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2013年01月15日

モンベルのアルパインクロージング

モンベルのアルパインクロージング 連休3日目は、前日・前々日と違い大荒れの天候となりました。
 
私の地元では幸い積雪はありませんが、午後からは強風が長時間吹くなど影響が出ました。
 
積雪による影響が出ている場所もありますので、15日も交通機関の影響が心配になります。
 
朝はいつもより早めに移動するのが良いかと思います。
 
 
話は変わり、12日にモンベルショップで購入した山具の話です。
 
 
 
 
モンベルのストリームジャケット。
 
前回のブログでピッケルを購入した話を書きましたが、実は一緒に冬用のアウターも購入していました。
 
このジャケットは、厳冬期の高山にも対応した防水・防風のアウタージャケットです。
 
ゴアテックスを採用しているので、外からの水や風を完全に防ぎつつ、蒸発した汗を外に逃がすという防水透湿性を備えています。
 
登山用のアウターとして同じくゴアテックスを採用したレインウェアも存在しますが、レインウェアと冬用アウターはパッと見は同じような物なのに値段は随分と開きがあるように感じます。
 
これには理由がありまして、レインウェアは基本的に雨の時や風が強い時など万が一の時に使う事を想定していますが、冬用アウターは雪山の行動着として常に着ている事を想定しています。
 
つまり険しい場所やきつい勾配でも長時間常に着続ける事を想定しているので、蒸れを防止するための通気用のベンチレーター、万が一転倒したり滑落した時の滑り止めが施された表面生地、ヘルメットやフェイスマスクやゴーグルの着用を想定したフードおよびカフなど冬用ならではの機能が備わっています。
 
 
このジャケットを購入する前、私は店員さんにたくさん種類があるアウターのどれを選ぶべきか相談しましたが、事前に目星を付けて3種類に絞って行ったので比較的楽でした。
 
目星とは、ゴアテックス採用モデルである事と、裏地に保温材などを用いない1枚地のアウターである事でした。
 
モンベルにはゴアテックス採用モデルの他に自社で開発した独自の防水透湿性素材を採用したモデルがありますが、こちらは値段が安く魅力的なものの機能的にやや見劣りする部分が見受けられたので、今回はパスさせてもらいました。
 
裏地無しの理由は、どうせ重ね着をするから意味があまり無い事と、保温用の裏地があるとそれだけ透湿性が不利になりそうという理由があったためです。
 
あと、登山用アウターは裏地無しが主力になっている事もあります。
  
これらの条件を考えると、最新モデルで今後のフラッグシップモデルになるであろうストリームジャケット、テレビ番組などでも頻繁に見られる人気の軽量モデルのダイナアクションパーカー、ゴアテックス採用ながら低価格と丈夫さを両立したコストパフォーマンスが高いフレネイパーカーの3種類となりました。
 
とりあえず、この3種類全てのモデルの試着をさせてもらいましたが、予想以上にそれぞれの違いがハッキリとしていたので、今回アウターを選ぶのに店員さんのアドバイスは非常に参考になり助かる部分がありました。
  
