参加という形で、それ以外の植生保護期だと自由に回れるようです。

参加者もまとまって動くのではなく、道中は完全にバラけて約3kmの遊歩道を歩きます。

世界一のヒグマ密集地である知床の森を丸腰ですよ。

しかし世界自然遺産で「最後の秘境」と呼ばれる知床に踏み込む貴重な機会。
五湖から順番にカウントダウンで進みます。
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非日常が旅の醍醐味だと思っていますが、日常との乖離が大き過ぎて現実味が乏しく感じます。

なんか岩とか木とか、全部ヒグマのような気がする。
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実際に見てみたい気持ちもなくはないのですが、やっぱり怖いものは怖い。

美しいと評判の三湖に到着。
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確かにこれは美しいとしか言いようがない湖です。
三湖が人気というのも納得でした。

知床五湖で最も大きいのが二湖。
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巨大な壁のような雲が知床連山を覆っています。

最後の一湖に到着です。
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あと少し…あと少しで生きて帰れるんだ。(死亡フラグ)

高架木道が見えた時の安心感。
緊張からの開放は、おそらく実際に歩いた人しかわからないと思います。
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橋脚に電流を通しているためヒグマは登れないそうです。

原生林に囲まれた大自然の知床五湖。
高架木道だけでも素晴らしい景色を楽しめますが、地上遊歩道は唯一無二の体験と言っても過言ではないと思います。

ただしヒグマは本気で怖いです。だって絶対に近くに居るんだもん。

車に戻ると再出発。
知床峠に行こうか考えたのですが、あの雲では景観を望めそうにないため次を目指します。


天に続く道
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28.1kmの直線道路。
北海道のスケールが極まってしまった眺めです。

日本一の直線道路である美唄市から滝川市までの29.2kmには及ばないものの、走って楽しいのは圧倒的にこちらだと思います。
特にこのスタート地点からの光景は圧巻としか言いようがありません。

次は2014年の旅で美しさに驚いた場所です。
時間も十分にあるし、素晴らしい景色を見ながら食事でも出来たら良いな。


美幌峠
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これは酷い。

あの美しかった美幌峠が真っ白です。
一縷の望みで食事をしながら回復を待っていたら、嘲笑うかのように雨が降り始めました。


ホテルサンシャイン
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この日のゴールは遠軽町のホテル。

充実感の反面、心身共に消耗を感じたため、早めの就寝で翌日に備えます。
明日はこの旅で最長となる約600kmの行程です。
予定通りであれば、ですが。




7日目 … 2023年8月17日(木)

北上を続ける台風7号と最接近する日。
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2時間の前倒しで出発したものの、どう転ぶかは完全に天任せ。
決して無理はせず、状況次第で行程を大幅カットの覚悟でスタートしました。

しかし滝上町から西興部村へと走り、オホーツクラインに出る頃には予想外の青空です。
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こうなると欲が出て来ます。
行ける所まで行くか。(←結局こうなる)


北見神威岬
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もう一つの神威岬。
海側ではなく、道路を挟んだ山側に灯台があります。
ここに限っては霧が良い演出に感じました。

反対の海側は見通し良好。
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強風という事もあり、少し移動したり、僅かな時間差だけでも大きく状況が変わっていました。

次の場所はすぐ近く。
そしてこの旅で楽しみにしていた場所の一つです。


猿払村道エサヌカ線
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前も後ろも、あるのは真っ直ぐな道路のみ。

運転しながら不思議と笑いが込み上げてきます。
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しかしですよ。
この世界は実は仮想現実という説もありますが、これは明らかにバグっていますね。

走っても景色が変わらない。
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それはもうデータが飛んでいるとしか思えません。

過去に2回、近くまで来ていながら存在を知らなかった道。
SNSで情報の共有が盛んになり、遠く離れた地でこうした驚きと出会えるのは、本当に便利な時代になったと思います。


宗谷岬
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日本最北端の宗谷岬です。

3回目の訪問ですが相変わらずの曇り空。
暴風警報下の2019年と比べたらこれでも天国ですが、どうも宗谷村とは相性が悪い。

嫌な予感しかしませんが次の場所を目指します。

スタート地点が近づいてきました。

これから走る白い道は、宗谷丘陵のフットパス(歩くことを楽しむための道)に、稚内の名産であるホタテの貝殻を砕いて、3kmに渡って敷き詰めてあるそうです。


白い道

何かが違う。
いや、むしろ全然違う。

青い空と緑の牧草地。
そして白い道を走る赤い車。

このために赤い車を買ったと言ったら過言でしかないですが、そんな写真を撮りたいと思っていたのは事実。
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これではただ白っぽいダートを走っているだけではないか。

またしてもリベンジすべき場所が増えてしまいました。
とことん宗谷村とは相性が悪いようです。


開基百年記念塔
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稚内市の中心部を過ぎると透き通った青空です。
なんでこうも極端なのかと愚痴りたくなりますが、せっかくなのでタワーに登ろうと思います。

稚内市宗谷地区に戸長役場が置かれたのが1879年。
この年を稚内市の開基とし、100年目にあたる1978年に建設されたそうです。

地上80mのタワーですが、稚内公園の丘陵上にあるため海抜だと250m。
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地上高だけでも凄い高度感です。

眺めも素晴らしい。
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広大な北海道を遥か彼方まで見渡せます。

急な思い付きだったけど、本当に来て良かった。
ガラスの汚れが少なく、写真が撮りやすかったのも高評価。


ノシャップ岬

岬というより漁港といった感じですが、利尻島と礼文島を望める夕日の名所。
「岬がアゴのように突き出たところ」というアイヌ語「ノッ・シャム」が語源だそうです。

余談ですが、撮影時は正午ジャストなのに時計がズレています。
特に短針が変な位置にあるので、次の訪問時には直っていることを期待して先に進みましょう。


オロロンライン

北海道の直線道路を語る上で絶対に欠かせない道です。

総延長約380kmのオロロンライン。
その中の稚内から天塩町へサロベツ原野を突き進む海岸線、道道106号稚内天塩線の区間はまさに圧巻。

今回の旅はこれまでにも直線道路を走ってきましたが、やはり王者の貫禄すら感じます。


あれ、そういえば台風はどうなった?

