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163シエンタのブログ一覧

2014年11月16日 イイね!

EGRバルブ清掃とか色々と

EGRバルブ清掃とか色々と車齢9年、走行12万km超、それでも元気なウチのシエンタなのだが、最近は停車直後のアイドリングで、ブルブルッと小刻みに振動が出る事がある。

単にアイドリング中に振動が出るだけなら点火系ってのも定番なんだが、走行後の停車直後に出やすいので、ちょっと昔のクルマだったらISCVなんかを疑うのもある。

しかしシエンタはシングルバタフライの電子制御スロットルでアイドルスピードも制御しているので、残るはフューエルカット復帰制御の乱れか、EGRバルブの閉じ不良ぐらいしかない。

とりあえず走行距離もアレなんで、1NZ-FEは比較的お手軽とされるEGR系の清掃をやってみるコトにした。



用意した要交換部品、年式を考慮して全取っ換えする事に。
左から、
・EGRバルブガスケット
・インテークマニホールドツゥヘッドガスケットNo.2
・インテークマニホールドツゥヘッドガスケットNo.1
・スロットルボデーガスケット
一応、修理書では全て再使用不可部品ではあるけど、全部で\2000程度だしね。
あと無いと苦労するのは10mmと12mmのディープソケットぐらいか。



ガサッと一気にバラす。
インテークマニホールドはボルト/ナットを外す手順が決まっているので注意。
特に低年式車は樹脂製マニホールドの取付け面が反ってきているので、順番を違えると反りのしわ寄せがガスケットに及んでエア吸いの原因になる。

EGRバルブとスロットルボディを直列に繋いで冷却水が回っているが、この程度の作業なら事前の水抜きや作業後のエア抜きなど不要。
ホースを抜いた後は8mmのボルトでも突っ込んでおけば水は漏れない。
作業後に暖気を済ませてから少し高回転を維持して走ればエアも抜けるし。
インテークマニホールドはエンジンルームから抜かずとも、EGRデリバリチャンバが外せる程度にズラしておけばオッケー。



シリンダーヘッド内を貫通するEGR流入路と、4番インテークポート。
ここは大してカーボンは堆積していなかったので、エンジンコンディショナーをブチ込んで清掃。



スロットルボディはバタフライバルブを手で開け閉めして清掃。
EGRバルブはプチ分解してポペットバルブとバルブシート部に溜まったカーボンを念入りに除去。
EGR閉じ不良によるアイドリング時の排気ガス吸いならばココがキモになるので、特に念入りに清掃。



EGRデリバリチャンバは、アルミ鋳物に溝を掘ったモノを2枚合わせの構造。
非分解パーツなので間に入るガスケットはパーツ単体で供給されない。
プラスネジにネジロックを強烈に盛ってあるので、普通にプラスドライバーで回そうとすれば高確率でアタマを潰してしまうほど固い。
6.35mmラチェットレンチとプラス用ビットを使って押し付けながら徐々に回す。
さすがにEGR流路は真っ黒だが、思ったより堆積してなかった。



EGRバルブ吐出部からEGRデリバリチャンバに流れ込んで最初のカーブにあたる部分は排気ガスの直撃を受ける場所なので、コンモリと堆積。
エキゾースト系と違ってインテーク側は中途半端に清掃するとトラブってしまう。
エンジンコンディショナー等をブッかけただけで済ませると、下手に浮いてしまった堆積物がエンジン稼働中に剥がれちゃったりして吸い込まれ、バルブシートなんかに噛み込んでしまうとバルブの密着不良を起こす事もある。
なので何もしないか、念入りに清掃を行うか、中途半端が最もダメなのである。



この作業では、とにかく手が汚れまくるので写真はあんまり撮れていない。
全体がこの程度のレベルになるまで清掃して、新品のガスケットを使いながら元通りに組み直して終了。

