あれから１ヶ月…

先の水害から１ヶ月が過ぎ、復興も徐々に進み、生活も元に戻りつつあります。
当初は災害救援車両優先だった通行規制も緩和され、一般車両も被災地に入ってこられるようになったこともあり、野次馬とおぼしき観光客(?)が…被災した家屋(その家の住人は水害で亡くなった)の前に車を止めて、笑顔でＶサインしながら写真を撮っている事実を知ると‥
被災地の為に汗を流してくれているボランティアの方々や、復興支援に大いに力を発揮して頂いた自衛隊の方々に対する感情とは真逆の思いが湧き起こるのも当然で…
これが東日本大震災の時に報道されていた野次馬の実態なんだなぁと思い、非常に残念に思いました。

現代社会に欠けてしまっている"自分さえ良ければ"とか"他人の感情を推し量ることの欠如"が当たり前になりつつあり、こういうことがエスカレートすれば社会が衰退して行くのは明白で…
どこかでリセットしないと、このままでは大変なことになる(取り返しがつかなくなる)と危惧せずにはいられません。

日常生活においても、個人情報保護(?)の目的からか…玄関先に表札も掲げず、まるで隠れ住んでいるかのごとく暮らす人々に、現代社会が苛まれてしまっている闇を感じずにはいられません。
車で走っていても同じです。
右左折時にウィンカーを出さずに曲がったり、薄暗くなってもライト(ポジションを含む)を灯けることをせず、他者の迷惑を考えない輩(やから)に…
正直、かなりウンザリしています。

災害に遭うことは確かに不幸な出来事です。
しかしながら、現代人(現代社会)が忘れてしまっている"他人を思いやる気持ち"等の(人が生きて行く上で)最も大切なことを思い出させてくれることも事実です。

理想はあくまで、災害等を経験しなくても「最も大切なこと」を意識しながら生きて行ける社会になることですが…
現実はやっぱり難しいんでしょうねぇ(=_=;)

私も今回の災害を経験し、日常生活で忘れてしまっていた"大切なこと"を再度思い起こされました。

今までの人生を振り返ると、「いつ命を落としても悔いの無い生き方」で生きてきた自分ですが…

これからは(災害を経験した貴重な体験を生かし)もっと他人の役に立ち、必要とされる生き方に変えていけたらと思っています。