まず試着したのはフレネイパーカーで、このモデルは3種類の中で最も廉価なモデルです。
 
ゴアテックスを採用しながらも、ストリームジャケットよりも1万円以上安くコストパフォーマンスの高いモデルです。
 
平均重量は475gと、同じくゴアテックス採用のレインウェアより若干重いですが、冬用アウターとしては充分軽いモデルではないかと思います。 
 
試着で私はLサイズを着ましたが、割りと余裕のあるサイズの感じになりました。
 
これはサイズが大き過ぎるというわけでは無く、重ね着や運動性を考慮した結果だろうと思います。
 
何より安いので、このモデルでも充分かなと思いましたが、残念な事にこのモデルはコスト重視のせいか通気用のベンチレータが省略されていました。
 
ゴアテックスとはいえ、ベンチレータがあった方が各段に蒸れやすさは解消されますから、いくら安くても通気は出来た方が良いと思います。
 
 
次に試着したのはダイナアクションパーカーで、このモデルは非常に人気でメディアへの露出も多いモデルです。
 
このアウターの最大の特徴は、冬用アウターとしては非常に軽量な事です。
 
平均重量400gはレインウェアに迫る軽さで、見た目もレインウェアによく似たモデルのように感じます。
 
軽量な分、動きやすい生地になっておりクライミングなど動きの多い運動に用いられる事も多いようです。
 
あと生地が若干薄いので、他のモデルよりも透湿性で有利になるであろうとも説明をされていました。
 
軽さを生かし、冬以外にもレインウェアとして使う方も結構いるようです。
 
試着で私はLサイズを着ましたが、全体的にややタイトな作りのように思いました。
 
フレネイパーカーが余裕ある感じだったので、違いが非常に明らかで驚いてしまいました(´∀`;)。 

ただしタイトと言ってもきついわけでは無く、腕を上げたり身体を捻ったりしても決してきついと感じる事は無いので、元々このモデルがタイトなモデルという事なのでしょうね。
 
 
最後は今回購入したストリームジャケットで、今回の中では値段が最も高いモデルですが、3種類の中で平均重量が500gと最も重量が大きいモデルでもあります。
 
多少重いですが、1枚地なので裏地付きのモデルよりかは当然軽くなっており、ダイナアクションパーカーよりも重いぶん生地に余裕があり、耐摩耗性などの丈夫さも非常に優れているモデルです。
 
こちらの試着も当然Lサイズですが、最初はサイズを間違えたのでは?と思う位余裕のあるサイズでした。
 
フレネイパーカーよりも更に余裕があるので試しにMサイズも着てみましたが、一見Mサイズでも問題無いように思えました。
 
ただし腕を上げたり試しにザックを背負ったりすると、Mサイズでは丈が足りないという事になりLサイズが適合サイズなんだろうという事になりました。
 
余裕あるサイズの理由ですが、ダイナアクションパーカーは厳冬期登山に加えて激しい運動も考慮した運動性の高いモデルですが、ストリームジャケットは厳冬期登山の特に長期縦走用に特化したモデルであろうという事でした。
 
つまり、同じ厳冬期登山用でも、特に丈夫さに優れたモデルがストリームジャケットという事になるという事になります。
 
私の使い方を考えると、山歩きで激しい運動という状況は考えられないので、ベンチレーターの有無などを考えるとストリームジャケットがふさわしいという結果になります。
 
こういった理由でストリームジャケット購入となりました。
 
 

 
ストリームジャケットの特徴として、胸に大きな2個のポケットがあります。
 
冬用のハードシェルグローブやゴーグルを余裕に収納する事が出来ます。
 
あとジッパーに近い中心付近にポケットがあるので、意外に腕を動かさずに済むという利点もあるらしいです。
 
ちなみに内側にもポケットがあり、収納性にも優れたモデルのようです。
 
 