時間的にも場所的にも、ちょうど真西ぐらいの位置で温帯低気圧に変わったようです。

出発前から悩まされ続けた台風6号と7号。
大きな影響がなかったのは、ただ運が良かったとしか言いようがありません。

オトンルイ風力発電所の風車群にて撮影。

この日のゴールは名寄市のホテル。
久しぶりに走りきった感のある一日でした。




8日目 … 2023年8月18日(金)

ホテルマイステイズ名寄から雨の最終日をスタート。

リーズナブルながら満足度の高いホテルでした。

それはそうと北海道での6日間、全ての日が曇りか雨のスタートというのは何気に凄いと思います。
少しも嬉しくはありませんが。


この最終日は複数のルートを用意していました。
1つは初日の美瑛・富良野で天気が悪かった場合の予備日ですが、これは不要になったのでキャンセル。

ではどうするかですが、実はここまでの旅で答えが出ています。

旅の道中でキタキツネ、エゾシカは何回も会えました。
焦点はヒグマが見れるかどうか。
その結果として「見れなかったら動物園」プランに決定です。


旭山動物園
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北海道旅行の定番スポットに初訪問。
自然に近い環境を作り上げ、動物本来の生態や動きを生かした「行動展示」が魅力の動物園だそうです。

お目当てのエゾヒグマがいました。
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メスのヒグマで名前は「とんこ」だそうです。
詳しくは書きませんが、とんこには悲しい過去があると知りました。

人からするとクマは恐怖の対象でしかないですが、クマからしても人間は恐怖。
あまりにも難しい問題ですが、どちらにとっても悲しい事が起きないよう願うばかりです。


次は気持ち良さそうに泳ぐホッキョクグマですが。
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すごい勢いで水槽に突進&クマパンチ!
突然のことで驚きましたが、何が気に入らなかったんだろうか。

お客さんの持つぬいぐるみに興味津々。
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ほのぼのしたひととき。


この日は気温が29℃まで上がり、北海道に来て初めて暑さを感じました。
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園内の木にシマエナガが遊びに来ることがあるそうですが、やっぱり冬じゃないと無理なのかな。

北海道にのみ生息する、雪の妖精とも呼ばれるシマエナガ。
いつか実際に会ってみたいです。

というわけで、次回は真冬の北海道一周の旅に決定しました。(え?)


道の駅石狩 あいろーど厚田
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2018年開業後、半年で55万人もの来場者を記録した人気の道の駅だそうです。
3階建てのモダンな建物で、最上階には日本海を一望出来る展望台がありました。

実際に施設内を歩いてみると、なるほど人気なのも納得です。

でも、ここに来た最大の目的はこちら。
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2014年の初上陸から実に9年。
もっと嬉しいかと思いきや、終わってしまった寂しさも感じます。


白い恋人パーク
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今回もお土産は定番中の定番。
仕事関連だけで54個入を2つも購入しました。

旅行に行くなんて言わなければ良かったけど、こうなったからには値段分のマウントを取ろうと固く決意。

最後に向かったのは藻岩山です。


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観光道路を走って中腹駅に到着。
次はミニケーブルカーに乗って山頂を目指します。


藻岩山 山頂展望台

北海道3回目にしてやっとの訪問ですが、パノラマ状の素晴らしい眺めです。

日本最北の政令指定都市である札幌市。
さすがに大きな都市だと感じました。

ただ、これで見納めだと思うと本当に切ない。


そして不本意ながら小樽フェリーターミナルに到着。
ドナドナの仔牛の心境がわかった気がします。
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船は往路と同じあかしあで、ステートBの同じ部屋番号を予約済み。

ついに市場に向けて荷馬車がゴトゴト発進。
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本当に終わってしまいました。

さようなら、そしてありがとう北海道。




9日目 … 2023年8月19日(土)

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目が覚めると佐渡島沖を航行中のようです。

撮影した写真を確認してはため息。
これが燃え尽き症候群だろうか。

夕日撮影タイムの場所取りにも敗北。
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現在は能登半島沖を航行中らしい。
というか暑いんですけど。

暑いというか蒸し暑くて不快極まりない。
なんなんだこれは。


北海道移住を真剣に検討しようと思います。

おしまい。
Posted at 2023/09/01 13:06:47 | コメント(6) | トラックバック(0) | ドライブ | 旅行/地域
2023年08月26日 イイね!

2023-08 北海道の旅(前編)

2023-08 北海道の旅(前編)約4年ぶりのブログです。
世の中がコロナ禍になって以来、ほとんど県外に出ることなく過ごしていました。

個人的な意見としては、致死率が高かった初期はともかく、弱毒化以降は5類に引き下げ前でも動いて良かったと思っています。

ただ自分の性格上、何の憂いもなく楽しめるとは思えず、結果的に時間だけが過ぎて行きました。

しかしさすがに我慢も限界。
4年ぶりの旅の舞台は夏の北海道です。



1日目 … 2023年8月11日(金)

お盆休み初日ということもあり早めの16時に出発。
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明石海峡大橋の通過は旅の始まりを実感します。

心配していた渋滞はなく、早く着き過ぎたため五老スカイタワーを訪問。
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みんカラでは初公開のマツダ3ですが、乗り換え自体はかなり前のため新鮮味はない感じ。
それでもようやくの長旅を一緒に走れるのが楽しみです。

時間もあるのでタワーに登頂。
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その後、舞鶴フェリーターミナルに到着。

自宅から274kmなのに妙に疲れました。
以前は1日に600kmぐらいなら平気だったのに、やはりブランクを感じずにはいられません。

ただ今回の旅は1日の走行距離を抑えているのと、何と言ってもストレスフリーの北海道なので、そこまで心配はいらないかな。

問題は同時発生している台風6号と7号。
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6号については往路で揺れるぐらいかもしれませんが、和歌山県上陸後に北上が予想される7号が大問題。

現地での天候が予想不能な上、復路のフェリー欠航という最悪の事態もあり得ます。



2日目 … 2023年8月12日(土)

新日本海フェリーについては、2019年のブログで取り上げたため詳細を割愛。

連休なので前回と比べて人が多かったです。
ちなみに金額は前回の倍以上を支払っています。
恐るべし繁忙期。

日本海に沈む夕暮れ。
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マジックアワーの神威岬。
ここまで来ると北海道を実感します。