作業から1週間しか経っていないが、今のところ色々なシチュエーションでアイドリング中の振動は起きていないから良しとしよう。



運転席前のサブ液晶をツインにする計画を実行中なり。
今まではアスペクト比4:3の3.5型が1個だったが、16:9の4.3型をツインで設置。
縦サイズはほぼ変わらず、横は事前の計算通り少しの加工でピッタリ入った。
アルミステーをマジックテープ固定にして、付け外し作業を簡略化。
自作エンジンスタータのインフォ用液晶とバックソナーの表示部をとりあえず上に乗せて暫定版。



既存のバックカメラNo.2とミラーカメラの映像を表示させてテスト。



最終的にシエンタの搭載カメラ数を8個にするファンキーでモンキーでクレイジーな計画。
アルファード用フロントカメラとバックカメラ(No.1)は今まで通りナビ側で表示するので、残り6個をツイン液晶で表示。
その為に液晶1個当たり3カメラを選択・出力する、3入力1出力×2のビデオスイッチユニット、新ユニット4を製作。

スイッチICには定番のNJM2246を使い75Ωドライバは2SC1815のエミッタフォロアで出力、それをPIC16F872でチャンネル制御。
車速やシフトポジション、ウィンカーレバーの状態によりチャンネルを自動選択するオートモードと、カメラを手動で切り替えるマニュアルモードを搭載、のはず。
まだカメラ積んでないし、切替ボタンも付けてないからテスト出来ない(笑)

シングル液晶の表示制御を担当してた旧ユニット4と同じく、車速によるナビ音量制御も搭載済み。


何の参考にもなんないけど回路図はこんな感じで。
相変わらずメカメカしいのが好きなのでディスクリート部品満載。
SMD部品使って小型化したところで、RCAジャックがズラッと並んでしまうから限界があるんだが。



トドメの作業だったのが、ハゲオクで手に入れたヴェルファイアの革巻き(風?)シフトノブ新車外し品の取付け。
意外にコレが一番楽しみだったワケで。
商品代金\500と定形外送料\250の\750で手に入ったのでルンルン。

実は以前に新車の同等品を借りてシエンタに取り付けてみた事があった。
小型で真球状のノーマルも操作はしやすいんだが、ヴェルファイアのノブは角張っているので横方向の操作がしやすく、グリップも大きめで、しかも少しだけ長いので手を伸ばさなくて済む。
本革を巻いたウチのシエンタのステアリングと、デザイン面での一体感もあって欲しいと思ってたパーツだ。


メッキ部分がやや太めで、Pレンジに入れる際に僅かにシフトゲートに当たるんだが、それでもメリットを覆い隠すほどでは無いので恒久的使用を決定。
ノーマルノブは永久保存版になったのである。


そんなこんなで、シエンタいじりを満喫した1日だった。
次は6カメラ搭載作業、今から逃げ出したい気分なのである。
Posted at 2014/11/16 03:56:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2014年10月25日 イイね!

前期型フォグのHID化は要注意

前期型フォグのHID化は要注意ヘッドライトへのクリア塗装に加えてフォグのHID化も済ませ、夜間ドライブも気分よく乗っていたある日のこと。

奈良市内を東西に横切る片側2車線の幹線道路で下り坂を走っていると、結構距離のある対向車がパッシングをしてきた。
「ネズミ取りかな?」とか思いながら減速するも、その後に取締りを行ってる様子も無い。

よく判らないまま時間が経って数日後、知り合いに「フォグの光軸ヤバくないスか?」と聞かれる。
「いやいや、バーナーに遮光塗装してから目視で確認したし…」と言いながら、降車して確認する。
かなり下向き、少なくともランプの高さから水平ライン以上に主光軸は出ていない。

「ん?確か少し前にパッシングされたけど、関係あるのか?」とか思い出し、何度も車両正面から距離を取って確認するが、やっぱり問題は無いと思われる。

そういや、あの時はお互い「谷」に向かって走っていた。
つまり自分も対向車も下り坂を走っていて、ライトの光軸が相手を照射するはずもない位置関係だったが、パッシングされた。
平坦な道を走っていてもパッシングされた事など皆無なのにも関わらず。