 
脇の下部分がジッパーで大きく開き、ベンチレータとして機能します。
 
寒い中でも完全防水のカッパを着ていると、自身の汗でびしょびしょになる事があります。
 
冬で汗で濡れるというのは非常に危険な事で、これは即生命の危険にも繋がります。
 
透湿性を備えたゴアテックスが一般に浸透した結果、こういった危険は回避され多くの登山家の命を救ってきたと言われています。
 
確かにゴアテックスのウェアを着ていると蒸れにくく感じますが、完全に蒸れを防ぐことは難しく、時に若干暑く感じたり蒸れたりする事もあります。
 
こういった時、脱ぐことが出来れば良いかもしれませんが、命を守るハードシェルをおいそれと脱ぐわけにはいかない場合もあります。
 
こういった時に通気口があれば汗を素早く乾かす事が出来るわけです。
 
こういった機能はあった方が断然良いと思います。
 
フレネイパーカーでは、それが省略されていたのが残念でした…値段は大変魅力でしたけど。
 
この他にもカフ部分にもベンチレータが設けられており、自身の息で凍り付いたりゴーグルが曇らないよう工夫がされています。
 
パーカーも大きく調整可能な部分が多いので、ヘルメットやゴーグルの有る無しに関わらずピッタリとフィットした状態を保つ事が出来ます。
 
冬用アウターはヘルメット着用も想定しているのでパーカーが大きくなっている事が多いですが、ヘルメット無しだと大き過ぎて風でバタバタしてしまう事もあるようですし、調整幅が狭いと隙間から雨や雪が侵入してしまう事も考えられます。
 
ストリームジャケットはこういった機能面にも優れたモデルである事が分かりました。
 
あとは実際の山で使ってみないと分かりませんね。
 
 
ストリームジャケットを購入したら、キャンペーン中だったのでオマケをもらいました(´∀`;)。

 
 
モンベルでは無く何故かゴアテックスからのプレゼントで、上がトートバッグ、下がタオルです。
 
トートバッグは小さいのがちょっと残念ですが、生地にゴアテックスを採用したメーカーならではの面白グッズになっています。
 
あー、でも添付していた説明書きによると、完全防水では無いようです(´∀`;)。
 
タオルは、全国一の生産量を誇る今治のタオルらしいですが、当然ながらゴアテックスは使っておらずコットンです(´∀`;)。
 
ちなみにコットンは、水に濡れると乾き難い素材なので山着として使われる事はありません。
 
コットンをシャツとして用いると汗が蒸発し難くいつまでも水分のままなので、ゴアテックスではどうする事も出来ません…ゴアテックスは水分を通さない防水で、水分が蒸発した物を通す透湿性ですので。
 
 
あとは、アウタージャケットを購入したら、下も必要という事でアウターパンツも購入しました。
 
 
 
 
アルパインパンツ。
 
こちらもゴアテックスを採用したモデルです。
 
ジャケットと同じく保温材など裏地の無いモデルを選択しています。
 
ずり落ちにくいビブタイプもありましたが、今回はオーソドックスなタイプにしました。

 
 
 
アルパインパンツはジッパーで大きく横を開ける事が出来るので、靴を履いたまま履いたり脱いだりが出来ます。
 
あと部分的にジッパーを開けてベンチレーションとして使う事も出来そうです。
 
ストレッチ性もあるので、運動性も充分良さそうです。
 
登山以外にもスキーとかにも使えそうですが、パンツの見た目が細いのでスノボだと違和感あるかもしれません。
 
 
こんな感じで今回の買い物は終了しました。
 
道具は揃いました…後は計画をして山を歩くわけですが、遭難事故が多発しているので今年は特に慎重になってしまいますねえ。
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Posted at 2013/01/15 00:35:46

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この記事へのコメント

2013年1月15日 7:56
最近のジャケットって、高機能なんですね(^^)
びっくりです。
これから、山へ行く時は、安全で無理のない計画で行ってくださいね。
昨日の雪を見てしまうと、大変なこと再認識しちゃいました。
コメントへの返答
2013年1月15日 22:17
こんばんは、noppoさん。
 
最近のウェア類は新しい技術がふんだんに盛り込まれていますので、軽量でありながら温かいなど高機能化が進んでいますよね。
最近話題のヒートテックもその1つになりますが、ブログで書いているゴアテックスなど防水透湿性素材も非常に有用な存在になっています。
防水透湿性素材は、アウトドアスポーツに限らず様々なスポーツや生活において使われておりますが、登山においては行動中に悪天候に見舞われた場合、生命の危険に直結しますので年間を通して必須の装備となっています。
 
この時期、頻繁に登山中の遭難事故のニュースが報道されますね。
同じ趣味を持つ者としては決して他人事では無い話です。
私は登山の経験は少なく技術も未熟な素人です。
素人だからと甘えるつもりはありませんが、詳細な計画を立てて、登山計画書の作成と提出、アウトドア保険の加入、万全の装備、決して無理をしないという決意、これらを守るようにしています。
登山中は勿論、登山をする前にもすべき事はたくさんあります。
 
