マルーンの疾風・・・阪急電車
投稿日 : 2013年04月06日
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阪急の梅田駅は10面のホームと9線の線路からなる日本最大の私鉄ターミナルです。
西側から神戸線3線、宝塚線3線、京都線3線の配列で、マルーンで統一された8両編成の列車ばかりが整然と並びます。
大規模ターミナル特有の雑然とした喧騒は無く、重厚で静かな落ち着いた空気が流れています。
発車の合図は和菓子の様な上品なメロディーです。。
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手前がマルーン一色塗りの旧塗装京都線用5300系北千里行普通です。その向こうはアイボリーとマルーンに塗り分けられたCI導入時の新意匠、京都線用9300系京都河原町行き特急です。
どちらがお好みのデザインですか??
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神戸線新開地行特急の車内から撮影した京都線特急(奥)と宝塚線急行です。。
(手前)
阪急の優等列車は8両編成からなる3線・3本が同時に梅田駅を発車し、十三駅まで併走するのが最大の見せ場です。
線形上、京都線の列車が一番早く十三に到着し、次に神戸線・宝塚線の順に到着します。
京都線用新型特急型9300系の窓が天地・左右共にかなり大きいのがよく判ります。
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こちらは桂駅にて捉えた阪急現役最古の京都線用2300系車両です。
昭和35年が製造初年。。
私より4年もOLDで、もう53歳にもなります。。
ある種の風格すら感じられますね。。
でも車体は新車の様にピカピカでした。
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同様に桂駅で捉えた阪急最新鋭の京都線用9300系特急型車両です。
季節を意識して「さくら」の円盤が掲げられています。
阪急は住宅開発を始めた操業当初より意欲的に沿線の線路脇にに桜を植樹していますので、電車に乗ったまま、あちこちでお花見ができます。
その向こうは京都線用8300系通勤型車両です。
阪急では特急用車両も、通勤用車両も全てマルーンの同一塗装・同一デザインで、シートのみがロングシートとロマンスシートで区別されています。
これは創業時からの伝統です。
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車内の一例。。。
特急型9300系の車内です。
阪急の内装は落ち着いた木目調マホガニーの茶色の化粧版で統一されており、天井は明るい白色、シートは抹茶をイメージした深い緑色をしています。
まさに古都に向かう車両として、また、高級住宅街を走る車両としてふさわしいでざいんではないでしょうか。。
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窓越しの反射で見難いですが、通勤型車両の抹茶色のロングシートと木目調マホガニーの化粧版です。
車窓の桜とうまく調和しています。
車内の金属肌剥き出しの部品は極力少なく抑えられていますので、パイプ類は極端に少ない設計です。
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満開の桜が咲く嵐山駅に旧特急型車両格下げの嵐山線用6300系が入線してきました。
この車両は昭和50年製・・・
その年の鉄道車両の王者に捧げられるブルーリボン賞受賞車両です。
今でもこの車両のデザインが阪急で一番人気が有るようです。
京都線の特急型として製造されましたが、その座を9300系に譲り、現在は生き残った車両が4両編成に縮小され、嵐山線で細々と営業を続けています。
マルーンの車体は薄ピンクの桜にもよく映えますね。。
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