20時45分、小樽市に到着後、岩見沢市のホテルまで移動して終了。




3日目 … 2023年8月13日(日)

過去2回の北海道旅で敢えてスルーしていた場所。
美瑛と富良野をメインに巡る一日です。
欲を言えばラベンダーの咲き誇る7月が理想だったのですが、緑豊かな8月の景色も楽しみ。
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ただ、空模様が…どうなんだろうこれは。
美瑛まではまだ100km近く離れているので、現地は青空だと信じたい。

旭川から南下し、国道452号からパッチワークの路に進みます。

そして緩やかな登り坂を越えると、今回の旅で最初にテンションが上った景色が現れました。
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おお、これがセブンスターの木か。

正直なところセブンスターのCMの記憶はないのですが、それとは関係なく絵になる風景です。

心配していた天気も問題ない感じ。
悪天候に備えて最終日を予備日に設定していたけど、この感じだと不要かな。

…さて、ここだけの話ですが。


セブンスターの木

お目当てのセブンスターの木は、車の後ろに写っているカシワの木だったようです。
このブログを書いている段階でようやく気付きました。

最初からやらかした感がありますが、この後も美瑛の丘を巡ります。


親子の木
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写真ではわかりにくいかもしれませんが、3本のカシワの木が並んでいます。
真ん中の小さい木と両隣の木が、仲の良い親子が手を繋いでいるように見えることから名付けられたそうです。


クリスマスツリーの木
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その名の通りに見事な円錐形の木。
夏も良いですが、いつか冬に見てみたいですね。
実はモミの木ではなく「ヨーロッパトウヒ」という、ヨーロッパ原産の常緑針葉樹なのだそうです。


ジェットコースターの路
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北海道には直線道路が当然のようにあり、名もなき快走路も無数にあります。
それでもネームドはやはり一味違いました。


四季彩の丘

縞模様に植えられた花々が美しいフラワーガーデン。
7月1日〜9月30日が有料期間で、ピーク時には20種類以上の花が同時に咲くそうです。

訪れた8月中旬も十分に見応えのある光景ですが、ラベンダーの見頃である7月上旬にまた来ようと思います。

トラクターバスのノロッコ号に乗車。
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約15分間で広大な園地をお手軽に一周出来ます。
おすすめポイントでの停車や、下車しての撮影タイムもありました。


白金青い池

AppleのMacやiPhoneの壁紙に採用された事もあり、今や世界的な知名度を誇る大人気スポットですね。

実は人造池らしく、十勝岳の火山泥流災害対策で作られた堰堤に水が溜まり、自生していた樹木が水没によって枯れ、現在の神秘的な景観になったそうです。

青く見える理由は、白金温泉からの湧き水に水酸化ナトリウム等の白色微粒子が含まれており、美瑛川の水と混ざることでコロイドが生成される。
そして太陽光がコロイドの粒子と衝突散乱して、水の吸収による青色の透過光が加わり、美しい青色に見えると言われているそうです。

Wikipediaさん説明ありがとう。

まさに偶然に偶然が重なった結果ですが、いつか枯れた樹木が朽ち果てると思うと少し物悲しさも感じます。

本気で写真を撮ろうと思ったら、季節や天候、さらには時間と条件が大変みたいですが、若干の風があったこの日でも素晴らしい光景でした。

ちなみにこの2日後、北海道の「もう一つの青い池」にも訪れる予定です。


パノラマロード江花
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かみふらの八景の一つで、5kmにもおよぶ直線の下り坂。
駐停車場所にライダーが集まっていたため走行中の写真だけですが、こういう道を走ると童心に帰って楽しめますね。

この日はホテルの夕食時間が決まっているため、名残惜しさを感じつつ富良野を後にします。


サラブレッド銀座
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新ひだか町まで一気に南下しました。

ここは2014年に訪れた時に楽しくて、いつかまた来たいと思ってた場所です。
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曇り空になったのが残念ですが、散歩をしているだけで癒やされます。
すぐ近くにあるホテルでこの日は終了。




4日目 … 2023年8月14日(月)

新冠温泉ホテルヒルズ
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部屋も温泉も広くてとても清潔、さらには夕食朝食ともに美味しくて大満足でした。
また来ようと思います。

朝からゆっくり温泉に入っていたため珍しく遅めの出発です。


襟裳岬
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2014年に続いての再訪。
常に強風で「風の名所」と呼ばれる襟裳岬ですが、これはダメです。

いわゆる車のドアが破損するレベルの強風。
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時間をかけて野生のアザラシを探すつもりだったのですが、まっすぐ歩くことすら困難でそれどころではありません。

強烈過ぎる潮風で服も体もベトベト。
せっかく朝から温泉に入ってきたのに。


帯広市では「ぶた丼のとん田」で駐車場待ちの車が長蛇の列。
片側2車線の半分を延々と並んでおり、とてもじゃないけど並ぶ気になれずスルー。

別の店では、名前を書いて約1時間半ぐらい後に「待ち時間を案内する」と言われて断念。

時間を気にせず楽しもうと思っていたナイタイ高原牧場の再訪も不発。
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ナイタイテラスは人が多すぎて食事を断念。

旅をしていればこんな日もあるさ。
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また来るね。




5日目 … 2023年8月15日(火)

ホテルレウスアショロ
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シンプルだけどとても満足度の高いホテル。
こういうので良いのだよ、を地で行くホテルでした。

前日に続き天気は良くない感じ。
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ただ気温は17℃と肌寒いぐらいで、昼間でも20℃前後と快適そのもの。

海が近付くと青い空も見え隠れします。
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なんか凄い景色だったので車を停めて撮影。

後で調べたところ特に名前のない岸壁のようです。
北海道を走っているとこんな景色が当たり前に現れて、次第に感覚が麻痺してきます。


霧多布湿原
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地図で見ると釧路湿原より狭く、それほど期待せずに来たのですが、思わぬ絶景に驚きました。

この写真は丘の上にある琵琶瀬展望台から撮っていますが、少し東に進むと民家や生活圏が湿原と隣接していて不思議な感じがします。


霧多布岬
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なぜ湯沸岬灯台なのか不思議でしたが、そもそも霧多布岬は通称で、正式名称は湯沸岬なのだそうです。

