燃料ポンプ交換

燃料ポンプも疑わしいです。これが経年劣化やポンプゆえブラシ等の固着などで燃料が送れなくなるとエンジンは止まります。

もちろん燃圧がどこかに抜けてる可能性もありますし、リレーなども容疑者です。

一度も変えたこともない部品ですし疑わしいので交換作業を行います。


※ガソリンを扱う作業ですので細心の注意が必要になります。


ラケッジを開ける所からスタートです。

補助タイヤなど邪魔なものをどかし、10ｍｍナット2箇所で留まっていますので外します。

向こう側もリベットで止まっているので内装剥がしなどで外します。

そのまま持ち上げちゃうとリベット飛んで行きます。

ぇぇ飛んでいきましたよー！

ポンプのカバーが現われます。

ネジ3個で留まっているのでプラスドライバーで外します。

ポンプが現われました。汚れが凄い。

ガソリンタンクの中にゴミが入るとトラブルの元なのでまずは清掃です。

ちなみにカバーの淵は鋭いので手袋しながら作業しないと手を切っちゃいます


汚れが取れたらコネクターを抜いてカバーを外します。

おっとその前にフューエルキャップを緩めて内圧を逃がしておきます。

これをしないと中の圧でホースからガソリン飛び出てきます。

注意：ここからは火気厳禁です。静電気が発生するものも厳禁です。


燃料ホースが２本出てるので抜きますが、すぐに割れてしまいそうな爪が付いています。注意しながら爪を両側から挟んでジワジワとホースを抜いてゆきます。自信のない人は先に爪買っておく方がベター


抜くとホース内のガソリンが少し出てきます。　ウエスひいて吸わせときます。


抜けたら８個の８ｍｍボルトを抜いてゆきます。（落とすともう取れないので注意）

ボルトを外すとポンプ本体が抜けます。

フロート等が付いてるので引っ掛けないように上手に抜きます。

抜いたらタンクにゴミが入らないように何か被せます。

ネットで購入したノーブランド品フューエルポンプ　１年保証で汎用ストレーナー付き

「ポンプのみ」なので組み替えが必要になります。

それでは組み替え編です

まずはポンプを支えているストレーナーブラケットとインシュレーター（内ゴム）を外します。　３個の爪で引っかかってるだけなので軽く押せば取れます。

①ポンプにつながるコネクターを外します。固いですが割らないように外します。

②短いホースをペンチなどで留め具をずらして抜きます。

抜けましたね。

汎用ストレーナーと純正

大きさがまるで違うけど役割は果たしてくれそうなので問題ないでしょう。

ちなみにストレーナーを固定する小さな金具をはめ込むのに手間取りました。
めっちゃ固い。固い上に小さいので何回も飛ばしちゃった。飛んでいっても探せる場所で先にはめ込んでおきましょう。

ネットのノーブランドなので曲者です。
コネクターが入らない。形が合わないんじゃなくて形状は合ってるけど微妙にきつくて押し込めない。

ポンプをセットする前にコネクターを抜き差し出来るように少し削って入れてみて、少し削って・・・を繰り返す。

あとは逆手順で組み付けるだけです。

ポンプを入れてホースを刺す。金具を留める。コネクターを刺す。ストレーナーをくっつけて爪がパチンと留まったら組み付け完了

最初の位置に戻して８本ボルトを対角線締めする。

燃料ホースをつなげる。

コネクターをつなげる。

燃料キャップを忘れないようにちゃんと閉める。

ポンプカバーを閉めて元に戻して完成

いつか必ずやらなければいけない作業の一つなので良いきっかけでした。


言い忘れてましたがガソリンは減らした状態でやった方がいいです。