リアブレーキ大型化計画２ ダブルキャリパー化

ローターを大きくし純正キャリパーを外側へオフセットさせただけではパッドがローターの内側に当たりません。
なのでキャリパーを追加しダブルキャリパー化します。交換ではなく追加する理由は純正キャリパーにサイドブレーキ機能があること、それから後輪はナックルの前側にキャリパーがある方がかっこいいという単なる設計の好みからです。
選んだのはAPのキャリパーCP6600 330ローター対応です。

先ずは採寸します。取り付け位置はこの場所。ボルトは高張力鋼の純正より長い物を反対向きに取り付け、ノギスでボルト間ピッチを計ります。この場合ボルトの外から外までが110mm,ボルト径が10mmなのでボルト間ピッチは100mm。こんな感じで進めていきます。

採寸が終わればアルミのL材で仮製作してみます。キャリパーを仮付けして問題がないか確認します。
一品物なので精密な設計図を描くよりこの方が早くて確実です。

仮製作したブラケットに合わせ本物を作ります。以前スバル車用に製作していたブラケットを再加工することにしました。
大きな削り出しが必要な部分は金属加工会社に依頼しました。
細い部分はエアツールで削って車体に合うようにしていきます。

削っては車体に合わせ、削っては車体に合わせ、何度も修正します。

完成したブラケットは落ち着いた色に塗装しました。取り付け状態です。

キャリパーを取り付け問題がないか確認します。ちなみにこのブラケットは更に大きなキャリパーにも対応可能となっています。

ダブルキャリパー完成図。
ローター、ブレーキホースを取り付けエア抜きすれば完成です。
今回はかなり時間がかかりましたがイメージ通りの物ができました。見た目もかっこよくなったかな。大きなブレーキは男のロマンなのです。
フロント６ポッド340 ローター リア４ポッド330ローターの組み合わせになりテスト走行が楽しみです。