良則のブログ一覧

もの凄く見辛い画像ですみません。

これは何？って感じですけど（笑）

先日書いた部品、アウトレットパイプの一部の写真です。
分かりにくいですけど、円の中心に９と８の文字があって、間に矢印があります。その矢印は１０を差しています。数字は１から１２まで並んでいます。
つまり、１９９８年１０月の製造と言う事を表したものです。
私の車は９９年式ですから、部品単体の製造月としてはこんなものでしょう。
鋳造部品や、射出成型する部品には付けられている場合が多いです。
部品や、メーカーによって表現方法はマチマチです。
この部品はとっても分かりやすい表現方法ですね。

さて、何でこんな表示が必要なのか？って事ですけど
トレーサビリティのためです。
平たく言えば、良品と不良品の選別に使用します。

実はですね、鋳物や射出成型の不良って、固まって出る場合が多いんですよ。
鋳物などは酷い場合５０％とかになります。（内緒ですけど）
でも、鋳物屋さんって、「また溶かせばイイや！」って、罪悪感が薄いのが問題です。
不良品が出るのは、色々と要因があるのですけど、それを選り分ける場合の重要な手段となります。

タイヤにも製造年と何週目に製造したのか刻印されているのはご存知だと思います。

色々な製品の製造年／月が分かるかもしれないと言う豆知識でした（笑）

１１日～１９日にかけて、ディーラーに車を預けて、Ｘ３０８の癌であるカムチェーンテンショナの交換をしました。
ここに至るまで、色々とありましたが・・・
無事に交換出来て良かった！
これで、（エンジンは）安心して乗れます。

さて、テンショナを交換するためには、エンジンのフロントカバーを外さないといけません。
そうなると、エンジンの前側に着いている冷却関係の部品をゴッソリと取り外さないと作業そのものが出来ない訳です。、で、外してもらっていた訳ですが、作業途中でディーラーさんから連絡が入りました。
「数点、交換をお勧めしたい部品があります」と言う事でした。
その部品の一つがこの、アウトレットパイプです。
処分してもらえば良いものを、持ち帰ってしまいました（笑）
樹脂製なので、経年劣化により亀裂が入る事があるので交換を勧められました。
まぁ、いつかは交換しないといけないとは思っていた部品でしたからそのままお願いして交換してもらいました。


では、何故こんな部品を持ち帰ったのか？って思いますよね。
そう、家に置いておいても邪魔なだけです（笑）
この部品をスケッチして図面化しておこうと思います。
出来ればですが、対策品の図面が出来たら良いなって・・・
コストは掛かるでしょうが、アルミのパイプや削りだしの部品で作れたら耐久性は飛躍的に向上します。

たったこれだけの部品なのですが何でわざわざこんな形状にしたのかな？って感じる部分が多くあります。そうするには、何か理由があるのでしょうが、それが理解出来れば面白そうです。
今まで、見たことが無いＯリングが使われていたりするので、ちょっと調べてみたいと思います。
どこまで（気持ち的に）ジャガーの設計者に近づけるかですね。
ボチボチやってみます。