「まさか!」と思い、行きつけのネッツ店の洗車場(三方に壁、屋根付きの閉鎖構造)に前向きにシエンタを進入して愕然とした。
真っ暗闇の壁に8の字型ともドーナツ型とも取れる、巨大な光のリングが煌々と照らし出されたからだ。

「なんで!?」
洗車場の照明を点けて、フォグランプを舐める様に確認して原因が判った。

フォグをHID化するにあたって、バーナーの放電部分が直視できると眩しいから遮光塗装を行ったのは以前のブログで書いた。
バーナーの放電部分より前を黒の耐熱塗料で大胆に塗りつぶし、正面から見て眩しくなくなったと安心していた。

しかし、前期型のフォグ(HB4バルブのタイプ)はリフレクタ以外の部分も鏡面メッキになっていて、その部分に反射した光がグルリとリング状に照射していたのだった。

画像をお借りして恐縮なのだが、中期以降のフォグ(H11バルブのタイプ)は当該部分がマット(艶消し状)仕上げになっている。


通常の平坦路走行では気付かないが、特殊な状況に限り迷惑車両になってた様だ。
たしかにコレならお互い下ってる状況で対向車が眩しかったのも頷ける。

HB4ハロゲンバルブの光量なら許されていたユルユルの設定も、HID化により光量がハネ上がるとDQNな迷惑車両になり下がるのだ。


んなワケでとっとと対策する事にした。
前回のブログで追加塗装すると書いてたが、すでにバーナーの下半分を遮光塗装して、上向きの光は完全にカットしている。
しかし更なる追加塗装は面倒だし、塗装では剥がれなどの不安要素も残るので、今回は金属板による遮光板を製作する事にした。


試作1号である(笑)
ハサミでカットできる限界の0.3mmアルミを使用し、ステンレス鋼線でギッチリと縛り上げ。
ネット上でもアルミ薄板を使った遮光板の製作例はあったが、熱による曲がり/反りがハンパじゃ無いらしいので3ヶ所留めにした。


上方照射となるバーナー下半分は全体に渡って遮光、これは基本。
上半分も放電部分先端から全て遮光。
ちなみにステンレス鋼線の色が違うのは、先に耐久テストでキツネ色になったモノと、追加で巻いてまだ焼いてないモノの差。
バイクのエキゾーストパイプが綺麗にキツネ色に焼けてくのと同じ。


装着してみたところ。
改めて見ると、遮光塗装で放電部分が直接見えなくなったとしても、かなり側面から反射して映り込んでいるので、リング状の散光が起きて当然だ。
「見えている」という事は「眩しい」わけで。
コレなら大丈夫っぽい。



脱脂処理し、十分に空焼きしてから点灯チェック。
カメラの自動絞りが効いているとは言え、35WのHIDが点灯しているにも関わらず眩しくないのがハッキリ判る。

似たような角度の前回のブログの写真と比べても雲泥の差だ。
斜め上から見下ろしてるのだから、「眩しくてはいけない」のである。


真上から見ても清々しいくらい眩しくない。
バーナーの下半分は完全に遮光したので、上方への照射は皆無である。


正面から見たところ。
光量がデカいので滲んでいるが、実際は綺麗にカットラインが出ている。
なんか斜めに見えるのは、助手席側のみヘッドライトの様に左上がりのカットラインを入れる細工をした為。
運転席側は完全に水平なカットラインである。

この高さより下にカメラを下げると、白飛びして変なスミア出まくりでカメラに良くなさそうだった。
逆に言えばカットラインのギリギリの高さであり、上方に照射されていない証左でもある。

フォグランプはレベリング機構が無いので光軸をもう少し下げ、このまま1週間ほど乗って、耐久試験と実用試験を済ます。
何ら問題は無かった。



いつもならココで休憩が入るのだが、今回は予想以上にウマくいったのに気を良くして、3000kバーナーに手を出した。
「イエローフォグて、まーた流行りに手を出してー」とか言われそうだが、違うのだ。
生まれつき色温度が高いと暗く感じて見え難いのだが、40歳を過ぎて老眼の進行と共に色温度による視感度の差が激しくなっている。
ハッキリ言って6000k辺りでは白線が見え難く、雨の日なんかは大変だ。