素晴らしい絶景。
比較するとしたら積丹半島の神威岬かな。
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神威岬ほどダイナミックではないけど、太平洋に突き出した岬を先端まで手軽に歩けます。

今回の旅で特に印象に残り、お気に入りの場所となりました。

やはり旅における岬には特別感があります。

この霧多布岬は野生のラッコの繁殖地。
見れたらラッキーぐらいに思っていたのですが、カメラを持った人達が何かを撮っていました。

動物が動いているのは間違いないけど、遠すぎてはっきり見えません。
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取り敢えず写真だけ撮っておこう。

拡大してみた。
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まさか本当に野生のラッコを見られるとは思わなかったです。

風も気温も心地よく、素晴らしい景色にラッコとの出会い。
名残惜しいにも程がありますが次を目指しましょう。


霧多布から根室へと続く北太平洋シーサイドラインは、超一級のドライビングロードでした。

ただ運転が楽しすぎると、リズムを崩すのが嫌で停まれないのがネック。
そして写真に残すことが出来ず絶賛後悔中。


納沙布岬

2014年の5月、夜明け前に訪れて震えながら日の出を待った思い出の場所。

今回は観光客で賑わっていて全く違った印象の岬となりました。

道中のダイナミックな地形といい、根室のポテンシャルを見誤っていた感があります。

釧路〜根室の北太平洋シーサイドラインは必ずまた走って、その時はしっかり写真も残そうと思います。

次の目的地へは142kmです。

この旅でポイント間の最長距離ですが、一般道で難なく走れてしまうのが北海道。

難なくではなかったです。
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事前に知っていたけどダートは苦手。
写真の辺りはまだ平坦ですが、約2kmの間に3回ぐらい回避不能の穴だらけ区間がありました。


神の子池
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近年話題のもう一つの青い池。
地下水が湧き出た池で、流れ込む川も流れ出す川もないそうです。
摩周湖はアイヌ語ではカムイトー(神の湖)であり、その伏流水なので神の子池と名付けられたとのこと。

水温が年間を通して8℃以下に保たれているため、この池の特徴となっている倒木が腐ることはないそうです。

場所も場所ですし神秘的な雰囲気がありました。
倒木が魔法陣のようにも見えるし、何か召喚されても不思議じゃない感じ。

召喚じゃないけど、ここは完っ璧なヒグマの生息地。
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人が少ない時はちょっと怖いかも。


裏摩周展望台
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事前調べだと、あまり眺めの良くなさそうな展望台といった印象でした。
実際に現地で見ると意外なほど良い感じですが、写真に撮ると木が邪魔で難しい。


「牛」の文字

牛です。
今日の夕食は牛肉だな!と思わせるダイレクトアタック。


開陽台
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この日の最後に訪れたのは2014年に本気で感動した開陽台展望台。

生憎の空模様な上、小雨が降り出したので早々に退散。
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なんか今回の旅は不思議と再訪の場所が不発になっているなあ。

でも初訪問の場所が軒並み良い感じなのと、道東はとにかく運転が楽しいので充実した時間を過ごせています。

この日の宿は中標津町のホテルモアン。

モアンの湯という温泉併設のホテルです。
ちなみにさっき「牛」の文字が書いてあった山の名前がモアン山。

後編に続く。
Posted at 2023/08/26 16:20:43 | コメント(4) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2023年01月01日 イイね!

ハイドラ攻略マップ 全国版 (β)

ハイドラ攻略マップ 全国版 (β)[変更履歴]
2023年8月26日 公式CP「道の駅」追加を反映

2019年8月22日 公式CP「サーキット」追加を反映

2018年5月12日 公式CP「都市公園」追加を反映

2018年4月25日 公式CP追加を反映





[登録内容]
レイヤー 1:県庁所在地、観光名所
レイヤー 2:野球場、サッカー場、サーキット
レイヤー 3:動物園、水族館、遊園地、空港
レイヤー 4:現存天守、名城、名橋
レイヤー 5:都市公園、タワー、岬
レイヤー 6:神社
レイヤー 7:名水、道100選、公共建築100選
レイヤー 8:メロディロード、関東峠プロジェクト、四国八十八箇所、東海道五十三次
レイヤー 9:その他
レイヤー10:道の駅



↓画像をクリック or タッチすると、Google Maps Engine が起動


駅、ダム、高速のSA/PA/IC以外の全要素の登録を目標に作っています。

入力方法に慣れたこともあり、西日本版よりも精度、完成度共に上がっているとは思いますが、現状(β版)では間違いや過不足箇所が多数残っている可能性があります。

発見された方は、コメント欄に書いて頂けると助かります。



[Tips]
・全要素の表示は下から順番にチェックを入れると簡単です。
・マイマップで自分だけの地図(クローン)を作れば、獲得済みのCPを消すことが可能です。


[注意事項]
当マップに記載している情報の不正確によって生じた損害や不利益等に対し、当方は一切の責任を負いません。
共有依頼については当方のリスクが大きいため、申し訳ありませんが一律でお断りさせて頂いております。


[参考資料]
みんカラ開発ブログサーキット(JAF公認)別表神社日本百名橋
Posted at 2014/07/14 22:22:00 | コメント(17) | トラックバック(2) | ハイタッチ!drive | 日記
2019年07月01日 イイね!

