
昨日から今日にかけて(1月2・3日)かけて行われた第89回箱根駅伝。復路となる今日はゴール付近の大手町で見学をしてきました。やっぱり、お正月と言えば箱根駅伝ですよね。母方の実家が国道1号線に近く、子供の頃に何度か見たことがある程度で今回は久々です。
大手町に到着するのは午後1時過ぎ。時間があるので寄り道してから東京駅方向に向かうと、コースの沿道には既に人が大量。まだ12時過ぎだというのに皆様気合が入っています。
近くのパーキングも満車ばかりなので、少し離れたところにラムバンを止め、歩いてコースへ向かいます。
沿道を歩きながら、撮影に向いていそうなところを検索。ホントは日本橋を越えるところが画的に良かったので撮りたいところでしたが、人垣が凄くて挫折。最終的に最後のストレートのちょうど中間地点にある交差点の角で待ち構えることにしました。
なんだかんだで結構歩いていたので、選手たちもあっという間に到着。今年は日体大が30年ぶり優勝しましたね。おめでとうございます。
さて、私が見に行ってるからにはこちらは外せません。というかこれメインです。

今年は会長車・大会本部車・広報車としてトヨタ自動車から新型クラウン(210系)が提供されました。全国放送されるこの大会でクルマを出すのは宣伝効果が高そうです。それにしても、このクラウンのデザインどう思いますか。私はあまり好きじゃないかも。
クラウンは昔から保守層が好む車種ですが、デザインや装備に於いては攻めていくところがあるので、その時代時代で受け入れられないということがありました(クジラクラウンや140系)。これも同じような感じかな。
そしてこちらが今回のメイン。見に行ったのはこれを撮りたいがためだったりします。
シボレーアストロのテレビ中継車です。箱根駅伝を見ているとチョロチョロ写りこむので前々から気になっていました。
こちらのクルマは日本テレビではなく、エム・ブロス・ロケーションサービスというところが所有するカメラカー。いつもテレビ中継車の3号車として参加しています。

ちなみに左が日本テレビが所有するテレビ中継車(1号車)。右が2号車のバイク。これとは別に「バイク」と中継中呼ばれるオートバイの中継車がおり、4台体制で放送しています。(バイクの中継車はカメラバイクとリポーターが乗るバイクの2台で1組)
以前は2号車も3号車と同じ会社が所有するGMCサファリの6輪車が活躍していましたが、2号車が最近バイクに変更されてしまったため、その姿を見ることは出来なくなりました。機動性の問題でしょうか。
話は戻して、アストロの話。
エム・ブロス・ロケーションサービスの所有するこちらのカメラカー。
ベースはアストロの初代モデル。アストロでも初代は少ない存在ですが、それが働くクルマとして現役なのは素敵ですよね。
初代は1985~1994モデルまで。一番新しくてもうちのカプリスさんと同い年で、19年もの。確かに結構子供のころからこの中継車はいたと思います。
エム・ブロス・ロケーションサービスのホームページにはこちらのカメラカーが紹介されており、それによれば全長は548cmになるそう。ベースモデルは474cm(エクステンドモデルの場合。スタンダードは449cm)なので、前後で74cm、ザックリ見て1メートルほど延長されているようです。
かなり長そうに見えますが、それでもカプリスさんよりは短いんですね。
前側にはカメラなどを取り付けられるようにするためか棒が乱立。助手席側にはトラックのようなサイドミラーが付いています。
上側の四角い囲いと黒い塗装も相まって右翼オーラが出てますね。
ナンバーの両脇にはジェネレーターが鎮座し、重々しい印象です。グリル前には箱があってよく見えませんが、この裏にはしっかりボウタイのエンブレムが付いています。
こちらは後ろ側。デッキ部分に立派なカメラが載っています。撮影する人は吹きっさらしで寒そうですね。
ちなみにエンジンは4.3LのV6。車内も機材で満載でしたので、相当重くなっていると思います。
今回は箱根駅伝で働くクルマたちを取り上げました。
もう20年選手になるアストロさんですが、これからも撮影の裏方として活躍してくれることを祈ります。
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第89回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)①
第89回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)②
Posted at 2013/01/03 22:09:00 | |
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