芦生原生林・森林軌道跡探検
投稿日 : 2011年08月29日
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鉄道趣味の中でもかなりディープな部類に属する「廃線跡探検」・・・しかもそのなかでも特に変人が好む、山間部の森林軌道跡の探検に行ってきました。。
昭和の中頃までは、外国材の輸入も少なく、日本国内の材木の需要は殆んど国内で賄われていました。。
ですから日本全国の山々至るところに森林軌道が敷設され、トロッコ列車が材木の運搬・村民の輸送に従事していました。。
鉄ヲタ友達もたくさん居ますが、流石にこの分野に首を突っ込む者は見当たらず、本日は当然のごとく単独での探検となりました。。
現地到着後は軌道跡の捜索に難航する事をある程度予想していましたが、意外にも駐車場の直ぐ近くから森林軌道の線路が敷設されていて、拍子抜けしました。。
ヤードらしき所に、ご覧の様な木製のなんだか奇妙な車両が留置されていました。。
現役車両かどうかは不明です。。
ここから先は京都大学の演習林につき、入山には予め申し込みが必要でした。。
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森林軌道は主に由良川に沿って、崖の縁をクネクネと敷設されています。。
途中、「由良川基点」なる黄色の標識も見る事が出来ました。。
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線路脇に設けられた今尚残る神社です。。
昔むかし、ここが由良川の最上流の村であり、住人は山女漁・狩猟・山仕事や旅館の経営で生活をしていたとのことでした。。
それらの人々が、日々の安寧と村落・子孫の繁栄を祈った神社の様です。
日本人の住むところは何処にでも神社が有り、神々が民の生活を見守ってくれています。。
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線路の枕木は、木製の物が朽ち果てて居る箇所では、驚いた事に代わりにコンクリート製の物が使用されている点から、この軌道は比較的最近までは現役だったと推測されます。。
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村落が有ったとされる平地はスッカリ美しい雑木林となり自然に還っていました。。
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根こそぎ崖の上から落下してきた大木デス。。
営業鉄道線なら大変な事態になっていたかも・・・。
復旧するにはにかなり大掛かりな時間と労力を要しますね~。
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ついに線路崩壊箇所を発見しました。。
大災害の後の痛ましい線路の様相をていして、そのまま放置されていました。。
こんな箇所を数箇所越えましたが、線路が途切れる気配も無く、yossyさんのコンサートの時間も迫ってきたので、1時間半程歩いた所で引き返しました。
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引き返す途中、なんとこんな所にも山ガールが居るのを発見しました。。。
京都大学の研究生か、はたまた一般登山者か、詳細は不明ですが熊くらいしか出没しない辺鄙かつ鉄道ヲタクな山奥にまさか若い女性が居るとは思いませんでした・・・。
最近は男の遊び場だった山にも確実に女性が進出してきているのを実感しました。。
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