2019-06 北海道の旅(後編)

2019-06 北海道の旅(後編)前編の続きです。
前日の全便欠航から想定はしていても、いざ現実となるとショックです。

冷静になって整理をしてみます。
最も行きたかった礼文島のスコトン岬・ゴロタ岬は、もはや臨時便を使っても不可能。

ハイドラ的には3箇所のCPのうち、2箇所の空港の優先度は低く、利尻島の甘露泉水(名水)さえ獲れればOK。


6日目 … 6月17日(月)

大荒れの海。
こんな状況で運航するハートランドフェリーって凄い。

結局、車は駐車場でお留守番です。

フェリーターミナルの方にレンタカー会社を紹介してもらったのが決め手で、臨時便に単身での乗船を決意しました。
出費は 54,730円 → 15,680円(レンタカー代含む)に削減。

1等ラウンジ席(指定席)を確保。

2等自由席なら稚内~利尻島は5,000円で往復出来ますが、前日の全便欠航、この日の1便2便欠航のため物凄い混雑でした。

ちなみに船は大揺れです。
スタビライザーで横揺れは減らせても、縦揺れはどうしようもありません。

近くの席に座っていた人は本当に辛そうで、席を離れたと思ったら二度と戻ってくることはありませんでした…。

利尻島に近付くと、外の様子に変化が現れます。




海の駅 おしどまり [map]

鴛泊フェリーターミナルは「海の駅」に登録の新しい施設でした。
お土産や食事も充実しており、待ち時間も楽しく過ごせそうです。

って、それよりも青空ですよ。

稚内から約50kmあるとはいえ、ここまで違うものなのか。
俄然テンションが上がってきました。

売店にレンタカー会社が並んでいます。

お借りしたまごころレンタカーは5,500円/3時間で、保険とガソリン代込み(給油不要)でした。
注意点として念を押されるのは、ドアの破損=30,000円の請求。

常に強風の利尻島では、気を付けないと簡単にドアが壊れるそうです。
前日の宗谷岬を体験しているので、大袈裟でもなんでもないのが分かります。

それはそうと2時間しかありません。
サクッとCPを回収して、少しでも多くのスポットを回ります。

名水、空港ともに電波は問題なし。
写真は利尻空港ですが、残念ながら利尻富士の山頂は確認できず。


夕日ヶ丘展望台 [map]

名前通り夕日の名所のようですが、青空のおかげで吹き抜ける風が爽快。

真っ青な海に浮かぶこの島は、ポンモシリ島というそうです。



強風で波が高い。

でも強風のおかげで、利尻富士を隠していた雲が流れています。

これは次の場所も期待出来るかもしれない。


姫沼 [map]

利尻島の代表的な景勝地の一つ、姫沼から眺める利尻富士(国土地理院の表記は利尻山)

上の写真だと小さく感じるかもしれませんが、現地での距離感はこれぐらい。

利尻富士の名前は知っていても、こんなにも美しい山だとは思わなかったです。

しかし2時間は本当にあっという間。
最後は港からすぐのペシ岬を訪れることにしました。

現地で目にすると、殆どの人が頂部に立ちたくなるのではないかと思います。

この時点で時間の猶予は約30分。
片道が約20分らしく、厳しいのは承知の上で限界まで登るつもりでした。

ところが駐車場が見つからず、捜している間にタイムオーバー。
帰宅後に調べると駐車場は無いそうです…なんてこったい。

帰りのフェリーが到着しました。



思わぬ青空のおかげで楽しめたものの、青空だからこそ滞在時間が残念です。

稚内港に戻ると、こちらの天候も回復。

最大の不安要素は去りました。
台風一過ではないけど、明日からの天候は大いに期待できそうです。




7日目 … 6月18日(火)

曇天で強風のサロベツ原野。

期待させて突き落とす。
まるで人生の縮図のようだ。


幌延ビジターセンター展望台 [map]

上の写真は最上部からの撮影でしたが、風が強くて怖いのなんの。

北海道道106号稚内天塩線は、永遠に続くかのような直線道路。

こんな曇天下にあっても、やはり別格とすらいえる快走路でした。
萌える天北オロロンルートという謎の名称もあるようです。


サロベツ原野駐車公園 [map]

3.1kmの区間に28基が並ぶ、オトンルイ風力発電所の風車群。
オトンルイはアイヌ語で「浜にある道」という意味だそうです。

ここから先は道の駅を3連発。

道の駅 富士見 [map]



道の駅 ☆ロマン街道しょさんべつ [map]



道の駅 ほっと・はぼろ [map]

3箇所とも2014年にすぐ横を走っていながら、CP獲得に失敗した因縁の場所。

当時は「北海道の道の駅コンプ」なんて全く考えておらず、「獲れなかったけど、まあいいか」が失敗の真相と言えなくもない(自業自得)

次は深川留萌自動車道を走って、目的地のある旭川市までワープ。


神居古潭 [map]

カムイコタンはアイヌ語で「神の住む場所」を意味する神聖な場所。

石狩川の流れは、上川盆地から石狩平野へと渓谷を経て繋がります。

急激に狭くなる渓谷が急流を生みため、水上交通を要としていたアイヌにとっての難所だっだそうです。

通過時に神に安全を祈ることが、後の地名になったとの説もあります。

現代においては、旭川八景に選定される美しい渓谷。

さあ、次に訪れるのは正真正銘の因縁の地。


ニコラスタワー [map]

2014年に訪れていながら、門から先に進めずCP獲得に失敗。
しかしその後「CPの反応範囲が広がった」との噂が流れました。

今回は無事に獲得したのですが…これ、全然変わってないと思います。

前回との違いは単純に門が開いていて先に進めたこと。

門の手前では全く反応しなかったので、訪れる方はパーク開園時間の確認をおすすめします。

珍しいロータリー交差点の旭川常盤ロータリー

一般的な環状交差点は「環道内の車両通行が優先」なのに対し、旭川は「侵入する車が優先」らしい?(真偽不明)

さらに国道40号からの出入りには信号があったり、歩行者が居なければ赤信号で出ても良い等、正直言って何が何やらわかりません(^^;

難所の交差点を抜けると、北海道三大名橋の一つ旭橋を渡ります。

一部の溶接と32万本のリベットで強度を確保し、温度変化にも耐えうる構造になっているそうです。

この先は国道39号を西に進み、上川町まで大雪国道と呼ばれる区間を走行。

石狩川沿いの約24kmに渡る断崖絶壁の層雲峡。
爽快ドライブは、北海道有数の規模を誇る温泉街「層雲峡温泉」まで続きました。


大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ [map]



軽めの食事に立ち寄ったのですが、折角なので5合目のレストハウスで食べることにしました。

約7分間で標高1,300m地点まで到着。



レストハウス黒岳の屋上展望台から、標高1,984mの黒岳を撮影。
7合目まではリフトが出ており、黒岳の頂上まで約2時間だそうです。

大雪山系といえば上級者向けのイメージがあります。
でも黒岳は初心者でも登れるらしく、機会があれば挑戦してみたいと強く思いました。

北海道のスケールに圧倒された時間。
次はモフモフの時間です。


北きつね牧場 [map]

サブプランだったのですが、余り気味の時間調整で訪問。

「宮城蔵王キツネ村」以来のモフモフ天国。



冬毛から夏毛へ変わった時期なのでスリムに見えます。

君はずいぶんとモフモフだな!