なのでフォグも長らくハロゲンのままだったのだが、最近ではイエローバーナーも安価になったのでHID化したのであり、元からその予定だったのである。
(キッカケは知り合いからの評価依頼ではあるけど)
いやホントに。


楽しい空焼き風景。
イモが焼き上がるのを待つ気分である。


フルHID化および非迷惑車両完成。
他人には判らないかも知れないが、もー良く見えて仕方が無い。
元より補助ランプにはヘッドライトでまかなえない車両近傍の、特にサイド周辺を照らしてもらうのが目的なんだが、コレだけでも安心感が違うから捨てたもんじゃない。

奈良市周辺は特に冬場の早朝に濃霧がかかる事が多いので、黄色になってパワーアップしたフォグランプは頼もしい。
なにしろ名前がフォグランプなんだしな。

そんなワケで、うっかりDQN車になりかけていたウチのシエンタも真人間に改心して、今回の作業は終了なのである。
ちなみに同じランプボディを使っている車両には、20系ラウムや200系ハイエースなどがあるので、HID化している人やHID化を考えている人には注意して欲しかったりするのだ。
ついでに言うと、中期型以降のシエンタでもバーナーの下半分を遮光して上向きの光をカットした方が、迷惑にもなんないし光軸も上げれて良いと思われる。
なかなかそこまでやってらんない、ってのが正直なところだけどね。
Posted at 2014/10/25 03:55:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2014年10月16日 イイね!

ピーピーホーンを何とかしてみた

ピーピーホーンを何とかしてみたシエンタは言わずと知れたコンパクトクラスのトールワゴン/ミニバンなのだが、それ以前にファミリーユースを前提としたファミリーカーなのである。

そんなシエンタに標準装備されるホーンはシングルタイプの、業界用語で呼ぶかどうかは知らないが「ピーピーホーン」なのである。ちょっと不満なのである。

しかしながらウチは嫁の顔色を窺わないとクルマをイジれないのである。
お気に召さなかった場合は大変な事になるので、エアホーン系などは厳禁なのである。
純正的な音色・音量で、かつ威厳のあるホーンと言えば、中音と低音が組み合わさったミドルクラス車の純正ダブルホーン辺りが無難なのである。


用意したもの。

・ハゲ競売で手に入れた30系プリウスの新車外し純正ホーン(HI/LOW)
・トヨタ車のホーンに使ってる純正カプラ(90980-10619、\210ぐらい/個)2個
・平型端子のメス2個
・8mmボルト/ナット/スプリングワッシャ/ワッシャを2セット
・8mm用クワ型端子3個
・配線少々

ホーンのステーはホーン本体より5mmほど高い部分で90度曲げ。
ちなみに平型端子はツメのあるカプラ用では無く、普通の奴で良い。
端子に配線をカシメた後に、カプラ後部からカチッとなるまで挿し込んで、黄色いロックピンを押し込めば抜けなくなる。



ノーマルホーンを外し、元から付いてるカプラを根元でカット。
用意した配線に分岐させる為にノーマル配線ともども平型端子にカシメて、新しいカプラに挿入、黄色いロックを押し込んで助手席側プラス線完了。
配線長に余裕を持たせて、他方も平型端子にカシメてカプラ挿入、運転席側へのプラス線分岐も完了。



プリウスホーンはラジエターコアサポートに固定するのだが、溶接されたネジ穴ナットにボルト固定する純正ホーンに比べ、塗装された面で接触するだけの後付ホーンはアース不良になる可能性が大なので、アース線も用意。
1つのクワ型端子に配線を2本カシメて、純正ホーンのステー取付け穴に純正ボルトを利用して固定。
それぞれ配線長を調節してから両方にクワ型端子をカシメ装着、これでアース線の準備も完了。



