タイミングチェーンアッパーカバーパッキン交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
ずっと放置してた面倒な作業をこの連休にがんばろうと決めていた(^^;
予定してたシルバーウィークはしっかり晴れ続き♪ さすが晴れ男(笑
今回の作業、できればパスしたいんだけど、すぐに寒くなってまた来年!なんてことになりかねない。
何するのか?
オイル漏れ修理です!
とくに左バンク前側から、オイル量が減るほどではないので結構放置してました。
原因特定できてません(笑
上から下から覗いてみるも??けっこう上のほうから漏れてるようだが残念ながらタペットカバーパッキンではない。
6気筒モデルに定番のオイルフイルターマウントパッキンなんて存在しないし、エンジン前側の上の方でオイルが漏れる箇所はタイミングチェーンカバーが有力候補。
他にあるとすれば、オイルフイルターにいってるメッシュホースの取り出しとリターンだけど、もっと上から漏れてるように見えるし、ここも面倒で交換したくないから違うと断言しよう(笑
って、ことでタイミングチェーンのアッパーカバーのガスケット交換です☆
M62エンジンをメンテするときには、上部のエンジンカバーを取外します。
タワーバーもね。
イグニッションコイル、プラグ外し。
タペットカバーの剥げ酷いっしょ。
タペットカバーを外すにはカバー上部のメインハーネスボックスを浮かす必要があります。
これがまた大変な作業でして、ボックスとノズルが一体になっちゃってるのでノズルを外す作業だけで一日仕事になります。
けど、hiroさんの540の場合はボックスをちょいと加工してるのでボックスを固定してるナット2個を外すだけで、この写真のようにノズルを外すことなくボックスを浮かすことができます。
これだけでも8時間の時間短縮!
2
ハーネスボックスを浮かして紐で固定します。
この写真の状態になって初めてタペットカバーを外せます。
取り出し成功☆
タペットカバーのパッキンもそんなに年数経ってないので、まだ軟らかくて再利用可能な感じでした。
この状態で目的のタイミングチェーンアッパーカバーを外せるかな?って、甘い考えを持ってたのですが・・・
どう見てもウオポンに干渉して摘出できそうにない。
仕方なくファンやアッパー/ロアホースなど邪魔になるパーツを外しはじめる(面倒爆
この時点で超面倒になってきた・・このまま戻して・・・(笑
3
ウオポンを外すには、こんな何チャラバルブのパイプも外す必要があります。
他にもあんなのやこんなのも外して・・(爆
ウオポンは6本のボルトで留まってるんだけど、一番下のボルトがクランクプーリーが邪魔して手が入りづらいんだよな。前に外したときも苦労した気がする。
ウオポン外す前にどうしようかなって思ってたのだが、たしかウオポンのパッキンって紙だよなぁ・・
まさかウオポン外すことなんて想定してなかったので当然準備もしてない(--;
悪い予感だけは的中するもので、しっかりパッキン破れました(汗
4
カムセンサーなどのアッパーカバーに付いてるパーツを外してからカバー摘出!!
御多分にもれずゴムぱりぱり・・・
洗浄して ← これがまた大変なんだわ。。
今回の作業でパーツクリーナー何本使うだろ(笑
パッキンを挿入したら、しっかり液体パッキン塗りたくって元に戻していきます。
さて、並行してこんな作業も・・
5
タペットカバーの再塗装♪
前の塗装はパリパリに浮いてたので、スクレバーで簡単に除去できること・・(笑
適当にキレイして脱脂。
今回はアルミとかにも使うプライマーを厚手に塗ってみました。
そして前回も使った赤の結晶塗装。
塗装してそのまま放置し乾燥してもいいのですが、塗装してすぐにホットガンで熱をかけちゃいます。
乾いてくるとキレイにチヂミが入った結晶塗装に♪
この塗装のいいところはもう一つあって、塗りが適当で塗装だれなんかが少々あっても、下地が適当に処理してあっても、縮れが入るからまったく目立たなくなるので不精モノでもOKなのよ!(笑
一応、タペットカバーパッキンはまだ大丈夫そうでしたが、せっかく新品を準備してるので交換します!
タペットカバー取り付け☆
プラグ取り付け☆
イグニッションコイル取り付け☆
プラグ直アース、アーシング取り付け☆
左バンク完了☆
でも、もう腰ボロボロ・・・
右バンクやりたくない。
ってか、水回り戻すのもパスしたい(爆
6
しかたなく右バンクを☆
右バンクはサクションチューブやエアフローとかで隠れて汚れが上から見え難いのだが、やっぱりきてますね!
此方側は下までオイルが垂れるまで至ってないんだけど、アッパーカバーのパッキンがダメになってるのは明らかだ。
左バンク同様にタペットカバーを摘出して準備に入る。
だけど、腰痛いので超スローペースになってくる☆(笑
開けてから気が付いたのだが、右バンクにはタイミングチェーンの油圧テンショナーがカバー下サイドから入ってた。
最初、気づかずにカバー摘出しようとしたら何かが当たって出てこなかったで発見。危ないあぶない!
チェーンテンショナーは19mmのロングソケットを首振りラチを使って、サイドから差し込むことで外すことが可能ですが、テンショナーを抜いたときにチェーンガイドが落ちないようにワイヤーで引き上げておきました。
しかし、道具って大事だなぁ~
メガネや通常のボックスでは入りません。
摘出完了☆
7
洗浄して、新しいパッキンを取り付けます。
あとで漏れるとイヤなので、軽く液体パッキンを駆使。
清掃してから取り付け☆
パーツクリーナーで上から下へ流すように。汚れのキツイところはウエスと歯ブラシを駆使します。
この清掃って大事なんですよ。
キレイにすると気持ちがいいってだけじゃなくて、新たな漏れや異常の早期発見にもつながります。
だけど、この清掃がめっちゃ時間かかるわけよ・・
左バンク同様にタペットカバーを再塗装し、シール類は新しいものを使用します。
プラグやイグニッションコイル等を順番に組み付けていって、本来の目的のタイミングチェーンアッパーカバーのパッキン交換は左右とも完了した♪
8
さて、当初工程になかったウオポン外し。当然パッキンを用意してるはずもなく、キライなDに仕方なく電話するも営業はしてるくせにパーツを管理する人間がいないから在庫の確認さえ不可なそうだ、、プイっ!!
アチコチ緊急手配をかけようとも思ったが、いずれにしても連休明けになっちゃいそうなので・・・
無いモノは作れ!!
いい言葉だなぁ~。プライベートチューナーの基本です☆
ベースガスケットシートから切り出しました♪
ウオポン無事取り付け完了。
ここでジャッキアップしてアンダーカバーを外し、落としたスクレパーを救出☆(笑
いや、下回りの清掃。
ファンベルト取り付け☆
何ちゃらバルブのパイプ取り付け☆
ラジエターホース取り付け☆
サクション等、その他モロモロ・・・取り付け☆
忘れ物なし!! (指差呼称爆
水入れ☆
エンジン始動OK!!
水漏れなし。
オイル漏れなし。
異音なし。
一応、問題なさそう♪ (エア抜き甘かったかな?)
腰いたっ!!
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