タヌキに化けたキツネさん。


糠平館観光ホテル [map]

「ぬかびら源泉郷」のホテルが本日の宿。

建物の老朽化は否めないものの、スタッフや食事のレベルは高かったです。
そして何より源泉掛け流しの温泉は最高でした。




8日目 … 6月19日(水)

北海道の夜明けは早く、この日の日の出は3時55分。

午前5時、フロントに鍵を預けての外出。

目的地である隣の建物に、徒歩2分で到着しました。


糠平温泉文化ホール [map]

予約をしておいた旧国鉄士幌線 アーチ橋見学ツアーの集合場所です。

参加するのは、午前5時30分~の早朝タウシュベツ橋ツアー
風の穏やかな早朝は、湖面に写る橋梁を撮影できる確率が高いそうです。

噂の黄色い長靴を履いて準備完了。

参加者8人の2台体制で出発すると、約15分で施錠されたゲートに到着。

2009年以降、許可された車輌のみ通行可能とのこと。

一般への許可と鍵の貸し出し(十勝西部森林管理署東大雪支所)もありますが、数に限りがあるため確実ではないそうです。

何よりの問題はヒグマの生息地であること。

ツアーでの訪問が安心安全で確実だと思います。

糠平湖の湖底で鹿が草を食べていました。

今年は極端に水が少なく、湖底に草が生えること自体が異例なのだそうです。


タウシュベツ川橋梁 [map]

ガイドの方の説明を受けながら湖底を歩くと、やがて橋が姿を現しました。

1939年、日本国有鉄道がタウシュベツ川に士幌線を架橋。

1955年、糠平ダム建設により湖を避けるルートに変更したが、橋梁はそのままに取り残される。

1987年、士幌線全線が廃止。



2003年、十勝沖地震により大きなダメージを受け、中央部を中心に崩落。

数年前からは毎年「今年が最後の繋がった状態」と言われているそうです。

補修や補強は考えられておらず、いつか朽ち果てるその時を待つのみ。

水の少ない時期にのみ現れるため、幻の橋とも称されるタウシュベツ川橋梁。

本当の意味での幻になる前に、興味のある方は早めの訪問をおすすめします。


今回の北海道の旅は、この日が現地での最終日でした。
最終日に最高の場所を訪れられたこと。

上手くいかないこともありましたが、全体的に見れば「満足な旅だった」と自信を持って言えます。

夜には舞鶴行きの船に乗船です。
この日だけは詳細な計画を用意せず、北の大地を思うがままに走る予定でした。

でも最後に一箇所だけ、予め決めていたスポットに立ち寄ります。


ナイタイ高原牧場 [map]

1972年に国営事業として完成した日本一広い公共牧場。
総面積は約1,700ha(東京ドーム358個分)

でも、そんな数字はどうでも良いです。

もはや現実味のない光景。

北海道に来ると、あらゆるスケール感が麻痺します。



そして心配になります。
またこれから暫く、どんな景色を見ても感動できなくなる。



ふと現実に戻ると、お土産を買っていないことを思い出しました。

白い恋人パーク [map]

定番ですが、美味しさを信頼できるのは利点ですね。
空港では買えないという「i・ガトー」を大量購入。

あとは小樽に戻るだけですが、出港までの時間が余り過ぎて悩みます。
自分の場合、きっちり計画を立てた方が上手く行くと実感しました。


島武意海岸 [map]



せっかく天気が良いので、積丹ブルーの積丹岬を訪問。
写真だと色が飛んで見えますが、現地で目にしたのは2014年の驚きを再現する碧い海。


天狗山 [map]

最後のスポットは、小樽の市街地を一望できる天狗山。
夜景を見ようと訪れたのですが、乗船前に温泉に入ることにしたため、これが最後の写真です。


新日本海フェリー 小樽フェリーターミナル [map]

海の玄関をイメージしているという、巨大な門構えのターミナル。

これから乗船する「あかしあ」を撮影。

明朝に目を覚ます場所は、既に北海道から遥か離れていると思うと寂しい。

復路の部屋は「ステートB」に変更しました。



エアコンと洗面台が付いており、ドアを施錠できるので荷物の心配が不要。

「ツーリストS」と比べると、3,000円の差額とは思えないほど快適です。(期間によっては1人での利用時に貸切料金が必要)




9日目 … 6月20日(木)

船内スペシャルイベントは The Nature Voices による生演奏。

フルート・サックス奏者とキーボードのユニットでした。

往路では気付かなかったフォワードサロン。



物凄く個人的な話ですが、仕事目線で配置や構造を見てしまうので、イマイチ寛げないという罠。

日常と異なる時間は、何故こんなにも早く進むのだろう。

オープンデッキではなく、敢えて部屋の窓から撮影してみました。



最後に今回の成果です。

神様バッジ8個は上々の成果ですが、本来の計画は神様10個でした。

去年の8月に肋骨の折れた状態で強行したのも、北海道での完結に繋がる道筋だったからなんです。

しかし続く1月「オートサロン便乗旅」と、4月「隠岐諸島の旅」の両方が流れたため、準備が整わないまま出発の日を迎えてしまいました。

考えていた集大成にならず、利尻・礼文に関してはほぼ失敗。

そういうわけで、まだ最終回じゃないぞよ。
もうちっとだけ続くんじゃ。
Posted at 2019/07/01 14:20:45 | コメント(8) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2019年06月26日 イイね!