ホーンを取り付ける位置はグリルを固定している4つのクリップのうち、内側2つのそれぞれ外側、すぐ隣。

クリップ穴の部分は盛り上がっているので、それにステーが乗らない程度に、かつすぐ横に。

前後の位置決めは、振動したホーンがコアサポートに接触してビビらない様に、かと言って前に出し過ぎると取付け穴が前に寄り過ぎてナットがコアサポートに接触して取り付けられなくなるのでホドホドに。

8.5mm程度の穴を空けられたらサビ止めにタッチペン。
6.5mmまでしかドリル持ってなかったので、残りはリーマーでグリグリ。



おもむろに固定してみる。
コアサポートの裏側はエンジンルーム側から簡単に手を入れられるので、ボルト・ナット留めに何ら難しい点は無い。

ステーは金属板2枚合わせになっているが、前側は黒く塗装してあるので、ワッシャ/クワ型端子と接触する部分はヤスリで塗装剥がし済み。

クワ型端子はボルトと共締め、カプラを挿し込んで完了。



両方とも固定してみた。

運転席側はボンネットオープナーのワイヤーがコアサポート内に進入する部分、助手席側はノーマル配線が届く限界位置。
左右共にココがベストの位置だと思う。



グリルを付けてみた。
クリップ穴が盛り上がっているので、グリルのステーはほぼ干渉せず。
ついでにホーン本体も絶妙にステーをかわしていたりする。





上から見るとこんな感じ。



ほとんど目立たないけど、ウチのシエンタでは目立ってはいけない。

鳴らした感じは、まさにミドルクラス車の男っぽいアレ(当たり前だが)
派手な音は嫌いだけどピーピーホーンは勘弁してもらいたい、そんな人にはお勧めの純正ホーンコンバート。

昨日までピーピーだったシエンタが、ホーンボタンを押すとベンッ!と小気味良く鳴ってくれるのを聴きながら、なぜかヒゲが生えてきた頃を思い出すのだった。
Posted at 2014/10/16 03:31:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2014年10月09日 イイね!

黄ばむヘッドライトを塗装してみた・その2

黄ばむヘッドライトを塗装してみた・その2つづきである。
元から付いてたヘッドライトは練習用となったので、一晩しっかり乾燥させたら心の準備もソコソコに、いきなり塗ってみた。

トップ画像は塗装後の乾燥中である。
使用したのはSoft99のウレタンクリア、アマゾンなら2000円ちょっとで送料無料だ(笑)

やってみたのは「最初だけ薄塗り、後は10分おきに厚塗りを重ねていく」やり方。
もちろん色々と問題が出た。


・乾燥中に縦にヒビが入り、その後乾燥するにつれてピシピシと増えていった
・タレる直前まで厚塗りすれば磨き不要らしいが、寸止め出来ずに少しタレた
・マスクもせずに狭い半密閉空間で吹いてたらラリホーになった

ヒビについては気温と湿度が最適過ぎて乾燥が進み、重ねた層ごとの乾燥スピードに差が出て割れが発生した気がする。
タレについては慣れの問題でありコレで感覚は掴めたんだが、ヒビ割れの原因の一つとして厚塗りがある気もするので、本番では適当な厚みで止めよう。
ラリホーはただの自業自得である。


一晩も乾燥させれば実用上問題無いほど硬化するので、さっそくヘッドライト交換を再度行い、購入した予備ヘッドライトを自宅に持ち込む。

クリーナーで磨いただけで、すでに十分綺麗なのが複雑な心境だ。

ウチのシエンタより年上の、平成16年(2004年)式車両から外したヘッドライトなんだが、駐車場所・環境が良かったのだろう。
黄ばみは無く、冬にメガネが結露で曇った様なシラシラ感があったのみだった。

こうして考えてみるとオークションなんかでレンズが曇ったヘッドライトが出回っているが、塗装ベースとして考えればステーなどが折損していない限り、安価であれば十分に買いなんだ、とか思ってしまう。
少なくとも今回はお買得だったのは間違い無い。

