ハチロータが小学生の頃、隣町に住むじい様の家に小さな本棚があった。
標準的な厚さのハードカバーを10冊も並べれば一杯になる位の棚が2段、上段には従兄弟が持ち込んだルービックキューブやソフビの怪獣が置かれていたので本棚として使われていたのは下段のみという事になるが、そこにじい様がこつこつ集めた太平洋戦争コレクション(ややニューギニア戦線寄り)が並べられていた。
文庫や新書サイズが大半を占める中、一際分厚く目立っていたのが島田覚夫『私は魔境に生きた』で、町の書店に頼んで取り寄せてもらったはいいものの過酷な行軍や仲間の死の描写以前にその分厚さと重さに耐えられず結構早い段階でリタイアしたという話をじい様から聞き、牧島貞一『悲劇の海戦ミッドウェー』を読了した所だった孫娘は何としても読破しようと心に決めた。
地元の人も魔境と呼んで近付かない地域だと知らず潜伏した為、昭和29年まで敗戦を知る事なくほぼ自給自足の生活をする結果となった日本兵の体験記は非常に興味深く、戦闘が絶え農場作りが始まった辺りからは不自由を創意工夫で何とかする描写が増えて読み進める速度も上がり、割とあっさり昭和30年の帰国まで辿り着くという決意何それどんな味なオチだったが・・・。
不自由を創意工夫で何とかした中に、「獲れた時正月」というのがあった。
潜伏中とはいえ正月は御馳走を食べて祝いたいが、タイミングよく肉が得られるとは限らないので、狩りが成功した時を正月として祝おうという発想の転換である。
何で突然こんな事を書くのかというと、昨夜、母上から冬至南瓜について提案があったのだ。
母
「・・・そう言えば、ハロウィンの時、電子レンジでカボチャを調理してたわよね?」
ああ、
アレ?
簡単だし洗い物も少なくて楽だったよ(^^*)
母
「できれば、冬至もあんたにお任せしたいんだけど*(´∀`人)」
・・・え、今から?
簡単だから材料があれば作れなくはないけど・・・(゜゜;)
母
「それが、カボチャ買い忘れちゃって<(´∀`;)テヘ」
買いに行く所からかい!\(`Д´;)ビシー
小豆は缶詰の在庫があるので、今年はスーパーでイイね!な感じのカボチャを買えた日が我が家の冬至となる事が決定した(^^;)
とは言え、クリスマスケーキはしっかりばっちり食べたいので、カボチャ探しは明後日から始めようと思う(笑)。
本日の走行距離:34.6km
Posted at 2022/12/23 23:49:58 | |
トラックバック(0) |
雑記 | 日記