2019-06 北海道の旅(前編)

2019-06 北海道の旅(前編)例年にない始動の遅さ。
雪の降る時期はともかく、4月と5月に動かなかった記憶はありません。

この北海道もGWに訪れる予定が、仕事の関係で6月半ばの代休までずれ込む始末。

溜まり続けたストレス発散のため、今回の予算は無制限です。
そして内容的にも集大成といえる旅。

あらゆる意味で失敗は許されないのに、出発前になって不確定要素が出現してしまいました。

旅の日程に合わせたが如く、前線を伴う低気圧が北上。
もはや雨が降るかどうかといった話ではなく、どのタイミングで台風並みの大雨・暴風に捕まるかが焦点となりそうです。



1日目 … 6月12日(水)

17時に自宅を出発。

淡路島北端、大観覧車のある淡路SAで夕暮れを迎えました。
こんな時間に出発したのには理由があります。


新日本海フェリー 舞鶴港フェリーターミナル [map]

初日の最終目的地に到着。
もちろん飛行機という選択肢もあったのですが、自分の車で北海道を走りたい願望が勝りました。

舞鶴~小樽航路の「はまなす」です。

旅客定員746名と余裕があるものの、乗用車の上限は65台。
連休等は早期の予約が必要になります。

23時30分から一般車両の乗船が始まり、定刻の23時50分に出港しました。
小樽までの20時間を船内で過ごします。

往路、復路ともに「ツーリストS」を予約。

運賃は通常と繁忙期で変わりますが、最も安い期間Aのため16,340円(※旅客のみの場合)でした。

ただ、狭さはともかく予想よりも薄暗い。
本当に寝るためだけのスペースといった感じです。

カーテンのみで施錠が出来ないため、プライバシー確保も最低限といったところ。

これはこれで趣がありますが、復路はちょっと考えてみよう。




2日目 … 6月13日(木)

意外なほど揺れず、体に伝わるのはエンジンの振動ぐらいでした。

オープンデッキから眺める海と空。
これぞ船旅の醍醐味。

続いて船内の散策です。
浴室は出港後の約1時間と、翌日の8時~18時まで利用可能。

時間外に撮らせて貰いましたが、写真のように結構な広さがあります。

この「ツーリストA」は、共有の部屋内に上下2段ベッドという構成。

占有スペースはカーテンの中だけですが、最も安価な9,970円(※旅客のみ)で乗船可能です。

左舷側後方のレストランは朝食、昼食、夕食の各1時間に営業。



ビュッフェではなく、盛り付けられた料理を選んで取るスタイルで、左のプレートが600円、パンとコーヒーが各200円でした。
味は十分に美味しく、船上というシチュエーションでさらに美味しさ倍増。

右舷側後方にはカフェもあります。



15時15分からの約1時間、MIX JUiCEというユニットによるヴァイオリンとピアノの生演奏を楽しみました。

20時間もあると退屈するかと思いきや、あっという間に夕食の時間です。

ビーフシチューが700円、ライスとサラダが各200円だったかな。

新潟~小樽航路の姉妹船「らべんだあ」との接近イベント。



程なくして神威岬が見えました。
微妙な天気ですが、21時15分に到着なのでそれほど問題はないかな。


ホテルノルド小樽 [map]

下船後すぐのチェックインは、やはり無駄な感じが否めません。
理想を言えば早朝の到着が望ましいですが、こればかりは仕方がないですね。


小樽運河

どうせ無駄に泊まるのならば…と、目の前が小樽運河という絶好の場所を選びました。

2014年のGWでは駐車場に空きがなく、周囲をぐるぐる回った末に諦めたのを思い出します。

小樽運河の全長は1,140mで、元々の幅は40mもあったそうです。
現在は半分の20mが道路と散策路に埋め立てられ、小樽市を代表する観光資源になっています。

散策路に並ぶ63基の街灯は、電気ではなくガス灯。

北海道に来たという実感が湧いてきました。




3日目 … 6月14日(金)

3日目ですが実質的には初日です。

ノルド小樽は満足度の高いホテルでした。
運河を見下ろせる部屋はもちろん、スタッフや食事も文句なしです。


毛無山展望所 [map]

最初に訪れたのは小樽市を見下ろす展望所。

標高500m程にあり見晴らしは良いのですが、元気に育った草木が撮影にはちょっと邪魔かな。
再出発後は国道393号を終点まで走ります。

交通量が少なく天気も良好。

羊蹄山が見えてきました。
ここからは羊蹄山の撮影スポットを巡りながらの進行です。


川西ビューポイント [map]

標高1,898mのほぼ完全な円錐形で、蝦夷富士とも呼ばれるそうです。
現地で眺めるには、このポイントが最も見応えがありました。


ニセコ宮田ビューポイント [map]

麓も含めた写真を撮るならば、このポイントが良いかもしれません。
ここより西のポイントは望遠がないと厳いかも。


きじひき高原 パノラマ展望台 [map]

場所は一気に飛んで、北斗市の高原に到着です。

標高550mの展望台は360°のパノラマ展望で、写真と別方向には新日本三景の大沼も見渡せました。
この写真の大野平野で弧を描いているのは、北海道新幹線の高架のようです。

素晴らしいスケール感。
遠くに見える山は北海道駒ヶ岳かな。



既に日常には戻れない気がしています。


七飯町城岱牧場

きじひき高原から東に進み、城岱スカイラインを走ると多数の牛さん出現。


城岱牧場展望台 [map]

ここから望む大野平野と函館山は「裏夜景」と呼ばれ、函館山から見る夜景の対極として人気のようです。
興味はあるものの、夜景に関しては2014年のリベンジを優先します。


ウイニングホテル [map]

2014年の旅で一番評価のホテルに再訪。

そして今回の旅でも一番評価のホテルでした。

ベイエリアの望む抜群のロケーションです。


八幡坂 [map]

ロープウェイの山麓駅を目指し、今回も八幡坂を歩いてみました。
奥に見える船は青函連絡船の摩周丸で、現在は博物館として展示されています。


漁火公園

ロープウェイで函館山山頂に到着。
ここからでも良いのですが、どうせなら一番高い展望台ですよね。


函館山展望台 [map]

そうそう、この景色ですよ。
日没時間が近付くにつれて薄暗くなり、街の灯りが徐々に増えていきます。

それにしても人が多い。

たぶん8割ぐらいはアジア系の外国人。

日没後の夜景を撮影。

函館市は、市街地の両側が海という珍しい地形。
それによる明暗のコントラストも「100万ドルの夜景」と評される一因だそうです。

素晴らしさの反面、過剰人気による不便もあります。

平日の夜なので少ないかと思いきや、とんでもない状況でした。

再びの八幡坂を下ってホテルに帰還。

本当に絵になる街です。




4日目 … 6月15日(土)

