2021年01月20日
チェルたん用湯たんぽのお湯が沸くまでTVでも見ようかと思ったら、タイタニック号沈没事故の真相に迫る!な番組を放送していた。
豪華客船タイタニック号の悲劇はあまりに有名であるが、実は3姉妹の真ん中だったという事はあまり知られていない。
第1次世界大戦勃発により豪華客船ではなく巨大病院船として活躍する事となり、奇しくもすぐ上の姉が氷山と衝突したのと同じ右舷船首部分で機雷が爆発して沈没した末妹ブリタニック号も・・・彼女だけオリンピック級が2代目&1930年には3代目も建造されている事も含めて・・・興味深いものがあるが、ハチロータ的には色々ありながらも天寿を全うした長姉オリンピック号を推したい。
妹達よりも10cmだけ小さく、世界最大の客船という称号を早々にタイタニック号に譲ったオリンピック号だが、処女航海でタグボートを巻き込みそうになったりタイタニック号沈没事故の前年には英国海軍の巡洋艦と衝突して(巡洋艦の)艦首を粉砕したり、関係者の事を考えただけで胃がキリキリ痛み始める事案には事欠かない。
中でも特筆すべきは第1次世界大戦勃発により病院船へ転用された後、自分を狙って魚雷を撃ってきたUボートを体当たりで撃沈した事だろう。
これは第1次世界大戦中に民間船が軍艦を撃沈した唯一のケースだと言われており、魚雷回避後に退避しなかった事に批判もあったが、当時の船長はアメリカ政府から勲章を授与されている。
そんなオリンピック号は第1次世界大戦が終結すると再び客船として就航し、大西洋の横断回数は500回(!)にも及んだ。
また、病院船時代のUボート撃沈の武勲もあり、晩年には「Old Reliable(頼もしいおばあちゃん)」の愛称で親しまれたという。
夭折した妹達の分まで逞しく生きたとか、頼もし過ぎるぜおばあちゃん!
長生きするならこんなおばあちゃんになりたいものだが、タグボート巻き込み未遂&巡洋艦とごっつんこの類似イベントは全力で回避しなきゃだ。
本日の走行距離:34.4km
Posted at 2021/01/20 22:41:58 | |
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