そこから更にピカールで磨いてみた。


腹立つぐらいピカピカになりやがんの。
「もうコレでいいんじゃ…」
いやいや、この状態を保つ為にクリア吹くんだろが(笑)

また中性洗剤で脱脂洗浄して完全乾燥、アマゾンからもう一回ウレタンクリアを取り寄せて、いざ本番塗装。

塗り終わり後の乾燥中。

今回は
・慣れたので特にマスキング無し
・周囲を横からグルリと2周ほど吹いて
・1回だけ薄塗り、5分ほどで厚塗り1回だけ
で塗装終了。

貧乏性なので半分以上残った塗料が非常にもったいないのだが、無理して失敗しては意味が無いので我慢。
ホンの少しだけ薄くヒビが出たものの、良く見なけりゃ判らない程度で済んだ。
難しいもんだが、とりあえず学習効果が出てるのでオッケー。


本番である今回はもう一つ作業がある。
シエンタのヘッドライトは3ヶ所で取り付けられているのだが、うち2ヵ所は樹脂カラーを介してタッピングビス留め、サイドのバンパーリテーナーに固定する部分だけがネジ留めになっている。

このネジを受けるU字板ナットを付ける部分が結構折れやすい。
元のヘッドライトも助手席側が折れていたので、2液性エポキシ接着剤で固定修繕していたのだが、オークションで手に入れたヘッドライトは運転席側が折れていた。

そこで練習台になった元のヘッドライトの当該部分を大きめに切り取って、強度に余裕を持たせた修繕加工をやってみた。

大きめに切り取って、受け側も余裕を見てカット。


目視で出来るだけ垂直・水平ラインが平行になるようにヤスリで微調整。


裏側までエポキシ接着剤を盛って完全固定し硬化を待つ。
完全硬化後は力を加えても別の部分が折れそうなほど、十分な強度になる。
U字板ナットまで巻き込んで接着しない様に注意する。
板ナットの自由度で多少の取付け誤差を吸収させるため。


その後、自宅で3日間ほど乾燥期間を置いてから、表面を2000番の耐水ペーパーで軽くさらう程度に磨き。
見た目はピカピカだが、実際には微妙に梨肌になっているのが磨いてみて判る。
ペーパーの当たり面が梨肌である事を物語っているからだ。

クリアを必要以上に落としても恐いので、完全に梨肌を落とすのでは無く適当なところで止めておいた。
そして再度、狂った様にピカール攻撃。
やっぱり塗装したままの状態より映り込みが綺麗になった。

その日の夜に車両にヘッドライトを取り付け。



そして取付けから一週間以上経過した現在。


言わずもがなの仕上がりで完成。
あとはこれで何年持つのか、である。

出来るだけ出費を抑えて、手間をかけまくり。
それでもヘッドライトが綺麗になるだけで、これほど車齢が若返って見えるとは思わなかった。
素人作業なので眼前まで迫れば「…塗った?」と気付かれるかも知れないが、数メートルも離れれば絶対に判らないはず。

照射光量は明らかに増えるし、カットラインも綺麗に出まくるし、効果は絶大だ。
ついでに多少の傷があってもペーパー掛けの際に消してしまえる。

ウィンカー部分に擦り傷があったのだが、今では自分でもドコだったか判らない。

偉そうに書いてるけど先人たちの残した情報に感謝する日々なのである。
Posted at 2014/10/09 01:45:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2014年10月08日 イイね!

