
車内で着替えが出来る、仮眠を取りやすい、内装が日光焼けしにくい、など様々なメリットを享受できる事から、いつかは前席以降をカーテンで取り巻くんだと計画してから1年半。
まずは車両後方視界を確保する為のツインカメラ、そしてバックドア・3列目・2列目とカーテンを装備し、今回いよいよセンターカーテンを取り付ける事になった。
時間をかけて吟味した結果、やはりクルマ用、それも取り付けがシッカリしていて遮光タイプである事などから、
Remix製のプライベートセンターカーテンを利用する事にした。
サイズはM、色は当然ブラックだ。
このカーテンの良いところはカーテンレールがアルミ製で、かなりの柔軟度でレールを曲げる事が可能な点だ。

パッケージには縦方向に、しかも出来るだけ緩やかなカーブにするよう注意書きされている。
それでもヒシャゲてランナーがスムーズに通らなくなったら、テープ巻きドライバーなどで丁寧に修正をしろとも書いてある。
しかし今回は縦はおろか横方向にもグイグイ曲げて3次元カーブを描きまくった。
…ら、大変な後悔をするハメになった(笑)
横方向にも簡単に曲がってはくれるが、3次元に曲げるとランナーの通りは渋くなるし、塗装はヒビ割れるし。
ランナーが通らない部分はドライバーや内装外しなどで形を修正し、それだけでは無理な部分はプライヤーなども使用するから、あっと言う間に傷だらけ。
それに柔らかい素材であるのが災いして、修正しようと力をかけると修正したい部分だけでなく手で掴んでいるだけの部分も曲がってしまう。
力の入れ具合にコツが要るし、天井に当てがいながら微修正を延々と繰り返す。
半日以上かけてストレスと戦いながら形が出来たら、今度は傷を消すために軽くヤスリをかけてから黒の塗料を塗る。
マスキングテープでレール設置部分をマーキングして、いよいよ天井取付けパーツを準備。
このカーテンは90度曲がった釣り針みたいな針を突き刺して取付け具を固定し、それに両面テープでレールを貼り付ける仕様になっている。
最初は心配だったが、毎度のごとく「脱脂」「予熱」「24時間放置」をキッチリと行ったので、手で掴んで揺すってもカチカチに貼り付いて固定された。
車内での着替えはもとより後席でのリラックススペースとしても活用したいので、Bピラー付近から走るレールはクネクネと曲がりながら、フリップダウンモニタを避けてその前で交差する。
つまりカーテンを閉め切ってもフリップダウンモニタやルームランプ、ルーフマウントのティッシュを使用できるワケだ。
取付けが終了してカーテンを閉めると、日中であっても相当暗い。
他のカーテンの様に完全遮光では無いが、外が明るい場合は中の様子は見えないし、外が真っ暗でルームランプを点灯させたとしても「人が居てなんか動いてるかな」程度しか判別できない。
これなら安心して車内で着替えや睡眠・食事なども出来るし、プライバシー対策も抜群だ。
まだBピラーにタッセルやホルダーを付けていないし、まとめ方を思案中なので、通常はリアアシストグリップにクルっと巻いているだけだ。
そのうちカーテンを閉め切った際にBピラーにも固定して隙間を無くすようにマジックテープなどを利用するのもいいだろう。
とにかく、ほぼ初期想像通りの仕様になったシエンタのカーテン計画、仕上げ作業を残して一応の完成である。
しかしレール曲げ・修正作業は非常に大変なので、特に3次元曲げ加工は全くお勧めしない。
独りジェンガが好きな人なら止めはしないが。

※写真はいずれも真っ昼間にフラッシュを使用して撮影
Posted at 2012/12/30 00:03:45 | |
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