
前回、ラジエターコアサポートに暫定設置状態だったHIDバラストを、ストラットタワー周辺に移設したのだが、何か忘れている気がしてた。
数日経ってから「あ!防水コネクタあったやん」と不意に思い出した。
「ヘッドライトを少し明るく計画」の際、後付けHIDがトラブった場合に備えて純正HIDバラスト・高圧ケーブルとD2Rソケットをそのまま残し、配線を挿し直すだけで純正HIDに戻せる様にしておいた。
純正ヘッドライトハーネスから分岐して取り出した配線には、本来なら防水コネクタを取り付けて万が一のトラブルを防ぐところだが、バラストの設置位置が確定していない事や、後付けHIDシステムの信頼性も未知数だったので、とりあえずギボシ配線で済ませ、後日の仕上げ用に「配線コム」で090型2極防水コネクタを数セット購入しておいたのだった。
文字では説明し難いが、簡単に配線図で書くとこうなる。

通常は防水コネクタを接続しておけば、ヘッドライトONにて供給される+12Vは後付けHIDバラストに供給され、トラブルが起きた際にはショートコネクタに挿し替え、ヘッドライト裏の防水カバーを外して中に残してある純正D2Rソケットに挿し替えれば純正HIDシステムに戻る。
トップの画像はそのショートコネクタ左右2本分だ。
曲りなりにも取付け位置を決定・移設したんだし、トラブる前にやってしまおうと作業に入る。
とは言っても、ギボシを切り取って防水コネクタに替えるだけなので作業は20分ほどで終了。
助手席側バラスト、通常接続状態がコレ。

バラストへ向かう赤い電源ラインと対の側に少しだけ緑色の配線が出ているが、これは純正HIDの電源ラインに向かう奴で通常時は接続されない側だ。
が、配線も端子も付けていないと防水コネクタの中に水が入って意味が無くなるので、防水の為だけに挿されたダミーの配線である。
運転席側バラスト、緊急時のショートコネクタ使用時の状態がコレ。
で、せっかく挿し替えをしたので純正バラストと後付けバラストの比較写真を撮ってみた。

向かって左(運転席側)が純正バラスト(35W出力)、右(助手席側)が後付けバラスト(実測で約45W出力)、バーナーは両方とも外品の同じD2R/35W/5000kである。
ものすごいオレンジのナトリウムランプ照明の下で撮影したのとカメラの感度の問題もあるのか、色合い的には差が無いように見えるが、明るく計画で書いたように目視で、かつ照射されたモノを見た場合には左の純正バラストの方が「右と比べれば青白い」程度。
それよりも有意なのは右の方が明るい=光量が多いのが写真からもなんとなく見てとれるはずだ。
少なくとも前期型のシエンタのカットラインは左上がりになっているので、左右同じ仕様で車両中心ラインから見れば左より右の方が明るく見える事は無いはず。
左右の仕様差はバラストのみなので、右が明るいのは45W出力バラストによる出力増大作用である事の証左だと思う。
当たり前の事なんだが、実証してこその自己満足なのだ(笑)
もちろん運転席に座っての目視では、写真以上に明確に明るい。
ちなみにこの45Wバラスト+35Wバーナーによるアンバランス仕様なのだが、10ヶ月経過した現在もトラブルなく快適に使用できている。
後付けバラストや外品バーナーが根性無しだった場合に備えて純正バラストを残し、予備のバーナーも6個ほど常備車載しているのだが、全く出番が無い。
備えれば役に立たず楽観視すればトラブるのは、昔に流行った何とかの法則なんだろうか。
うーむ。
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電子回路 | クルマ
Posted at
2013/07/16 04:01:37