黄ばむヘッドライトを塗装してみた・その1

黄ばむヘッドライトを塗装してみた・その1今まで数ケ月に一度はヘッドライトのクリーニングとコーティングを繰り返してきたんだが、さすがにそろそろ認めざるを得ない事実がある。
市販のクリーニング・コーティング剤を使っても一時凌ぎにしかならない事だ。

加えて、さらに判った事もある。
トップ画像は作業前のヘッドライトの状態だが、市販のコーティング剤を繰り返し使用する場合、以前に塗ったコートをキチンと落とさないで重ね塗りになってしまうと、いずれコート自体が割れたり黄ばんだりしてくる事だ。

対症療法ではラチがあかないので、本腰を入れて根治治療に移る事にした。
とは言ってもヘッドライトを新品に交換するのは究極の選択であり、費用対効果=コストパフォーマンスの面では少し頂けない。
なので、巷でプチ流行りのウレタン塗装によるクリアコーティングをする事に。

しかし慣れない作業に加えて塗装すんだから、時間をかけてキチンと行いたい。
ヘッドライトを外してしまうと、少なくとも夜間はクルマに乗れなくなる。
んなワケで、まずはオークションで安価でソコソコの身代わりヘッドライトを探してみるコトに。

ちょうどハゲ競売にて前期型のHIDヘッドライトが左右で出品されていた。
\2500/個と手頃な価格で、レンズは運転席側は結構シラシラしているが、助手席側はそれほどでもない。
大きな傷も無く、バーナーからバラスト・ハーネスまで全部付いているので部品取りと考えてもお買得に思えた。

出品者を見ると同じ奈良県だったので、ダメ元で手渡し可能か問い合わせるとオッケーの返事だったので即買い。
翌日には引き取って持ち帰り吟味してみるが、助手席側はコッチをベースにした方が良さそうな感じ。


そう思いながら運転席側を見ると、シラシラとしているが磨けば何とかなりそうな気配がする。


問題はオートレベリングが載る前の型(車検証の排ガス記号がCBA)なので、ハーネスが合うかどうか。
ところがレベリングモーターのコネクタは全く同じで、来ている配線の数も同じで色も同系色。
ひょっとしてマニュアルレベリングとハードは同じじゃないかと思い、配線図を確認した後に載せてみたらキチンとオートレベリング動作するじゃないか。
ヘッドライトユニットのハーネスを新旧で入れ替えれば、何の支障もなく車両側と接続できたので、今後の選択肢も広がった気がする。
少なくとも前期型ではオートレベリングの有無に関わらず、何を買っても載せ替え出来るのだ。


さっそくヘッドライトの入れ替え作業を行い、夜も更けてきてたものの残ってたクリーニング剤を使ってシラシラなレンズを磨いてみた。

めっさ綺麗になりやがった(笑)

やっぱこれを本番用にしようって事で、まずは元から付いてたヘッドライトを水洗い洗浄。
ハーネスがブッタ切りなのは予備ライトとハーネスを入れ替えたからである。


自宅に持ち帰って風呂場にコモり、耐水ペーパーで古いコーティングを全て削り落としに入る。
まずは超荒手の240番でゴッソリ削ったんだが、黄ばみが混じった汁が出る出る(笑)
完全に削り落とせたところで未処理ライトと比較撮影。

ホントなら透明になってくれるのか不安になりそうだが、人柱となった先人たちの情報のおかげで恐るる無かれ。

その後、600/1000/2000番と不必要なほど慎重に番数を上げていき、2000番終了後に乾燥させたのがコレ。

まだ少しシラっとはしているが、透明になってくれそうな予感はアリアリに。

ネット上では綺麗に仕上げなくてもクリアを塗れば透明になるから問題ない、とする意見もあるが、磨き傷が残っててクリアが乗るってことは屈折率が違う物質が幾重にも重なった部分の傷を透過するんだから、気付きにくい乱反射が起こりまくりになりそうで気持ちが悪い。

なので最後は布きれとピカールで鏡面仕上げにした。
2000番仕上げとピカール仕上げの比較画像がコレ。

やっぱ精神衛生上もコッチがいい気がする。

最後にピカールも含めて油脂汚れを中性洗剤で念入りに洗い落とし、長時間自然乾燥モードに入るのであった。


つづけ!(笑)
Posted at 2014/10/08 16:47:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ

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自分のシエンタ用、備忘録 主に自作電子回路の話とパーツレビューなど 整備手帳の存在を知らぬままブログだけで書き綴ってきてしまったので、移行するのも面倒だ...
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