渡島半島の南東から北上し、札幌市がゴールの一日です。

朝のテレビニュースで、本州各地の大荒れ模様を映していました。
いよいよ覚悟が必要かもしれません。


道の駅 なとわ・えさん

個人的には、北海道は都市部よりも道東や道北の雰囲気が好みです。
しかし初めて走った亀田半島には、そのどちらとも違った魅力を感じました。


恵山道立自然公園 [map]

前述の道の駅からも見える恵山は、標高618mの常時観測対象活火山。
複数箇所から噴気が出ており、濃い硫黄臭(正確には硫化水素)が漂っています。

入山禁止かと思いきや規制はなく、山頂まで1時間ほどの登山道は、初心者でも変化に富んだ景色を楽しめるそうです。

半島の道の駅巡りが終わると、道央自動車道で一気に北上。

この頃から本格的に天気が悪化。

最悪のケースが脳裏をよぎります。
このまま札幌、そして稚内まで雨雲と一緒の北上だけは御免被りたい。

2日後に予定している旅のハイライト。
その失敗は、旅そのものの失敗に直結します。



昭和新山 [map]

ところが予想外の青空にニンマリ。

ここも2014年の訪問時は霧に覆われ、ロープウェイを回避した経緯があります。



有珠山は洞爺湖の南に位置する標高737mの活火山。
約30年周期の噴火を繰り返し、世界的に見ても活発な部類に入るそうです。

1944年(昭和19年)に麦畑が隆起してできた昭和新山。

こうして上から見ると、まるで地球のニキビのよう。

そして洞爺カルデラ内に出来た湖が洞爺湖。

この一帯は地質学的に極めて貴重で、日本で初めて世界ジオパークに認定されたそうです。


有珠山火口原展望台

有珠新山を誕生させた1977年の噴火口。
道中は長い階段が続きますが、山頂駅から片道7分程度なので訪れる価値があると思います。


のぼりべつクマ牧場 [map]

次はハイドラ的に重要な場所で、いわゆる有料CP設置の難所です。
お値段は入園料金2,600円+駐車場520円と割とお高め。

クマ山は標高550m(温泉街との高低差は300m)で北海道の山ということもあり、徒歩での獲得は現実的ではなさそうです。

お馴染みの物凄い霧が現れやがりました。

山頂駅から出てすぐの子グマ牧場。

ヒグマも子供ならカワイイですね。

メスばかりの第2牧場では、餌を投げ与えることが出来ます。



餌を貰おうと片手を挙げてアピールしたり。

寝そべってアピールしたり…って、おい野生はどうした?

なんかここ、めちゃくちゃ楽しいんですけど(笑)

登別の温泉街に戻ると、次は道道2号でオロフレ峠を越えます。

濃霧によりオロフレ峠展望台は残念無念。
その後の道中も諸事情(涙)によりカットです。


プレミアホテル 中島公園 札幌 [map]

特に問題はないのですが、ウイニングホテルの2倍以上の金額に相応しいかというと、正直なところ微妙な感があります。

この日の最終イベント、藻岩山の夜景は断念しました。

今回の旅で狙っていた函館山、藻岩山(札幌)、天狗山(小樽)の夜景。
「北海道三大夜景」の制覇は、次回以降に持ち越しです。




5日目 … 6月16日(日)

朝食の美味しさでプレミアホテルの評価は上昇。
我ながら単純だとは思う。


さっぽろテレビ塔

まあ朝から雨ですね。
まあ風も相当強いです。

でも、移動がメインの日なので我慢できます。
なにか問題があるとすれば、明日乗船予定の本日便が全便欠航なことぐらいかな。(死活問題)


北海道博物館

道中に見覚えがあると思ったら、北海道百年記念塔の近くでした。
その百年記念塔は老朽化が進んでいるため、解体が決定しているそうです。

ここから先、2014年は日本海側を北上したのですが、今回は内陸部を走って稚内を目指します。


道の駅 びふか [map]

北海道のドライブは爽快にして豪快。
深川市から国道275号へ進むと、美深町までの約100km区間はほぼ単独走行でした。

「乗れている」と実感し、目の前にクリアな道さえ続いていれば、少しぐらい天気が悪くてもそれは至高のドライブ。

音威子府から先も国道275号を走り、オホーツクの海岸を宗谷岬まで北上します。
なんか必要以上に心配していたけど、この感じだと杞憂に終わりそうかな。



宗谷丘陵 [map]

5年ぶりの宗谷丘陵。

控えめに言っても滅茶苦茶である。
ワイパーが追いつかない雨と、車が引っ繰り返るんじゃないかと心配になる突風。

過去の台風時の走行でも、こんな怖さを感じたことはなかったです。
風が吹き抜ける地形だからだろうか。


宗谷岬 [map]

降りようとすると風圧でドアが開かない。
開いたら開いたで、今度は一気に持って行かれそうになる。

この写真もモミュメントを中央に写したはずが凄いズレてる。
寒いし冷たいしでもう無理でございます。


天然温泉天北の湯 ドーミーイン稚内 [map]

稚内ではドーミーインで2泊します。
温泉で体を解凍して、ようやく一息付けました。

部屋の窓から港方面を眺めてみる。

明日の利尻島~礼文島は、もはや天に祈るしかない。




6日目 … 6月17日(月)

5時30分に公式サイト更新のはずが、サーバーダウンで全く繋がりません。

仕方がないので、直接フェリーターミナルへ確認に行きます。



終わりである。

予約していた3つの便。
赤色の2便が欠航で、礼文島から戻りの1便だけが運航。

2つの島を走り抜けるため自分の車で来たというのに、この仕打ちはあんまりだ。

代替えプランは用意していません。
もう何もかも終わりである。



一応、臨時便が出るらしい。

礼文島を諦めて、利尻島だけなら行けなくはない。

ただ、利尻島~稚内の戻りの便は17時45分発。
到着が15時だから現地滞在は実質2時間程度?

大時化の海を往復し、悪天候の利尻島での僅か2時間に約5万円を払う?
さすがにそれはない。

(後編に続く)
Posted at 2019/06/26 11:38:24 | コメント(6) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記

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