ちょっと堅い話になってしまいましたが(´∀`;)、無理をせずにアウトドアを楽しみたいと思います(・∀・)。
2013年1月15日 12:01
いろいろ購入していた山具は冬山登山の為、だったのですね。

何故そんなに高機能な商品にこだわるのか、わかった気がします。

遭難事故が多発しておりますので十分気をつけて下さい(^-^)/
コメントへの返答
2013年1月15日 22:28
こんばんは、あ~ぼうさん。
 
最近ブログに載せている山具は冬山用の装備ですね。
とはいえ、厳冬期の高山帯に登る予定は今のところありません。
私が冬に登る所は、朝霧高原から見える毛無山が最も高い山になりますが、今後は内陸部の山にも登りたいと思っていますので、万全の準備をして計画したいと思っています。
 
以前、残雪期の急こう配の山に難儀した事があったので、ピッケルやアイゼンは以前から欲しいと思っておりました。
今回購入したウェアは、厳冬期の3000m級の山に使われるようなウェアなので、現在のわたしからすれば正直オーバースペックかもしれません。
ただしどこの山も絶対安全という事ではありませんので、今後長い目で見ますと必要な装備は良い物を使いたいという気持ちがあります。
 
明日は我が身、決して他人事では無い、車の運転と同じくらい慎重過ぎる気持ちで登山をしたいと思います。
堅い話になってしまい申し訳ありません。
2013年1月17日 19:19
こんばんは!(。・▽・)ノ

冬用のウエアはとても高価ですし、厳冬期の装備を持ったとしても、僕の車ではチェーンも装備しないと登山口にたどり着けないだろうということで、このような装備は持っていませんf(^^;)

しかし、一枚地でしたら重宝しそうですね(^o^)ゞ

僕はocyappachiさんを誘おうと思っている山の候補は、2000メートル未満の日帰りの場所を考えています(^-^)

日程はまだ未定ですが…

他の案は、蓼科山に山小屋泊のプランで行くのも、行程は短そうですが楽しそうですねo(^o^)o 

チェーンが無いと現地まで行けないとすると実現は厳しいので、暖かくなってきてからの方が安心ですけど…(^-^)
コメントへの返答
2013年1月17日 23:23
こんばんは、紅葉32さん。
 
冬用ウェアは高価ですね。
冬山登山はお金が掛かると聞いていましたけど、ウェアおよびギア類が夏山とは違い別々に用意しなければならない場合が多くありそうです。
ただハードシェルと呼ばれるアウターの場合、レインウェアのままでも大丈夫か、それとも専用品を用意すべきか、登る山によっても変わりそうですね。
気象条件が厳しい高山帯や豪雪地帯の山だったら間違いなく厳冬期装備は必要でしょうし、私がよく行くような里山だったらとても暑くて使えないかもしれませんし、万が一にレインウェアを用意しておいても大丈夫なのかもしれません。 
今回購入したウェアは、正直申しますとオーバースペックかもしれません。
でも今後はかなり内陸の山も登りたいと考えるようになってきたので、先行投資をしたつもりで決断しました。
私も自分の車では無理なので、公共交通機関を利用したり有給休暇を使って計画したいと思っています。
現実的には山小屋利用できる山域か奥深くない山でしょうけど。
 
お誘いの方お待ちしております(・∀・)。
候補を挙げて下されば、私も計画を立てたいと思いますので案を出し合いましょう。
車の方は無理しても仕方ないので、暖かい時期を待つか、それとも公共交通機関を利用するかも考えてみても良いかもしれませんね。

プロフィール

「@なべちゃん. 宝の山(・∀・)」
何シテル?   05/17 18:12
元々インドア派だったので、あまり家に籠らないようにしています。
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